ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

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猿之助さん!!

2005-12-28 07:26:52 | 歌舞伎
今朝、出がけにメールチェックしていたら友人から
扉座のサイトの横内さんの日記読んだ?との知らせが・・・

横内さんの12月26日の日記

劇場にもいらしていたのかな~?
直美さんがいつもなら、わりと前方の客席に向かって
(エピローグ時)視線を流すのに
まっすぐ客席後方へ目線を向けて、よく通る声で
「市川猿之助さん、ありがとうございました」と謝辞を述べていたので。


★2005年12月31日追記★

2005年が終わろうとしている。

1985年の12月歌舞伎座で
「義経千本桜:忠信篇」の生の舞台と出会った。

それから20年目の12月最後の日…

途中、観劇が途絶えていた時期もあったけれど、
「いつか、また、じっくりと舞台と向き合える日が来る」と
“まだ見ぬ未来”に想いを馳せながら過ぎていった日々。
その時々に課せられていたものと向き合いながら。
(それは、また、楽しく喜びに満ちたデューティではありましたが)
そして、96年末、久々に千本桜を観た。
初めて歌舞伎と出会ったときの感動や高揚が甦り
翌97年1月の連獅子(子獅子:亀治郎)の劇空間で、
細胞がザワザワと覚醒するような、強い衝動を覚えた。

また、もっと沢山、猿之助さんの創り出すお芝居を観たい!!

観客が固唾を呑んで舞台に集中する様子、緊迫した空気感。
熱い何かが渦巻いているけれど、ことりとも雑音のない客席。
鳴物の、深淵を思わせるような響き。
キマリでかかる、大向うの声もピッタリで
ワクワクというよりはゾクゾクするような・・・

その、再び走り出した96年末から
更に10年が経過しようとしている。

2006年が、来る。
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スーパー喜劇狸御殿☆メリークリスマス大千秋楽

2005-12-25 22:22:25 | その他の演劇
幸せな時間をくれた狸御殿も本日千秋楽!!
簡単にご報告を!

クリスマス仕様というか千秋楽仕様というか、
凄い事になっていたのが、白狐さん(~o~)
噂によると、昨夜、床山さんが遅くまで残業して仕込んでくれたとか・・・

金の(あれっ?シルバーだったかしら。。すでに記憶が曖昧^^;)
ガーランドを垂れ下げ、頭部前方にはサンタ人形2体と
「ぼよよーん」用の白のフワフワ?その横に一つプレゼントの箱状の
デコレーションもついてました。頭上の銀狐?の尻尾には☆、そして
何かスペシャルな仕込みがあると思わせる紐も
飾りと常の鬘の間に見え・・・(ハイ、これはクラッカーでした)

いつものように白塗り厚化粧、日清製粉?ときぬたに
罵られた後、お約束の「よくぞ見破ったな~白狐ならぬ日清製粉の
からあげ粉(狐)じゃ!!」「かりっとサクサク」←だったかな?
で「狐色」を強調し粉吹きのあと、クリスマスバージョンで、
クラッカー鳴らしてましたね。(頭上から炸裂!してました)

賞味期限ギリギリネタは、3割引の七面鳥。

「男を振る話」では、「宝塚のグランドフィナーレ」
「みんな、振ります、揃って振ります、最後まで振ります」
と、お付きの狐を従えヅカフィナーレ手振り(?)をしてました。

あと、これも順調にウケている(らしい)
直美さんの、「何?それ小林さっちゃん?紅白何歌うの?」から
(小林幸子でなく)「美川よ~」@声マネの切り返し。

レイザー破門^^;もやってましたね。。。

そういえば、昨夜は、お社の引っ込みボコっと音がしたまま
火炎放射失敗だったのですが、今日は、ちゃんと放射して
終わりよければすべて良し。ウケていたのか
あっけにとられていたのか良く分かりませんが(ーー;)
盛り上がってはいましたね、客席。

長屋裏のセリ上がりでは、「赤いきつね」持って
アゲを今にも食べよう~という様で登場。
(個人的には私はこれは過剰と感じた)
友人が終演後、報告してくれたのだけれど、
彼女の後ろの人たちが「日清製粉さん、ずいぶん協力してるのね」
と言っていたそう!!(イヤ、自前だとおもふ・・・しかも、
赤いきつねって日清だっけ?)

堀外も、(以前も使われた台詞ではありますが)
直美さんの、最後まで気を抜かないツッコミっぷりに
九重@春猿さんも、「よくも、まあ毎日手を変え品を変え・・・」
と、楽までの日々の苦労がしのばれます。
でも、この場は意外ときっちり作ってあるように私は感じてます。
やっぱり「マジ吹き」に見えるけれど、そういう造形で笑いを取る
「芝居」で、春猿さんの、「ごめんなさ~い」と後ろを向くところや
おかしくて涙がでちゃった、みたいな感じで袖を目にもっていく所など
だいたい同じタイミングかな~と。

ま、日によって「豚足の歌」♪の力み具合や
九重へ足へ絡みつく握力?は違っていたようですが・・・

カーテンコールは通常のカーテンコールのあと、
一度幕が上がり、劇場側としてはこれで終わる予定?
だったらしく、客電点いてアナウンスも流れたようですが、
楽しい時間をすごした観客たちは去りがたく
ずっと2拍子を続けていたら、もう一度幕が上がりました。

出演者もあわてて舞台に戻ったという様子で、
幕が少し上がった時、左右の袖からバタバタと舞台に戻る雰囲気が
かいまみてとれました。

そうそう、エピローグでは、
「市川猿之助さんありがとうございました。」
と直美さんが挨拶されたり、
劇中でも、本日は小栗判官だけでなく、
浅草、松竹座、マクベス!の宣伝までしてくれて・・・

宙乗りでは、昨日は「メリークリスマス」でしたが
本日は「みなさん、良いお年を」
もう、ビンビンにワイヤー揺らしてましたね、怖くないのかしら。

落ち着いたら、楽イブ、楽観劇、またアップいたしますね。
本日は取り急ぎ(私も自分が行けないときは気になる)
アドリブネタ編とカーテンコール報告のみ\(^o^)

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スーパー喜劇狸御殿☆観劇報告はこちらへ

2005-12-19 21:49:30 | その他の演劇
はい、他力本願でございます。
メイキング報告が超長文のため
(1、2共10,000文字くらい!3が5000字かなぁ(~o~))
観劇報告の記事が下がっておりますので、最新観劇&ネタ報告は
こちらへコメントお願いします(笑)

ということで、勝手ながら、おとみさんのご報告
こちらへ移動させて頂きました\(^o^)
コメント (9)

見た気になれる!?スーパー喜劇狸御殿メイキング1

2005-12-18 11:10:45 | その他の演劇
よみうりテレビで11月に放映された、狸御殿のメイキングを
文章に起こしてみました。手がしびれてます・・・(~_~;)
ヒアリング出来ない(!)文言は省略~
『  』は南光さんのナレーション
【  】スーパーインポーズで日時場所が明示されたもの
(  )内はその時流れていた映像の様子、yaya解説?など(~_~;)
< >以下はその方のコメント:一部敬称は省略させて頂いてます~

『ナレーション:桂南光』
10月の末(娘狸たちと分福@花道)
大阪松竹座では(右近、直美@花畑)
スーパー喜劇狸御殿の稽古が行われておりました。

(直美、レビューの着物でのバストショット)
このお芝居では藤山直美ちゃん
(スーパーインポーズ「藤山直美」)と
市川猿之助さんの薫陶を受けた21世紀歌舞伎組の皆さんが
(スーパーインポーズ「市川右近」@手負いの場の姿)
同じ舞台に立つというまさしく夢のような組み合わせが実現しました。
(スーパーインポーズ「市川笑也」@伏見稲荷で刀を持っている)

歌舞伎俳優の皆さんが喜劇に挑戦する、まあなんと
(スーパーインポーズ「市川猿弥」@満月祭オープニング)
素晴らしいことじゃあ~あ~りませんか~!!
(スーパーインポーズ「市川春猿」@御殿)
(スーパーインポーズ「市川門之助」←助の字が“介”と出てる(-_-;)
@御殿でスタッフから指示を受けている映像)
脇を固めるのは市川門之助さん、
(スーパーインポーズ「小島慶四郎・小島秀哉」@きぬたの部屋)
お父さん寛美さんの時代からお付き合いがある
小島秀哉さん、小島慶四郎さん、そして
(スーパーインポーズ「大津嶺子」@かがみの森)
大津嶺子さんというベテラン。

