オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く  ロストロポーヴィチ(C) ブリテン(P)  アルペジオーネ・ソナタ

2017-03-28 10:34:38 | オーディオと音楽
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ、シューマン:民謡風の5つの小品、ドビュッシー:チェロ・ソナタ

 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ ( チェロ ), ベンジャミン・ブリテン ( ピアノ )
  flac 192kHz/24bit

 e-onkyo のリストに以前から名演奏として有名な録音がありましたので、ダウンロードして聴いてみました。
この録音はCDでも聞いていますが、音に満足出来ないでいました。
 ハイレゾ配信、Sonica DAC 。
 いい音が聞けました。ロストロポーヴィチのチェロが鮮やか。高音も綺麗に鮮明に伸びています。倍音も綺麗です。豊かな美しい音色で、シューベルトの名曲を歌い上げています。ブリテンのピアノも見事。音色も申し分ありません。
いいなーと聞き惚れました。
 この演奏がアルペジオーネ・ソナタの名演奏であることが、始めて分かりました。
 シューマンの小品も、ドビュッシーのソナタも見事な演奏。美しい音色。ハイレゾ配信の良さが始めて分かるような素晴らしい体験が出来ました。
 192kHz/24bitの効果があるのでしょうか。(96kHz/24bitよりも)

 デジタル録音の以前にも、良い録音の名曲は数多くあるようで、SACDになっているようですが、ハイレゾ配信でも聞けるようです。

 Sonica DAC にして良かった点がもう一つ、それはUSBメモリーで入れた曲目が、
iPadで見ると、アーティスト、アルバムで選べるように分類が出来ていることです。
作曲家+曲目のUSBメモリー以外からでも選曲出来るのは楽になると思います。


ハイレゾ配信で聴く   小澤征爾 ウィーンフィル ニューイアーコンサート 2002

2017-03-25 13:51:37 | オーディオと音楽
 小澤征爾指揮 ウィーンフィル ニューイアー・コンサート 2002年 を
 ハイレゾ配信で聴く

 2002年に小澤征爾さんが、ウィーンフィル、ニューイアー・コンサートを指揮したのは、画期的な出来事でした。その時の演奏はCD、DVDで記録され有名ですね。
 評価も高いようですが、CDを聞く限り、私には緊張感と気負いを感じます。自宅のオーディオシステムでは音質も今ひとつウィーンフィルの美しさを出し切れていないように感じます。
 私がそう感じるのには下地があります。始めてウィーンを訪れたのは1976年の年末でした。31日にウィーン国立歌劇場で年末恒例のヨハン・シュトラウス「こうもり」を聴くことが出来ました。指揮はジュリアス・ルーデル、歌手にはエーリッヒ・クンツ、クリスタ・ルートヴィヒ、エバ・マルトン などの名が並んでいました。4階席でしたが、ホールの美しい響きと美声に聞き惚れました。その中で「美しく青きドナウ」がバレエで演奏されました。ゆっくりしたテンポの美しいワルツでした。翌日のニューイアー・コンサートはチケットが取れず、ホテルでデレビ鑑賞でした。前夜の音色を重ねながら鑑賞しました。ウィリー・ボスコフスキーの指揮でした。その「美しく青きドナウ」はテンポが早めの颯爽とした、しかも美しいワルツでした。この曲も新しい時代の演奏になったのだと思いました。
ボスコフスキーの指揮はこの年まで、以後色々な指揮者が振るようになりましたが、私はボスコフスキーの演奏から離れられません。良かったのはカラヤンとクライバーでしょうか。私にはクライバーはもう少しイメージが違いましたが。
 古き良き時代のウィーンフィルのヨハン・シュトラウスの演奏から抜けられないオールド・クラシックファンです。

 ハイレゾ配信でダウンロードした 小澤征爾指揮、ウィーンフィル、ニューイアー・コンサート 2002年。
  flac 96kHz/24bit
  OPPO Sonica DAC、ゴールドムンド・プリアンプ+メインアンプ、アンサンブル リファレンス・シルバーSP。
 高中音は解像度良く、鮮明で鮮やかさが増しています。中低音はクリアーになりましたが厚みが少し薄く感じます。空気感、音場感はOPPO105より少し少なめの感じです。未だ音に硬さを感じます。滑らかさが加わると良いのですが。
総じて言えば綺麗に聞こえます。CDよりは明らかに良いと思います。
 演奏は始めに書いたように、私には今一つ ですが、最近のニューイアー・コンサートは皆新しさを求めているようで馴染めません。その中では良い方でしょうか。


