オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く メニューイン(V) ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

2020-04-27 09:52:21 | オーディオと音楽
 イレゾ配信で聴く  メニューイン(V) フルトヴェングラー指揮 ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 
                   ニ長調 作品61

 戦後もっとも早く来日したのが、メニューインでした。幸いチケットを手に入れることが出来て、日比谷公会堂で聴きました。初日はリサイタルだったようですが、聴いたのは「協奏曲の夕べ」でした。始めて聴くヴァイオリンと管弦楽の音に聞きほれました。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の第二楽章で突然涙が溢れてきました。どうしてだか全く分かりませんが始めての経験でした。
この時の公演、吉田秀和さんは褒めておられたようですが、他の評論家の多くは不評だったと聞いています。
 ネットでメニューインのCDを見ていましたら、フルトヴェングラー指揮の演奏がSACDで発売されていて、「当時の演奏を聴いた人は思い出すでしょう」とコメントがありました。
聞いてみようと中古品ですが注文しました。この後、e-onkyo でメニューインで検索したら、同じ録音が発売されていました。この方が早く聞けるので購入しました。

 ユーディ メニューイン ( ヴァイオリン )
フルトヴェングラー 指揮  フィルハーモニア管弦楽団
  録音 1953年 キングスウエイ ホール  ロンドン
   flac 88kHz/24bit  e-onkyo から購入

 古い録音ですが、ハイレゾはかなり良く再生されました。導入部のティンパニーから良く聞こえます。ゆっくりと落ち着いたテンポで始まり、ヴァイオリン独奏が加わります。メニューインのヴァイオリンは綺麗に緊張感をもって歌います。オーケストラはフルトヴェングラー指揮の元、豊かな合奏を聴かせます。第2楽章も美しい。只 昔初めて聞いた感動には及びませんでした。期待が大き過ぎるのでした。
録音はかなり良く再生され、歪みも無く綺麗です。モノですが豊かに、しかもかなり鮮明に聞こえます。今聞いても充分に納得して聞けると思いました。
 この後SACDが届いたので聞きました。同程度の音で聞けるかと思いましたが、鮮明度はハイレゾに劣ります。しかし豊かに大きく聞こえました。演奏もゆったりと美しく歌うように感じました。ハイレゾでは厳しさも感じましたが、この点では異なると思いました。
録音の再生では同じ録音でもソースによって、感銘の受け取り方も変わるのだな と感じました。
 ロマンス 2曲も入っています。こちらも綺麗です。



ハイレゾ配信で聴く モーツアルト フルートとハープのための協奏曲

2020-04-20 07:24:11 | オーディオと音楽
ハイレゾ配信で聴く モーツアルト フルートとハープのための協奏曲 K.299

 モーツアルト フルートとハープのための協奏曲 を聴きたくなってCDを探しましたが、見つからず。何時か処分した中に入れてしまったようです。
e-onkyo で探したら、オトマール・スウィトナー指揮の演奏が見つかりました。録音は古いですが、最新の技術で再現したと言います。

 オトマール・スウィトナー(指揮) シュターツカベレ・ドレスデン
  ヨハネス・ワルター(フルート)
  ユッタ・ツォフ(ハープ)
 録音:1975年3月18~19、23日  ドレスデン.ルカ教会
    flac 192kHz/24bit  e-onkyo から購入

 演奏は堅実で落ち着いたテンポで始まります。フルートとハープも確実に入ってきます。美しく歌っていきます。カデンツァに入るとハープの音が一段と美しく聞こえました。続いてフルートも綺麗です。
第二楽章、第三楽章とも堅実で落ち着いた演奏が続きました。
 昔聞いていた ランパル,ラスキーヌ,パイヤール,ルクレール・アンサンブル のような豪華絢爛の演奏とは異なりますが、堅実で美しい演奏と感じました。
 録音は古いですが、十分に美しく、音場感も広く、スピーカー間一杯に拡がります。最新の技術で再現した価値はあると感じました。

 管楽器のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297b も入っています。
こちらも楽しい演奏が聴けます。






ハイレゾ配信で聴く  Rシュトラウス「ドン・キホーテ」

2020-04-06 09:34:37 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く R・シュトラウス 「ドン・キホーテ」

 以前 ミシャ・マイスキーのチェロでドヴォルザークのチェロ協奏曲を聴きました。
ズーミン・メータ指揮ベルリン・フィル。2002年12月のライヴです。CDで発売され好評だった演奏です。2003年度レコード・アカデミー賞受賞盤。

 その曲の後半に R・シュトラウスの「ドン・キホーテ」が収録されています。改めて聴き直しました。
セルバンテスの名作に基づく、ドン・キホーテとサンチョ・パンサの主題に基づく変奏曲形式による「ドン・キホーテ」。
 メータとベルリン・フィルハーモニーという理想的なバックを得て、チェロの第一人者マイスキーが鮮やかな演奏を繰り広げています。
 オーケストラの整然としながら豊麗な響きの演奏が始まると、チェロの艶やかな音が加わってきます。要所要所でチェロの音が響き渡ります。登場人物を確かめながら聴くのも良いですが、そうしなくても音楽の美しさ、楽しさを感じることが出来ると思います。
 録音も良くオーケストラの響き渡る中、チェロの音も鮮やかに聞こえます。音の広がりも聞こえます。
 ジェイムス・レヴァイン指揮メトロポリタン・オーケストラのCDも良い音、良い演奏だと思いましたが、今回新しいプレイヤーで聞くと、少し鋭さを感じました。チェロの音色は控え目の感じです。
   ハイレゾ配信の有利さを感じました。