オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ベーム指揮ベルリン・フィル モーツァルト交響曲集

2015-12-25 10:11:11 | オーディオと音楽
  ハイレゾ配信で聴く  ベーム指揮ベルリン・フィル モーツァルト交響曲集

 モーツァルトの後期交響曲の録音は沢山あり、名演奏・定番とされている録音も多い中で、ベーム指揮ベルリン・フィルのCD もその一つとして定着しているようです。
 今回e-onktoから flac 96kHz/24bit で配信されました。セール期間でもありましたので購入し聴いてみました。
 ベルリン・フィルを指揮した頃のベームは壮年期で、後年ウィーンフィルを指揮したような優雅さはありませんが、確実に構築された演奏として評価の高い演奏です。
 35,36,38,39,40,41番の後期交響曲が収録されています。
 何れもかっちりと引き締まった演奏と聴きました。特に41番「ジュピター」は立派な演奏で充実した音楽が聴こえます。
39番は私の好きな曲ですが、私にはもう少し穏やかな美しさが欲しいと感じました。前期の3曲も私には少し硬いかな。
 永年聴いてきていると、どうしても好みの感情が入るのはやむを得ないかと思います。
 ベーム指揮では後年のウィーンフィルとの演奏の方が私の好みにマッチします。
 ベルリン・フィルとのこの演奏は当時の一つの標準として大事な録音と思われます。

 ハイレゾとして聴いてみた音質は、CDと さほど変わらないように私には聞こえました。
音場感に少し優位さがあるでしょうか。
 SACDの発売もあるようですが、比べてみないので分かりません。

 私はワルター指揮コロンビア管のCDを聴くことが多いですが、この録音、ヴァイオリンの高音部が強調されているように聞こえるのが難点です。クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団のCDも好きな演奏です。39番は私には未だこれぞと思う演奏が見つからないでいます。
  


ハイレゾ配信で聴く  内田光子 「楽興の時」

2015-12-10 16:34:17 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  内田光子 シューベルト 「楽興の時」ピアノソナタ第7番

 ハイレゾ配信でダウンロードした、内田光子の弾くシューベルト「楽興の時」を聴いています。CDでも購入した筈ですが見当たらず、ハイレゾで再購入しました。
 良い演奏ですね。美しいと言うだけでなく、深みを感じさせます。疲れたいたある時、この演奏を聴きながら 綺麗だなーこのまま終ったら良いがなー と思ったひと時がありました。これは勿論内田さんの意図されることとは違い、反対にそのひと時を大切に生きるべきと言うことでしょう。
 ソナタ第7番も良い演奏です。
 同じシリーズのシューベルト ピアノソナタ第21,20,19番をCDで聞いてみますと、ハイレゾ配信で聴くシューベルトの曲はより鮮明で、しかも臨場感もあり、余韻も綺麗に聞えます。ハイレゾの意義はありそうだと思います。
 ハイレゾ配信を聞き出して一年が経ちました。
 最近 音が良いということよりも、良い演奏 言い換えれば好きな演奏が大事と思うようになりました。 
 新しい演奏には中々馴染めず、ハイレゾ配信に手が伸びることも少なくなったのは、老年のためかと思います。
 新しい音、演奏についていけるように時々は聞いてみようと心がけて行きたいと思っています