LP再生とOPPO Sonica DACの導入、その後

2017-03-21 15:28:56 | オーディオと音楽
 LP再生とOPPO Sonica DACの導入、その後の様子

 久しぶりにLPレコードを聴いてみました。
 レコードプレイヤーはビクターQL-V1、カートリッジはベンツ・マイクロ リファレンス、昇圧はシェルター216 ( 廉価ですが高性能です )。
 アイザック・スターンのヴァイオリン、ロストロポーヴィチ指揮・ナショナル交響楽団 で チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。
 ヴァイオリンの美しさに圧倒されました。綺麗に伸びた高音の綺麗なこと、倍音も聞こえます、素晴らしい。
アナログはこんなに情報が入っていたのか、と改めて感じ入りました。
オーケストラの音も綺麗です。歪み無く再生出来ていました。
 ブレンデルのピアノ、ネビル・マリナー指揮・アカデミー室内管弦楽団で、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番k488 も聴きました。オーケストラのヴァイオリン群の音が綺麗に揃って聞こえました。この音が中々澄んで聞こえることはCDでは難しく、残念に思っていました。ピアノの音は少し濁り気味に聞こえるのが残念、ピアノの音はCDには及びませんでした。
 何れにしてもアナログの音色は上手く再生出来た時は素晴らしいです。ハイレゾが追いつけるかどうか。

 ハイレゾを聞いてみます。導入したOPPO Sonica DAC が段々慣れて来つつあります。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第9番K271 を聞いてみます。ブレンデルのピアノ・指揮です。オーケストラの弦の音が綺麗に歪み無く聞こえました。ピアノの音は勿論綺麗です。
 内田光子のピアノ・指揮、クリーヴランド管弦楽団 のモーツァルト、ピアノ協奏曲、4曲もピアノ、オーケストラ共に綺麗で、楽しく聞けています。

 新しいOPOOのDAC の音はかなり良いと感じています。拙宅のオーディオ・システムでは使えそうです。
 






ハイレゾ配信で聴く    ヘンデル 「メサイア」 ホグウッド、エマ・カークビー

2017-03-18 09:16:56 | オーディオと音楽
 e-onkyo のセール、ヘンデルのメサイアがリストに出ていました。
 エマ・カークビーの名が目を引きました。
昔良く見聞きした懐かしいソプラノの名前です。古典を専門に歌っていました。ホグウッド指揮のエンシェント室内管弦楽団も良く聴きました。当時は古楽器の演奏は主流ではありませんでしたから。珍しい感じで聴いていました。

 クリストファー・ホグウッド(指揮)、エンシェント室内管弦楽団
エマ・カークビー(S)、ジュディス・ネルソン(S)、、ロルフ・ジョンソン(T)、デイヴィッド・トーマス(Bs)他
  flac 96kHz/24bit

 最近では新しい楽団も増え、エンシェント室内管弦楽団は古くなったかもしれません。
2014年にリマスターとコメントがあります。
 聴いてみますと懐かしい落ち着いた演奏です。エマ・カークビーの歌声は綺麗に伸びやかに聞こえます。ハイレゾで音の伸びやかな感じ、安定した音、立体感は増していると感じます。ハレルヤコーラスも歪み無くも定位良く聞こえます。大合唱団ではありませんが。
第3部のソプラノのアリアが昔から大好きなので、懐かしく聴きました。
 ホグウッドの演奏はゆっくり目で落ち着いています。大げさではありません。最近私はアーノンクール指揮の厳しい演奏を聴き慣れているので、少し穏やかに感じました。


ハイレゾ配信 新機種導入   アンセルメ指揮  「牧神の午後への前奏曲」

2017-03-16 13:44:17 | オーディオと音楽
 新機種導入  アンセルメ指揮 「牧神の午後への前奏曲」

 ハイレゾ配信を暫くはOPPO105 DJP で聞いていようと思っていましたが、OPPOから新機種が発売されました。Sonica DAC です。最新鋭の高級DACチップ「ES9038PRO」を使用しているにも関わらず、比較的廉価です。オーディオ店を訪れた時、今入荷したばかりという機体に出会い、聞いてみることにしました。操作にはiPadが必要なので入手、iPadは蝶の写真を見るのにも使えるので、丁度開く「蝶 写真展」に利用することにしました。使ってみると、手元で簡単に操作出来て便利ですね。
 DACの方は全面のA端子にUSBメモリーを繋ぎました。ポータブルHDDでも使えるようです。
 肝心の音ですが、中高音部の精度が上がり、細密さが増しました。中低音が少し薄い感じですが、私は低音重視ではないので良しと考えています。OPPO105よりは一段良い音が聞けそうです。本来のお音が出るのには1ヶ月ほどかかるそうです。

 アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団のドビュッシー名曲集をダウンロードしました。アンセルメの指揮はLPレコード時代に話題になりました。録音が良く評判も良かったのですが、私たちのグループでは即物的な感じとして不評でした。マルティノン指揮のフランスのオーケストラの方を多く聴いた記憶があります。しかし定評のあるLPなのでコレクションには入っています。
 今回ハイレゾ配信の「牧神の午後」を聞いてみても、印象はあまり変わりませんでした。
 けだるい様な情景は浮かばず、いささか厳しさを感じさせる印象を受けました。
 音については、ハイレゾにして格段良くなったとは思えません。中高音部が緻密になり、音の揺れや歪みが無いのが良いことでしょうか。( でも、それが大事なのかもしれませんね。)
 CDでも良いかなというのが私の印象です。