(スーパーインポーズ「藤間紫」@御殿)
扇の要ともなるのが藤間紫さん。
(オープニングの満月祭のダンス)
それではまず、喜劇とスーパー歌舞伎のコラボレーション
スーパー喜劇狸御殿のあらすじおばご紹介しましょう。

昔々とある狸の国に(オープニングレビューからきぬたアップ)
ちょっとワガママなきぬたという名のお姫様がおりました。
(織部を助けおこし、美形を認め、ほほ~という表情)
ある日森で出会った人間の若者相馬織部に
ひと目惚れしたきぬた姫でしたが(花畑で織部に尻尾を見られる)
狸であることを知られてさあ大変

(平九郎が家来に織部を殺さないよう頼む@かがみの森)
父平九郎の計らいで
(人間界へもどされる@馬上)
記憶を消された織部は、人間の世界へ戻されることに。
(織部を追うきぬたを止める雅楽平)
織部を忘れられないきぬたは、お付きの奴雅楽平をお供に人間界へ。

相馬の家に戻った織部ですが、
(織部帰還の宴~酔った卯月の方を見る織部~九重と話す織部)
母である卯月の方に異変が起きていました。
幼馴染の九重と共に心配する織部ですが
(一富士@御殿)
すべては一富士の企みにより魔物の狐が卯月の方に
(きぬたと金毛九尾の対峙@御殿)取り憑いていたのでした。

母を助けようと伏見稲荷に赴いた
(きぬたと白狐の対峙)きぬたたちでしたが、
ここを守る白狐を怒らせてしまい、
霊力を持つ御剣を貰えずじまい。(雅楽平、きぬた、織部の見得)
(織部、九重と九尾の眷属との立ち廻り)
果たしてきぬたと織部は母を元の姿に戻し、
相馬の家を救う事が出来るのでしょうか。
そして(宙乗り)、きぬたと織部の恋の行方は~。
(オープニングの満月ダンスエンディング、ふぅ~♪)

(ベニサンスタジオ)ということで、
番組がこのお芝居の舞台裏に密着すること二ヶ月以上。
スーパー喜劇狸御殿が出来上がるまでのすべてをお見せいたします。
あのスーパー歌舞伎でもお馴染みの21世紀歌舞伎組の面々の素顔を
この際ぜーんぶ見せてしまいますよ。
さらには楽屋に賑やかな連中がおしかけたり、
濃い~いリポーターが乗り込んだりと大騒ぎ。

(「演劇界のディープインパクトでございます。」BY藤山直美。)
さて、ようこそ狸御殿へ。
21世紀歌舞伎組と藤山直美がスーパー喜劇で夢の競演。
はじまり、はじまり~!

【8月25日東劇@東京:築地】

『南光』
台風11号が日本列島に迫った8月25日
ポスター用の写真撮影が行われました。
きぬた姫が恋をする人間の若君、相馬織部に扮するのが市川右近さん。
まあ、21世紀歌舞伎組のリーダー格ですな。
(ヤマトタケル、四の切のスチールとプロフィール紹介)

<右近>「私大阪生まれでございますんで、
    そこで、え~直美さんと一緒にお芝居させて頂く、
    っていうのは非常に楽しみ」

『南光』
市川猿弥さんは、奴雅楽平の役。
きぬた姫のお供をして、人間世界にやってきて大活躍、
今回一番喜劇的要素が強い役柄です。
(熊襲兄タケル、善玉、藤太のスチールとプロフィール紹介)

<猿弥>「まあ、ここらへんでね、
    直美さんにしっかりとですね、喜劇のですね、
    良し悪しをしっかり伝授頂きまして、
    来年から喜劇に行こうかと(笑)」

<春猿>「女優さんとかとですね、我々がこう、
    女形というのが一緒に出てどのような形で違和感なく
    ご覧頂けるかっていうのが、やっぱりひとつの課題だと思ってます。」
    
『南光』
艶やかな美貌を誇るのは市川春猿さん。
歌舞伎以外での活躍も見せてはるので、
直美ちゃんとの絡みも楽しみですなぁ。
(静御前@鳥居前、毛野、弟橘姫のスチールとプロフィール紹介)

こちらは涼やかな美しさを見せる市川笑也さん。
猿之助さんの相手役として有名ですが、
もちろん喜劇に挑戦するのは初めて。
(静御前@四の切、劉備、兄橘姫のスチールとプロフィール紹介)

<笑也>「小学校四年生の時に上京しまして、
    初めて観たお芝居が、藤山寛美さんの喜劇だったものですから、
    それはもう、楽しみですね。」

『南光』
そして、21世紀歌舞伎組の先輩にあたるのが、
市川門之助さん。相馬家乗っ取りを企てる一富士、
すなわち仇役ですな。この方の女形ぶりも定評があります。
(皇后、彩香←パート3のスチールとプロフィール紹介)

【ベニサンスタジオ】

『南光』
出演者が初めて一同に会するこの日、
まずやってきたのが
(タクシーから降り、撮影隊?に挨拶する直美さん)

<直美>「おはよ~~ございま、しゅ。」「またおうたね~」
<カメラさん?>「はい」
<直美>「すごいポスターあがったね。」
    (壁のポスターを見ながら)
    「すっごいね、このポスター…これは…化けもん屋敷?・笑」
    「紫先生、綺麗ね~。う~ん。」(ポスターアップ)

『南光』
なんやかんやいいながら
台本のチェックをする直美ちゃんですが、

<直美>「さっ、ミネラルウォーター飲まなあかんし
    (ソフトバンクホークスのユニフォームを着た?
    ミネラルウォーターを鞄から取り出す)(周囲・笑)
    これ、ご自慢やねん。サインしてくれてはんねん。」

<右近>「おはようございます。」

『南光』続々と出演者が挨拶にやってきます。

<直美>「センセ、お早うございます。」
    (紫さんが直美さんの座っているデスクへ)
    (慶四郎さんと直美さんが挨拶する場面のあと)
<秀哉>「小島秀哉と申します。どうぞよろしく(紫さんに挨拶)
    この小島とは全然違います(と慶四郎さんを指し)」
<慶四郎>「あのね、新喜劇の先輩ですねん(と紫さんに説明?)」
<直美>「もらった先生(たぶん、紫さんにお菓子を渡そうとするが
    秀哉さんと紫さんが挨拶を交わしているので、袋を付人さん?
    に渡し、直美さんも立ち上がり挨拶しようとする処に、
    慶四郎さんが割ってきたので)またや、勝手に喋ってて」

【10月1日読み合わせ】

<直美>(出演者全員に向かって)
    「どうも、お稽古含めましたら、
    三ヶ月間よろしくお願い致します。
    あの、歌舞伎組の方、また新派の方、で喜劇のほうの人間、
    そして猛獣と(←誰を指したのかは画面からは不明)、
    まあ、あの集まって、
    やっぱり市川猿之助さんのひとつ頂点のもと、
    なんとかお客さんに喜んでいただけるお芝居を
    努力いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。」

(台詞読み)
<直美>「はぁ、あたし、その娘ですから」
<右近>「五年前に亡くなられたのならば、私が父を失った時と同じだ。」
<直美>「くりそつ(笑)・・・」


<紫> 「だははははははは。う、う、うは。
    ならぬきぬた~きぬた、ならぬぞ。う~うぇ~」
<直美>「先生、先生、もうね、先生いっこく堂みたいになってる。」
    (室内爆笑。紫さんも笑っているが意味分かるのかな~?
    ちなみに私は分かりません→いっこく堂)

『南光』 
なごやかなうちにも粛々と
読み合わせは夜まで続きましたが、無事終了。

<紫>「まだね、今日初めてですからね、私も戸惑ってますから、
   こういう風にしよう、ああいう風にしようって
   まだ決まってないですけども」

<右近>「まだ手探りですけども、はい」
<猿弥>「僕らもまったく見当つかないんで・・・」

『南光』
もう芝居のアイディアが出て来たのか、
直美ちゃんは白狐役の笑也さんとの対決シーンに
色々とお願いを出しております。

<直美>「別にやって頂いても大丈夫なんですか?」
<笑也>「なんでもこいでございます。」
<直美>「ほんと、良かった~。」

<撮影隊>「ひとつの芝居が出来るまでいろんな
     ー途中ヒアリング不可―があると思うんですけど、
     読み合わせって言うのはどんな部分なんですか?」
<直美>「あの、本…たとえば本を買ったときに~、
     あ、本?、ま、なんでんもええわ、
     なんかモノを買ったときに、これから使おうと思うときに、
     包装紙破くのと一緒です。」

