オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  仲道郁代 (P) ショパン ワルツ集

2016-12-09 13:33:25 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  仲道郁代 ショパン ワルツ集

 仲道郁代がショパン ワルツ集を録音、SACDが発売されました。
デジタル・ファイルも配信されています。
e-onkyo からダウンロードしました。moraからも出ています。
 DSDでも配信されていますが、私はflac で。
  flac 96kHz/24bit

 1842年製の古いピアノ プレイエル と最新の スタインウェイ の両方でワルツ集を弾いています。
 初めに、ショパンが弾いていたという プレイエル、渋く落ち着いた音が聞こえてきました。華麗な響きのスタインウェイの音とは全く異なりますね。くすんだ感じの音ですが鈍くはありません。一音一音しっかりと響きます。
 演奏はレトロなピアノに合わせてゆっくりか と思いきや、現代なのでした。昔聞いて思っていたのとは違い、早めの演奏でした。しかし しっかりと鳴っていました。
 仲道さんのインタビューを読むと、プレイエルの音には細かな揺れがあるそうで、それが聞こえるように録音されたそうですが、拙宅のシステムでは聞こえているのか どうか はっきりは分かりません。只現代のピアノの音よりは余韻が聞こえるような感じはしました。
 次にスタインウェイを弾いた演奏が続きます。
鮮やかな演奏で、力強く心地よい響きです。間接音も意識したと言われていますが、大きなホールの響きではなく、直接音に近いように感じました。
 ハイレゾ配信では音の歪みも無く良い音だと思います。

 レトロなピアノの音と、現代のピアノの音との対比は興味深く聞きました。

 ショパンのワルツ、「華麗な円舞曲」は70年前の青春の思い出です。
SPレコードで聞いていました。コルトーだったか、ルービンシュタインのSPも出たような、微かな記憶があります。



ハイレゾ配信で聴く  P・ ヤルヴィ指揮 NHK交響楽団   「英雄の生涯」

2016-12-03 19:06:33 | オーディオと音楽
 ハイレゾ配信で聴く  P・ヤルヴィ指揮、N響 R・シュトラウス 「英雄の生涯」

 NHK交響楽団の首席指揮者に就任したパーヴォ・ヤルヴィ が2015年2月にサントリーホールで録音した、R・シュトラウスの「英雄の生涯」、SACDでも聞けますが、ハイレゾ配信でも聞けるので、
e-onkyo からダウンロードしました。
 DSDでも配信されていますが、私はflac で。
  flac 96kHz/24bit
 演奏は颯爽として、しかも堅実。ハッタリはありません。誠実な厳しい演奏です。NHK交響楽団のメンバーも好演です。N響も上手くなったなー と実感しました。
 録音も良好で、弦も管も正確に美しく聞こえます。壮大な場面は壮大に、静かな場面は静かに、良く表現されます。会場の雰囲気感、拡がりの感じが少し少なめか、音が真ん中にまとまって聞こえるように感じました。
 この熟練した中に新鮮味を感じさせる演奏を聞くと、前に聴いた  佐渡裕 指揮、ウィーン・トーンキュンストラー管 の演奏は若さがあるようです。はつらつとした若さは良さでもありますが。
 元々R・シュトラウスは余り好きではありませんでしたが、 以前、アメリカからの帰りに、機内で繰り返し聴いた、大植 指揮,ミネソタ交響楽団の演奏も颯爽としていて耳に残りました。
それ以来いろいろな演奏を聞きましたが、今一番の好みと言えば、ティーレマン指揮、ウィーンフィル に落ち着きそうです。CDですが、録音も良いと思います。
 しかし、この曲、誰の演奏を聞いてもそれぞれに面白さがありますね。深い意味を求めると少し違いますが。