(スーパーインポーズ【直美語録1:「読み合わせを終えて」
買ってきた品物の包装紙を破っていくところ】
    
     「包んで頂いたね、デパートで包んもらった包装紙を、
     今~破いているのと一緒です。」

【10月5日銀座東武ホテル】

『南光』
10月の5日小雨がそぼ降る東京銀座。
その一角のホテルにやってきたのが

<タ-ジン>「さて、ここは花の東京銀座でございます。
      えや~華々しいとこに来ましたね。
      私正装しております。タージンでございます。
      何故こんな格好をしているか、実を言いますとですね、
      藤山直美さん、21世紀歌舞伎組初コラボ、
      スーパー喜劇狸御殿、素晴らしい舞台のですね、
      製作発表記者会見の会場がこちらなんですね。

      ちょっとこちらへ伺ってみますと、
      うわ~~~ぁぁ、まだ人は少ないようでありますが、
      華やかなポスターがどんど~ん!!受付がされています。
      私、こういったところ初めてなんです。
      スーパー喜劇狸御殿(ポスターを差しながら)これですよ、
      こちらの方のまぁ~そうそうたるメンバーが
      ただいまから記者会見に挑まれる、
      実は私この会場に臨席させて頂こうとこう思っております。
      初めてですっ。初です。行ってきます!

      わっ、ここが会場か~一度来てみたかった~。
      (会見場のドアを開けようとする)
      閉まってる、閉まってる。どうなってるんでしょう。
      ちょっと早すぎた~?」

      (直美さんの控え室?)
<タージン>「まことに申し訳けございません。」
<直美>  「こんにちは。いつもありがとうございます。」
<タージン>「挨拶が遅れました。
      (タージンの素通し眼鏡に指を通す直美さん)ひぇ~~ぇ。
       ちょっと、今日、あの緊張しながら宜しくお願いします。」
<直美>  「なんでこんな格好してんの。」
<タージン>「なんでですの~今日、緊張しながらも、ちょっと
       せっかくですから記者席に座らせて貰えるそうなんです。」
<直美>  「マジで?記者席に?」
<タージン>「緊張しすぎて紐忘れましたけど、今日」
      (とワイヤレスマイクを直美さんに差し出す)
<直美>  「♪じれった~い、じれったい(BY明菜)
       おかしいなぁ~朝剃ってきたばっかりなんだけど
      (とマイクで顎ヒゲ剃るマネ・笑)
       やらさんといて~」(とタージンにマイクを返し)
<タージン>「いえ、宜しくお願いします」

~10月5日記者会見~

<司会者>「只今より、スーパー喜劇狸御殿
     製作発表記者会見を始めてまいります。」
     (すっごい気取った司会者@男性が「狸御殿」という
     単語を口にするのが面白かった(~o~))

<直美>「私は、あの~、一応性別女ですので
    絶対歌舞伎の方と一緒に舞台に立たせて頂くことっていうのは、
    これは一生ないだろうな~と想いながら来てきたんですけど、
    本当に市川猿之助さんに、ホントに首を縦にふっていただいた、
    その一瞬にホントに感謝さしてもらって」

『南光』
その猿之助さんのコメントが松竹の白井取締役より
代読で披露されました。

<白井>「素晴らしい企画になったと思います。
    以前から直美さんとは何かご一緒に出来ればと思っておりましたが、
    今回それが実現するわけです。
    私は藤山寛美さんを大変尊敬しておりました。
    そのお父様のDNAは確実に直美さんに受け継がれ、
    そして、私のDNAを受け継いだ
    21世紀歌舞伎組の面々が繰り広げる舞台は
    お客様に十分にご満足頂けるものと確信致しております。
    平成17年10月5日市川猿之助。代読させて頂きました。」

<司会者> 「さてここからは皆さんからのご質問
       頂いて参ろうと思います。それでは、ご質問ある方どうぞ。」
<タージン>「それでは・・・」
<司会者> 「まず、後ろの方にいいですか?」
<タージン>「あっ、そうですか・・・」
      (直美、右近顔を見合わせて笑う)
<司会者> 「恐れ入ります。万を持して手を上げていただきましたが、
       後ろの方がほんのちょっと早かったんで、恐れ入ります」

(記者会見場で各社カメラマンによる合同撮影の場面のあと)

<タージン>「すいませんでした」(と紫さんに頭を下げる)
<秀哉>  「アンタ仕事あれだけ?」
<タージン>「とりあえずこれだけで大阪から来たんですけど」
<秀哉>  「これだけで?」

<タージン>「こちら唯一悪役と言っていいと思いますが
       門之助さんです、よろしくどうぞお願いします。
       悪役っていうのはどうですか?」
<門之助> 「あの~あんまりやったことないんですけどね、
       面白いんですよね。」
<タージン>「やりがいがあると聞きますが」
<門之助> 「ええ、ええ、ええ。なんか凄く工夫のしがいがあって、
       ええ、いいんですけれども」
<タージン>「ども?」
<門之助> 「やっぱりね、いつもの歌舞伎と違いますからね。」
<タージン>「はい。」

<タージン>「どんな感じでございますか?今」
<右近>  「まだちょっと暗中模索って感じすかね。」
<笑也>  「そうですね~」
<タージン>「実際そんな感じですか。あの藤山直美さんは、
       笑也さんどうです?」
<笑也>  「ああ、もう~寛美さんそっくりですよね~」
<タージン>「そっくり、それはお顔でしょうか」
<笑也>  「いえ、いえ」
<タージン>「しぐさでしょうか」
<笑也>  「芝居の間といい」
<タージン>「間ですか」
<笑也>  「はい、素晴らしい」

<右近>  「あの間がやっぱりものすごい勉強になるんちゃうかな~
       と僕らにとっては」
<春猿>  「あたしはね、、お稽古場でもうこないだ、
       いろいろあると思いますけど、よろしくお願い致しますって、
       もうやるぞっていう、そう、お前分かってるんだろうな、
       いくからな、というのをちゃんと、あの宣告されましたんで」
<タージン>「そないだったら、どうです?
       やっぱり、やったろか!となるんですか?」
<春猿>  「いやいや、逃げとこか、と。そういうことですね。」

<タージン>「そしてこれを機に大いに喜劇の世界で頑張って貰います…」
<猿弥>  「いやいやいやいや、ホント…」
<春猿>  「(猿弥さんに向かって)ありがとうございました、今まで」
<猿弥>  「ん!?お前らも頑張れよ。」
<タージン>「ということで非常に楽しい舞台になりそうでございます。」

<タージン>「どうもすいません。ありがとうございました。」
<直美>  「ありがとうございました。」
<タージン>「最後に一言お聞きしたいんですが」
<直美>  「一言!」
<タージン>「その一言ではございません。
       内容を含んだもんでございます。」
<直美>  「えっ~と、あんまり、ないよう」
<タージン>「ないよう…ってそんなんばっかりやんか~」
<直美>  「言うてん、言うてん、なんで、今日さ~
       すっごい緊張してへんかった?タージンさん。」
<タージン>「めちゃめちゃ緊張してまてん、記者会見」
<直美>  「なんでなんで?」
<タージン>「あんなとこ行った事ないですもん。ほんま。
       で、僕、質問したいけど当ててくれへんしね~。
       あの前の初めての読み合わせのときには、
       デパートから買ってきたものをですね、
       包装紙を破るような心境やと仰った、
       今、あのこうやって政策記者会見がありました、
       はい、これを終えられた後、今どういうご心境でしょうか。」
<直美>  「箱の裏を見て、賞味期限いつまでかなって感じかな」

(スーパーインポーズ【直美語録2:「製作発表を終えて」
品物の箱を裏返して、賞味期限を調べている】

<タージン>「はっはっはっ、ちょっと不安もあり?」
<直美>  「う~ん、なんとかこれをだから、
       一番いいときと一番いい頃合に、一番旬のときに、
       皆さんにお届けしたいな、っていう意味です。」
<タージン>「泉のように言葉が沸いてくる、
       いや~参考になります、おねえさん、ついて参ります。」
<直美>  「(笑)~うちとこはみんなファンなんよ、タージンさんの。」
<タージン>「はい、ありがとうございます。」
<直美>  「あたし、あの、なんかね、食べたものをね、
      もうなんかさ、もうクソ丁寧に言うやんか。」
<タージン>「いや、あれもう自然に食べて、
       口にあたりますとほわ~(と試食描写が続く)、
       いや、あれ自然ですよ。」
<直美>  「あたし、大好きやね、そのさ、
       なんかとってつけたようなさ、もうわざとらしい~
       ま、そこ芝居で言うたらくさ~い感じが、好き♪
       ホントにありがとう。稽古場来てね。」
<タージン>「あっ、稽古場寄せてもらいます。」
<直美>  「お待ちしてます。ありがとうございました。」
<タージン>「ありがとうございました。」
<直美>  「ありがとうございました。探偵ナイトスクープでした。」
<タージン>「ちゃうちゃうちゃう、よみうりやん、よみうりですよ。」
<直美>  「あっよみうり?(←ボケ?)、はい。」

【ベニサンスタジオ】

<直美>「なんなんですかいったい」
<カメラマン>「盗撮ビデオです。」
<直美>「トットゥピドゥ~ウー♪」
    (たぶん、モンロー)(周囲・笑)
    「やってられへんわ、もう~。これから稽古だよ~ん。
     ♪こーれから稽古だよ、これから稽古だよ~ん(と歌?いだす)
     ワハハ、ワハハ、ワハハ。
     ・・・あたし、今度四十七になんねん。」

<カメラマン>「すみません、画面揺れてしまいました。」
       (と映像が揺れとる(~o~))
<直美>「うそ~ホンマ~」
<カメラマン>「素人カメラマンなんですんません」
<直美>「マジで~?どんなん映ってるかちょっと見せて。」
<カメラマン>「じゃあ、ちょっと撮って見て下さい。」
     (直美さん撮影の映像が流れる)
<直美>「はい。どうやったら撮れんの」
<スタッフ>「そのままもう、ずっと回してもろうたら・・・」


<直美>「おっしょさ~ん(と右近さんの妹さんの左近さんを映す)
     お世話になります」
<左近>「こちらこそ(とカメラに向かって会釈)」
<直美>「すいません、いろいろとどうもご迷惑かけますけれど。」
    「お早うさん(と喜太郎君を撮る)お元気ですか」
<喜太郎>「はい元気にやらしてもろうてます。」
<直美>「お願いします」「助ちゃん。(舞台監督の助川さんを映す)」
<助川>「お早うございます」
<直美>「頼むよ~。」
<助川>「宜しくお願いします。」
<直美>「お願いしますね~こちらこそお願いします。」
<助川>「お願いします」

<直美>「浅香さ~ん(浅香さん←演出補、ポーズ取る)呼んだだけ~。
     浅香さんお願いしま~す。
     いつもお世話になってま~す。
    (↑これは映っている効果の内藤さんに向けた言葉)
     よろしくお願いしま~す。すんません、いつもこんな
     コックピットの前みたいなとこに座らせて
    (ミキシング機材が前にある)」「市村さ~ん、」
<市村>「はいっ」(松竹関西演劇部の方)

(しばし、簡単なセットの組まれたスタジオ内を映す)

『南光』
直美ちゃんは本当に気使いなんですよ~。
それはともかく鬘の準備が進んでおります。
(床山さんが鬘を点検している)
そして、出演者を集めて舞台装置の説明。
どのようにお芝居が転換、
進行していくのか分かるようになっているわけです。
(道具のミニチュアの前に役者さん集合)
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見た気になれる!?スーパー喜劇狸御殿メイキング2

2005-12-18 11:09:41 | その他の演劇
【10月6日立稽古】

<笑也@白狐>「近頃そこまで・・・めずらしいねぇ」
(笑也さんの台詞にかぶって南光さんのナレーション)

『南光』
そして、立稽古の開始。
この立稽古で台詞が練り上げられていくんです。
新たに加えられたり、はぶかれたりして、どんどん変わります。
変わった台詞を台本に差し込んで完成させていきます。
(差し替えのページをノリで貼っている映像)
もちろん、変更した件はコピーして演者さんにも配られます。
このスーパー喜劇狸御殿、お芝居の稽古だけではすみません。

【10月15日:日舞稽古、洋舞踊稽古の映像】
【10月18日:唄稽古】

『南光』
音楽を担当するのは
スーパー歌舞伎も手がけている加藤和彦さん。
(直美さんの、ソロ稽古。右近さんとのデュエット稽古。
指導する加藤さんの映像)

<加藤>「芝居の中の唄ってこう、難しいですよね。
    芝居してていきなり唄うわけですから、唐突になっても変だし、
    でミュージカルっていうわけでもないんでね。
    ただ、重要なキーポイントはやっぱりこう、
    デュエットだったり唄だったりするから、
    これはやっぱりあの、やっぱりお芝居の方っていうのは、
    その表現力がありますからね、歌唱力っていう方で持ってかないで、
    なんか、こう芝居の中での唄っていうかね、
    ま、作ってる最中ですから」

【10月20日:殺陣稽古】

『南光』
そして、殺陣。歌舞伎の所作を取り入れた
本格的な歌舞伎仕立てです。
(右近さんと延夫さんたちの絡み、
そして春猿さん・寿猿さんの立ち廻り稽古風景)

<秀哉>「わたしねぇ~今回のお芝居は予測が立たんのです。
    直ちゃん出てきたら、またお客が喜んでくれはるわけでしょ。
    で、それとおもだかやさんとこの立ち廻りとね、
    これもお客喜ぶでしょ。
    どこまでが喜劇でどこまでが歌舞伎でやるのか、
    これが、上手いこと、こ~ですなミルフィーユのように
    こういくがやね~最近甘いもの食うからね。」

【10月26日衣装パレード】

『南光』
だんだんと公演が近づいてきたこの日、
衣装パレードと呼ばれる全員揃っての衣装合わせが行われました。
150点にも及ぶ衣装の数々、早替りがあったりと、
チェックだけでもこりゃ大変ですな~。

<右近>「今日はね。あの~衣装パレードと申しまして、
    別にあの~これで銀座かなんかパレードするわけじゃないですけど。
    なんか鼓笛隊とかきちゃうんじゃないかなと、
    みんな勘違いする人が多いんですよね、衣装パレードっていうとね。
    今日は衣装をみなさんが着て全体の流れと、
    全体の色調とそういうものをこうチェックするんですね、はい。
    あと着替えく段取りですね。
    次の場面でるのに時間短いから普通に着てはいられないので、
    たとえば、この襟と着物をひとつのワンセットにしておくとか、
    そういういろんな工夫をするために一回普通に着てみて、
    それで段取り取るわけです。はい。」

『南光』
誰や思うたら関口まいちゃん。
おとうさんのざこばさんも出てるんちゃうやろな。

<まい>「おねえさん、すごい似おうてはる(直美さんの衣装見て)」
<秀哉>「これは何やこれは(まいちゃんの耳飾か肩の毛縫い?
    を扇で指して)」

<春猿>「おはようございます」
<直美>「なんか、ものすごい普通の人が普通に見える
    (春ちゃんを見て)」
<春猿>「これでも普通に見えますからね」
<笑也>(指に爪を付けてもらいながら)
    「付け爪ですって。初めてですよ、つけづめ!」
<直美>「尻尾の先にリボンつけてくれる?赤の」

『南光』細かいチェクが入ります。
(右近、直美さんが並んで色あわせ)

【10月27日総浚い】

<不明:女性の声←助川さん?>
「え~、本日総ざらい・・・直美さんっ!!」
(直美さんがキャリーバッグを引いて遊んでいる?)
<直美>「はいっ(~_~;)」(バッグしまう)
<松竹演出部の男性>「ぴしっといってますよ」
<直美>「はい」
<女性の声>「本日総ざらいさせて頂きます」

『南光』
東京の稽古場での最後の日、
総浚いといって幕開けから最後まで通していくお稽古が行われました。
(浴衣でオープニングのダンス~♪~「私の夢」右近・直美デュエット~
堀外(笑)~伏見稲荷、奴ときぬたが織部にたぬきとバレる場~)
総浚いも終わって明後日からは大阪で舞台稽古が始まるんです。

<撮影隊>「すいませ~ん」
<猿弥>「カメーラ!」
<撮影隊>「え~総浚い終わりましたね~」
<猿弥>「終わりましたね~」
<撮影隊>「終わって今の正直な感想は・・・」
<猿弥>「いや~でもね~あの~時間がちょっとこう
    押し迫ってきたんで、ちょっとね~
    どうなることかと思っていたんですけど、
    なんとか最後まで行きましたね。」

<撮影隊>「直美さんとの言い合いが、だいぶ最初の頃と、
    だいぶ変わってきててる・・・」
<笑也>「そうですね、まだまだ変わりますんで、
    あの、ちょっと色々と考えてます。」
<直美>「何を言うても散髪したて」
<笑也>「おおぉっと」
<直美>「あなた散髪したてですよ~たぶん失敗してますよ~」
<笑也>(横顔、切りたて?の襟足を見せながら)
    「ということでございます。」

<右近>「ま、これで舞台いって、舞台行って
    またいろいろ変わってくると思いますし、
    それから、本番開いたらまた、
    たぶん直美さんいろいろとアドリブとかも入るでしょうし、
    変わっていくと思うんですけど」

<春猿>「なんか、あの、最初のうちはちょっと
    お稽古中はドキドキしたんですけど、
    今日の総ざらえを見て、え~、
    あっ、楽しいお芝居になったな~と、思いました」

<撮影隊>「今日、ここまで来まして、
    今なんか、これをたとえて頂きますと」
<直美>「なんやろね~今だからやっとね、
    海外旅行やったらね、寝る前にね、鞄とね、
    パスポートと旅券を(同じなんだけど(~_~;))
    枕元に置いて寝る状態です、これから。
    今だから備品チェック。今から戦います。」

<作・演出:斎藤>
    「エライこと引き受けちゃったな~っていうのが、
    本音ですけど、ただ、あの、大変な分、    
    お客さんには喜んでもらえる分のものは
    出来てるっていう気はしますけれども」

<直美>「一生懸命お稽古をして、一ヶ月間そうやね~
    もしかひとつ希望が叶うんやったら、
    何がええやろね。宮崎キャンプ行きたい。
    秋季キャンプな。宮崎キャンプ行きたいな。」
<撮影隊>「舞台11月してますやん。松竹座。どないします?」
<直美>(周囲を見回し小声?で)
    「こらせやけどほんま雨の日に舞台中止とかやったらな。
    屋根なかったらな」

~大阪道頓堀~

『南光』
初日の三日前、今日から大阪松竹座に
出演者全員が乗り込んで本格的な舞台稽古です。

【10月29日顔寄せ】

『南光』演者さんがさんさんごうごう、客席へと集まってきました。

<直美>「なんで自分だけそんな入社式みたいな格好してんの
    (スーツ姿の右近さんを見て)」
    (笑也さんがソフトバンクのタオルを、カメラ前に広げてみせる)
    (舞台に大道具を飾って、神主さんが安全祈願)

『南光』
出演者とスタッフ全員が顔をあわせる顔寄せに続いて、
舞台の安全を祈願するお祓いが行われました。
ふだんはお客さんで溢れるロビーも、
この日は小道具置場になっております。
(道具で埋め尽くされる松竹座3Fロビー)
舞台では技術関係のリハーサルも含めた稽古が進んでいきます。

<モモコ>「あでやかですね~」
『南光』その頃、楽屋に
<モモコ>「いつもどおり」
<遥洋子>「王さんの写真だ」
<モモコ>「失礼しま~す」
<モモコ・洋子>「おはようございます~」
<直美>「いつもどうもありがとうございました。
     そしたら、さよなら~」
<モモコ・洋子>「なんでや、来たとこやないか~」

<直美>「何しに来たんやねんっ~」
<モモコ>「いつもどおり会いに来ただけ」
<直美>「まだ雑然としてるよ、これからまだ、
     今これからまだ化粧前は~」
<モモコ>「でも、初めて。あの、その本番の前にお邪魔するのは」
<洋子>「初日の三日前です、今日」
<直美>「あのねぇ~初日の三日前って・・・開き直ってきた」
<洋子>「ものすごい、今までの中ででもまた、
     新しい分野に挑戦しようとしている時だから、
     だから是非あたしたち、ちょっと
     頑張れーって言おうと思って来たの」
<モモコ>「あたしがもし、おねえさんやったら、緊張しまくりやわ」
<洋子>「気ぃ使う、気ぃ使う」
<直美>「そりゃずっ~としてるよ~」
<モモコ>「緊張しますよね~」
<直美>「そりゃ当たり前やわ」

<洋子>「そやから、あたしらと一緒の時暴れんのやわ~」
<直美>「暴れたこと・・・あるなぁ」
<モモコ>「あるよ、ありますよ。なんかな南界隈でな、すいませーんって
     言うて予約の電話入って、この3人の名前言われたら、
     ものすごい大変らしいわ。それぞれの店は」
<洋子>「最近、何回も確認しとる。ホンマに来はるんですね、この3人。」
<直美>「だから南光さんが、だから、ごはん食べてくれ食べてくれって
     頼むからな」
『南光』それは言うてないぞ。直美ちゃん。

<直美>「南光さんがどーしてもね、ご馳走したいと。」
『南光』言うてない・・・
<モモコ>「だから狸御殿の間、ご飯食べよう。」
<直美>「3回くらい行きたいね」
『南光』あんたらはタカりかぁ。
<モモコ>「3人で食べに行ってお金だけおごって貰う」
<直美>「はじめ南光さんで、そんで、ざこばにいさんで、
     で、八方にいさんで、たかじんさんで、思い出の品持って…」
『南光』あつかましいわ!

<直美>「ここに居ててもしゃあないで。もっと男前・・・嫌い?」
<モモコ・洋子>「好き、メチャた好きや」
    「会わしてくれる?会わしてくれる?」
    「ここもっとこ、ここもっとこ」
    (と直美さんのガウンの紐につかまる二人)

<直美>「これ一応ソフトバンクの・・・」(グッズを紹介する)
<モモコ・洋子>「それもうわかった。さんざん撮った」
<直美>「春猿さんいらっしゃいますか」
<春猿>「へ~い」(春猿さんの声ではないかも?)
    (部屋から顔を出して)
<直美>「私助けてもらうん。」
<春猿>「そうです」
<直美>「私が、行き倒れてるとこ助けてもらう」
<洋子>「きれ~いいっ」
<モモコ>「(洋子に向かい)あんた汚いなぁ・・・」
<洋子>「ちょっと~綺麗~」(と、しばし二人綺麗連発)

<春猿>「恥ずかしい~・笑」
<洋子>「ちょっと、あのう、全然直美ちゃんメイク違うよ?」
<モモコ>「タヌキメイク?」
<直美>「タヌキメイクちゃうよ。
     タヌキメイクやったらあんたに教えて欲しいわ」
<モモコ>「教えられへんわ、そんなの」
<直美>「まったく人間の」
<春猿>「はい、人間役です」
<直美>「綺麗な・・・だから、まあ俗に言う
     御殿にお仕えされてる方ですよね。」
<春猿>「そうですよね」
<洋子>「(チラシと見比べながら)ひゃ~ぁ」

<直美>「門之助さ~ん。」
<モモコ・洋子>「すいませ~ん」
    (門之助さんが楽屋暖簾から顔を出すと)
<直美>「はい、若旦那でございます。」
    (二人直美さんの後ろから覗き込みながら)
    「男前?男前~」

<直美>「すいません、突然」
<門之助>「眉毛ないんです」
<モモコ・洋子>「あ~すいませ~ん、お稽古の最中・・・」
<直美>「あれ言うていいですか?私がつけたあだ名を」
<門之助>「はははは~・笑」
<直美>「すいません、横顔で、横顔でお願いします」
<門之助>(横顔をカメラに見せ)「こういう状態でいいですか?」
<直美>「こちらの若旦那に渾名をつけてしまった」
<モモコ・洋子>「鼻高いわ~」「どんな」
<直美>「セキセイインコ」
<門之助>「うぇ~」(鳴き声?)
<モモコ・洋子>「うわ~ノッてくれはった、ノッてくれはった~」

<直美>「あ~、どこに乗るのが好きなんですか、みずしまの」
<門之助>「え~みずしまの肩・・・」
<直美>「言うたらオウムや言うのにセキセイインコなんやから。
    (オウムの声色?で)きゅーちゃんおはよう。門之助です。
     きゅーちゃんおはよう。ありがとうございました~」
<モモコ>「楽しい楽屋やな~」
<洋子>「(直美さんを遮るように)ごめんなさい、
     失礼があってごめんなさい」
<門之助>「いいえ」

<直美>「おっちゃ~ん」
<慶四郎>「はい」
<直美>「ちょっと頼みがあんねん」
<モモコ>「おっちゃんや」
<洋子>「気ぃ使うわ、気ぃ使うわ、気ぃ使うわ」
<直美>「あのね、うちのねお父さん貸してたお金返しえてくれへん?」
<慶四郎>「いやいや、そやけどね、あれね、奥さんにねぇ言うたの。
     いや、奥さんに、お返ししなきゃいけまへんかいな、言うたの。」
<直美>「ほんだら」
<慶四郎>「うん、あれええわっておっしゃったんです。
     だからもう、よろしいやないかいなっ!!(怒声)」
<モモコ>「おもろい~」
<洋子>「引っ込まないで引っ込まないで、
     出てきて。初日前に直美ちゃんもする話やないで」
<直美>「ショートコントになってるやん」

<洋子>「どうもお早うございます」(秀哉さんに)
<モモコ>安心ですね、この二人がいてたら」
<洋子>「このツーショット見てたらものすごく安心や」
    (直美さん秀哉さんと並んでピース)
<洋子>「ええとどういう・・」
<直美>「アタシのお父さん。狸御殿のお殿様」
<洋子>「お殿さんなりはんねんや。お父さんの関係や。
     どう、どんな娘ですか」
<秀哉>「どうしようもない(諦念!?)」
<モモコ>「それ、プライベートでしょ」
<直美>「慶四郎さんのおっちゃんとな、
     秀哉さんのおっちゃんとなアタシオムツ替えてもろてんねん」
<モモコ>「そりゃそうでしょ、すべて見られてる・・・」
<洋子>「見た?見た?」
    (秀哉さん首をふって)
<秀哉>「ちょっと遠視になってな・・」
<直美>「だってうちとこの家と50年の付き合い」
<モモコ>「そりゃそうですよ。お父さんの時代からずっ~っと」
<洋子>「ホンマ家族やん」

<直美>「40年の付き合いになりま~す」
<大津>「いらっしゃいませ」
<モモコ>「どういう関係になられるんですか」
<大津>「あたくし乳母」
<直美>「狸の乳母。ほれ今回は慶四郎さんのおっちゃんが
     爺みたいなもんやから、もう、うちとこの家みたいな」
<モモコ・洋子>「ホンマやね。ホンマの家ですね、これは。」
<大津>「そうなんです、ここだけなんか雰囲気の違う(笑)」

<洋子>「楽しいな、楽屋おもろいな、楽屋おもろいで。
     歌舞伎と唄と踊りいいうからどないなるかと思うてん」
<直美>「みんなで創り上げているから、
     私一人がどうやこうやないから」
<モモコ>「でも、ここの通りはすごい心があるね、みんながね」
<洋子>「うん、あったかい」
<モモコ>「もう、あの~初日始まる前から、
      なんか一致団結ってなってるもんね」
<洋子>「もう、関係性が出来上がってるのが分かる。
     三日前、三日前で」
<直美>「ほいじゃ(と楽屋に入る)」
<モモコ・洋子>「お邪魔しました~」
<直美>「は~やっと落ち着くわ」
<モモコ・洋子>「ハハハ。すんません、おねえさん、
     ありがとうございました~じゃまた~さいなら~」

<まい>「来ますよ~お父さん」
<撮影隊>「いつ来るの?」
<まい>「いつ来るんですかね。
     今日も朝仕事終わったら来るって言うてたんですけど。
     こっそり来るんじゃないでしょうか。
     大阪弁も直されましたしね、私」
<撮影隊>「あっ、注意を受けてますか」
<まい>「注意を受けました。お前の大阪弁は
     大阪弁やないって言われたんでー。
     南光のおっちゃんお小遣いください(^_^)/~」

『南光』お父さんに貰いっちゅーねん。

<モモコ・洋子>「お邪魔しま~す」
『南光』さっきのあつかましい二人は・・・
(猿弥さんの楽屋。笑也さんも同席)
<モモコ・洋子>「失礼します~」
    「お稽古中の大変なときにすいません。
     遥洋子とハイヒールモモコです。うちの姉が、
     直美さんがお世話になって」
<猿弥>「素敵なおねえさんで」
<モモコ>「ホントに素敵って思いますか?」
<猿弥>「ああ、ホントに・・・」

<洋子>「幼馴染み役だそうで」
<猿弥>「ええ、そうなんです」
<モモコ>「なんかでも前世から兄弟のような気がして」
<猿弥>「えっ、へへへ・笑、え、なんで、どこらへんが?」
<モモコ>「双子のような気がするんですけど。
     前世双子やったんやないかなと思って」
<猿弥>「え~もうありがたいです。光栄でございます。」
<直美>「あの、アドリブがすごい方じゃないですか。
     そこら辺どうですか」
<猿弥>「いや~もう、どうですか?笑也さん」
<笑也>「まだ、あの~噛み“まって”ません」
<猿弥>「何、噛んでんだよ~何言ってんだよ~」
<洋子>「何かすでに困り果ててらっしゃるような」
<笑也>「困ってます、困ってますよ」
<猿弥>「非常にアドリブがね、ね、それが実際の舞台でね、
     どう来られたらどう切り返すんだろうって」
<洋子>「毎回違うんですか?」
<猿弥>「毎回違うんですよ。だから、全然慣れてないんですよ・・・
     なんか喋んなさいよ(と笑也さんを叩く)、喋ってよ」
    (笑也さん何かいい訳け?してるがヒアリング出来ず・・・)

<洋子>「直美さんと敵対するお役だそうですけど、
     戦う相手としてどうですか?」
<笑也>「いや、笑っちゃいますね。
     戦わないといけないんですけど、笑っちゃうんです」
    
    (劇中の映像)
<きぬた姫>「人の見る目もないのか。この~厚化粧!!」
<雅楽平>「や、やめて下さいよ、言い過ぎ言い過ぎですから」
<きぬた姫>「女同士、女同士、大丈夫、女同士」
<白狐>「厚化粧だと?」
<きぬた姫>「粉飛ぶほど塗るな!!」
<白狐>(粉吹く)「そりゃ粉飛ぶわ。厚化粧はしているがな~
    週に一回のエステとネイルサロンに通っているんだ、
    この美肌を見ろ。地黒タヌキ!」
<きぬた姫>「地黒タヌキと言うたな。なんやねん、
    色白いけど腹は真っ黒なのと違いますか?
    なんなん、その目じりの皺は。ハハァ」

<モモコ>「台風なんです、台風なんです、あの人が」
<猿弥>「ハリケーンね」
<モモコ>「で、あたしたちみんな、ぐわ~って巻き込まれて、
     あたしらも廻ってるんです。あんな女どうですか?
     ふだんからあんな女。」
<猿弥>「是非、あんな女と王監督、
    藤山直美をどうぞよろしくお願い致します。」
<モモコ>「でも、あたしね、それを聞いて安心しました。
    よく理解して頂いております。」
<猿弥>「その話しか来ませんもん。
    もう、ホークスの後にガクーンと落ち込んでも、
    もう、なんか次の日にあの今度野球の練習があるでしょ、
    やっぱ野球分からなくても合わせてますもん。
    王監督、王監督ってこうやってね(持ち上げる仕草)」

<モモコ・洋子>「気ぃ使わせて、すいませ~ん
    (と手をつき頭を下げる)」
<猿弥>「いや~ホントにホントにこちらも勉強になります」
<撮影隊>「笑也さんわざわざタオルもってはりましたからね。
     ホークスの今日」
<洋子>「えっ?どこに?」
<笑也>「ああ、部屋にありますけどね」
<洋子>「ええ~そこまで笑也さんに気遣い頂いて・・・」
<猿弥>「みんなの知らないとこで用意して、やなヤツだねぇ。
     なんだよ、野球なんて興味なかったじゃんかよ。」
<笑也>「私、あのう、ねっ(と手で喋ろう?とする)」
<猿弥>「ねっ、じゃないよ言葉なくしてんじゃないかよ。」
<笑也>「私、先々月博多だったんです。博多でわざわざね」
<猿弥>「人間ね、そういう時手を使って喋るんだよ、
     ずっとこうやってるんだから(笑也さんが手振りつきで
     喋ろうとする仕草を真似る)ねっねっ」
<モモコ>「二人の漫才をご覧頂きました~。
     ありがとうございました。」
<洋子・モモコ>「頑張って下さい。ありがとうございました~」
<笑也>「また来週~」
<モモコ>「なんでやねん」
コメント

見た気になれる!?スーパー喜劇狸御殿メイキング3

2005-12-18 00:13:06 | その他の演劇
【宙乗り稽古】

『南光』
このお芝居の目玉のひとつが
直美ちゃんと猿弥さんの宙乗りです。
市川猿之助さん直々に手ほどきを受けたという直美ちゃん、
今回が二回目の宙乗りです。
上げる人が大変やで~(宙乗りの稽古風景)

<特殊効果・宙乗り担当:田中義彦氏談話>
「もう、あの感じで、最初は怖い怖いって言ってたけど、
まあ足上がった瞬間に、もうバッチリになっちゃうんですよ。」

『南光』
日付が変わるまで稽古は続けられました。
初日まで残された時間はだんだんと少なくなって来ました。

(翌朝?直美さんとまいちゃんとざこばさんが
 楽屋口前の道路を歩いている映像)

『南光』
まいちゃんが気になって
お父さんのざこばさん来ましたよ~。

<ざこば>「え~一人で歩いてんのん?」
<直美>「当たり前やん」
<ざこば>「なんか周りをお付とかSPとか」
<直美>「SPって・・・SPゴールデンカレーじゃないから」
<ざこば>「なんで、誰も襲わへんのかいな」
    (ざこばさんをぶつ直美さん・・・)

<直美>「お疲れちゃーん」
    (反対方向から来る猿弥さんに向かって)
<猿弥>「サンサカシンソンソーン(←?)
     どうもおはようございます。素敵なお嬢様で(ざこばさんに)」
<まい>「ギャハハハハ」(4人で楽屋入り)

【10月31日通稽古】

『南光』
ここからスタッフのインタビューを交えて、
通し稽古の様子を見てもらいましょう。

<振付:前田清実>
「ご覧になったお客様が帰りに♪狸御殿と口ずさんで
楽しんで帰って頂ければ、と思っております」

<照明:塚本悟>
「あの~ミュージカル的要素も入ってるし、
そいでこう照明で色々変化をつけて、
え~やらなきゃいけなことも沢山あったものですから」

<振付:藤間左近>
「え~洋舞はみなさん歌舞伎のメンバーは初挑戦ですので、
もう~大変なことにはなっているんですけど」

<装置:金井祐一郎>
「全部絵で表現しているんですけど、でまあ人間世界と狸の世界を上手く、
こうお客さんが違いが分かるように」

『南光』
この男もまたまたやって来ましたで。
(タージンさんの映像)
通し稽古は順調に進んでゆきます。

<衣装:桜井久美>
「狸のマークはマフラーにもついているんですよ。分かってくださったら」

『南光』
さあ、いよいよ明日は初日です。

<舞台監督:助川順子>
「今はとてもおだやかです。ああ、開くな~と思ったので。
あとは皆さんにお任せして、あと問題がないように
フォローアップできればいいなと思っているだけです。」

<作・演出:斎藤雅文>
「早くお客さんに見て欲しいですよ。
そうしないとやっぱり結局いくら稽古場で考えて
もしょうがないものが必ずありますから、
もう、後は神様、お客様、直美さんですよ」

<タージン>「いよいよ明日初日でございます」
<直美>「明日はなんやろ、お皿に乗ってるハンバーグやったら
    上に乗ってる黄身を、スルスルスルーっと吸うとこから
    始まるって感じかな」

【直美語録:4「初日を控えて」ハンバーグの上にのっている
玉子の黄身だけを吸う】

<タージン>「そんな食べ方しはるんですか」
<直美>「あたし大好きなのそれ」
<タージン>「あのハンバーグの上の目玉焼き」
<直美>(ちゅ~~っと吸うマネ)
<タージン>「あ、じゃあ結構明日は美味しいところですね」
<直美>「そうです。頑張ります明日」
<タージン>「是非とも期待しております」
<直美>「これつけまつげ?
    (タージンのうすーい前髪のぽやぽやを触って)」
<タージン>「つけまつげ違いますやん、
     チャームポイントで置いてますねん。
     今日は驚きました。見ましたら舞台の満月祭のところ、
     いったんぐっと静寂がきたかと思いましたら
     舞台からこぼれんばかりの月の中、
     ず~っと上がってくるシルエットが美しいなと思ったら煌びやか、
     目がまばゆいばかりの登場でございました。」

<直美>(耳をかっぽじる仕草のあと)
    「だからね、このコメントがね~あの~クソうざいねん」
<タージン>「クゾうざいって、いや、今の表現力、
     良かったんじゃないですか?」
<直美>「もう、なんか、ゴテゴテなんかね、
     あなたはねどういう感じかと言うたらね、
     次の日の冷めたすき焼き!」
<タージン>(泣きマネ)「ウウウ、脂肪分固まってるやつ?
     くわ~あんまり食べたくない」
<直美>「う~んでも美味しいよ。おうどん入れたら」
<タージン>「おうどん入れたらね。ひと手間かけたら美味しい」
<直美>「おやすみなさい」
<タージン>「はい、頑張って下さい」
<直美>「ありがとう。タージンさんまた来てね」
<タージン>「は~い」

『南光』
片付けられたロビー。
衣装さんだけが最後のチェックに余念がありません。

【11月1日公演本番初日】

『南光』
そして、迎えた初日。
この日は久しぶりの秋晴れ。
劇場の前には朝早くからお客さんの姿が見えます。

(客席に出演者、関係者が座っている。
役者さんによっては頭はすでに羽二重、白塗りの方も)

<男性の声>「おはようございます。
     あらためまして初日おめでとうございます。」
<全員>「おめでとうございます。」
<直美>「台詞が、あの黙ったと思ったら相手喋って下さいね。
     いや、まだここで何喋ったろか、どないしたらいいか
     分からへんとこもあるんですけど、
     あのいい意味で助け合いでお願いします。
     あたし、やっぱり付け睫毛つけませんので、よろしくお願いします」
    
     (全員の拍手)

<秀哉>「え~では三本締めでご唱和下さい。
     お願いを致します。よろしいですか。いよ~っ」
     (全員で三本締め)
     「おめでとうございます。ありがとうございます」

『南光』
開場です。この日を待ちわびたお客さんが
客席へと誘導されていきます。
楽屋には溢れんばかりの花、花、花。
一番最初に出番を迎える市川右近さんが舞台へと向かいます。
やっぱり心なしか緊張してはるみたいです。

<右近>「下へ参ります。下でございます」
    (楽屋エレベーターのボタンを押しながら)

『南光』
おや、結構余裕でんな。ついに初日の幕が開きました。
(舞台上右近さんの出の場面のあと、
楽屋エレベーターに乗り込む直美さんの映像へ)

<直美>「はぁ~(ため息)」

『南光』
直美ちゃんはスタンバイのため奈落へと向かいます。
(舞台上のレビュー?と奈落の直美さんの対比映像)
(直美さん付き衣装さんが最後の着付けチェックをしている)

<直美>「どないなるんやろうな」(奈落で一人控える直美さん)
     「あ~っ。何回しても初日はいややな」
<撮影隊>「あ~そうですか」
<直美>「でもね、お客さんがね芝居さしてくれはるしね、
     役者が役者が芝居してると思ったら大きな間違いでね、
     ホントさしてもろってるって感じやな。」
    (きぬた姫セリ上がり)

『南光』
直美ちゃんのど派手な登場にお客さんは大喜びですが、
舞台裏はまさに戦闘状態です。
宙乗りも大歓声と共に終わり、公演も無事幕を迎えました。

<猿弥>「良かった終わった。無事になんとなく、終わるもんだね」
<右近>「お客さんに非常に受けていただいて、
     え、あの~本当に嬉しいです」
<笑也>「(寄るカメラに対して)アップに耐えられない」
<直美>「疲れたなぁ。この衣装脱げるのクリスマスだね。
     初めてちゃう?ツリーより派手な衣装(娘狸たちに向かって)」
<斎藤>「あ、もうほっとしてます。ありがとうございます。
     終わりよければすべて良し」

(直美さんの楽屋)

<撮影隊>「終わりました初日。いかがでしたか」
<直美>「え~だってまだこれからやもん」
<撮影隊>「まだ、そうですね、大阪でひと月」
<直美>「東京でひと月。うーん、やっぱ疲れましたね、
     今日だからみんな、まあ、全部、なんやろ、
     昨日やっぱり寝られへん、どうしても
     みんな聞いたら三時間ぐらいしか寝てへんって言うてたから、
     まあ、ちょっと今日みんなゆっくり寝られるんちゃいますかね。
     はぁ~。」

<撮影隊>「如何でございますか、あの手ごたえとしては」
<直美>「なんでこんな仕事選んだかな思うよね。
     う~ん、でも、もうお客さん喜んでくれはることだけやね~。
     あと、別に何もないねー。うん。
     まあとにかくボチボチと頑張ります。」
<撮影隊>「いつも仰る、一日、一日」
<直美>「そうです」
<撮影隊>「重ねて」
<直美>「半紙積んでるみたいなんで、最後になったら破れない、
     ちゅーやつやね。電話張ですよ、あたしらの仕事。
     みんなホント大変な仕事選んだけどね、
     ホンマ、頑張らんとね。ありがとうございます。
     おおきに、ありがとうございます。」
<撮影隊>「すいません、長い間」
<直美>「おおきに、ありがとうございました」

『南光』
このお芝居で21世紀歌舞伎組の皆さんも
喜劇に目覚めたのではないでしょうか?
そして、直美ちゃんもお笑いだけじゃなしに、
健気な女の部分も出てましたよ~。
直美ちゃ~ん、惚れ直したよ~。深い関係にはなれへんけど~。
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スーパー喜劇狸御殿:朝日の記事

2005-12-16 19:55:52 | その他の演劇
ただいま帰宅。友人からのメールで
asahi.comの記事を知りました。すでにご存知の方も多いかと
思いますが、ご紹介まで。
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3月国立劇場「當世流小栗判官」

2005-12-13 19:42:16 | 歌舞伎
◇12月14日追記◇

本日、国立劇場に確認しましたが、三月大劇場の歌舞伎公演は
「當世流小栗判官」で決定だそうです。
配役は、まだ公表の段階ではないとの事。

一部、二部に分けての上演になるそうです。
国立劇場のサイト:三月公演の日程取り急ぎお知らせまで。
(競伊勢物語のときのように、5時間くらいかかっても良いので(~_~;)
通しで上演してくれたら、倍観れる!?のに~)

あぜくら会会員のお友達の皆様、宜しく

こうして、おもだかファン、
いや歌舞伎・演劇ファンの来年の人生は決まっていくのであった…)

はっ、まさか、直美ちゃん特別出演(゜o゜)!?

上演概要を確認するために、国立に電話した際、一部は一時、と
聞いたような気がしたのですが、浮かれてて記憶に確信持てず
本日(12/14)再度架電し詳細お伺いしましたが、
午後、友人から、国立のサイトに詳細出ているよ~とメールがあり・・・

そう、一部、二部の時間配分など、質問の内容は、
サイトに掲載されているあたりのことです。
(猿★征の子たちも早割りの手配とか、休暇の調整とかあるかと思い!(^^)!)
十一時とか正午でなくて、午後一時開演なら、半休取ってもいいし♪♪
配役は今月末までには、公表出来ないかも・・・との事でしたが、
歌六さんや亀ちゃん、段四郎さんが以前されていたお役の事を考えると
どうなるのでしょう~。

平成九年七月歌舞伎座での筋書を引っ張り出しては
アレコレ想いを巡らせています。
猿之助十八番の内でも、猿之助さん自身が「四強」仰っている
人気狂言の一つですが、そんなに、上演回数は多くはないんですよね。

※「四強」=小栗判官、伊達の十役、骨寄せの岩藤、五十三驛

【これまでの主な配役】

≪昭和58年七月(歌舞伎座)≫
小栗判官・浪七・お駒:猿之助、照手姫:児太郎(現福助)
横山大膳:延若(3)、横山次郎:歌六、横山三郎:歌昇、胴八:段四郎
矢橋の橋蔵・後家お槇:宗十郎、遊行上人:羽左衛門

≪昭和58年9月(南座)≫
小栗判官・浪七・お駒:猿之助、照手姫:芝雀、横山大膳・胴八:段四郎
横山次郎:歌六、横山三郎:歌昇、矢橋の橋蔵・後家お槇:宗十郎
遊行上人:門之助(7)

≪昭和59年5月(中日劇場)≫
小栗判官・浪七・お駒:猿之助、照手姫:児太郎(現福助)
横山大膳・胴八:段四郎、横山次郎:歌六、横山三郎:歌昇
矢橋の橋蔵・後家お槇:宗十郎、遊行上人:門之助(7)

≪昭和60年2月(大阪新歌舞伎座)≫
小栗判官・浪七・お駒:猿之助、照手姫:芝雀、横山大膳・胴八:段四郎
横山次郎:歌六、横山三郎:歌昇、矢橋の橋蔵・後家お槇:宗十郎
遊行上人:門之助(7)

≪昭和62年7月(歌舞伎座)≫
小栗判官・浪七:猿之助、照手姫:児太郎(現福助)、お槇:笑也
横山大膳・胴八:段四郎、横山次郎:歌六、横山三郎:歌昇
矢橋の橋蔵・浅香:宗十郎、遊行上人:延若(3)

≪平成5年7月(歌舞伎座≫
小栗判官・浪七:猿之助、照手姫:笑也、お駒:亀治郎
横山大膳・胴八:段四郎、横山次郎:弥十郎、横山三郎:右近
矢橋の橋蔵・後家お槇:宗十郎、遊行上人:歌六

≪平成9年7月(歌舞伎座)≫
小栗判官・浪七:猿之助、照手姫:笑也、お駒:亀治郎
横山大膳・胴八:段四郎、横山次郎:段治郎、横山三郎:猿弥
矢橋の橋蔵:猿弥、後家お槇:笑三郎、遊行上人:歌六

※昭和62年は笑也さん、それまで猿之助さんが演じていた
「お駒」に大抜擢ですが、同じ役名というのが恐れおおかった(?)
ためか、「お槇」とこの時だけ名前が変わってます。
これに伴い、宗十郎さんがされていた後家の名前も、
この回のみ異なります。

笑也さん、初演の昭和58年では、襖越え馬の足!!
だったんですよね~。猿十郎さんと共に・・・・

※春猿さんは、平成九年版では、藤浪という照手に仕える局でした。
(平成五年版では笑三郎さんが↑されていた。)
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スーパー喜劇狸御殿【新橋演舞場公演】2

2005-12-12 23:34:59 | その他の演劇
<注意>当ブログは、本来の意味での!?
ネタバレしてますので、未見の方はそのあたりご注意?されたし。
すでに、観た方は「日々のネタ」投稿宜しくお願いします(爆)

11日の夜の部を観劇しました。
が、今日は、レミゼ観劇記の方に時間を割いてしまい
英語版レミ公式サイト。冒頭の動画を観る・聴くとアドレナリン上昇します)
こちらは、観劇詳細打つ余力がありません~(~_~;
(下記、演舞場1の続き大道具の事や音楽の事もアップしたいのですが…)
結構変化が見られるかな?と思ったポイントのみ。

白狐VSきぬた姫のところが、私の好きな方向(?)に定着しているようで
(初日、自分の観た3日、4~6日までの友人の観劇報告、更に本日の
観劇報告!などなどを総合すると)満足度が更にアップ!!

大阪で私が観た時は、(私は良く知らないのですが。
お笑い芸人さんに疎いので)白狐さん、きぬたとの対峙で
チッチキチー(?)とか、ぼよよ~ん
(関西では人気の芸人さんのネタらしい?)
とか「ハイハイハイ」←(?)とか、HGのフォーとか(ーー;)
とにかく、「音」の面白さのみを狙ったような(私はどん引き)ネタを、
5連発くらいでやっていたのだけれど、(トドメに吹き戻し。。。)
演舞場バージョンになってからは、
「舌戦」を頑張っているようで、そして、ちゃんとネタ(?)の流れの
「オチ」で笑わせている。
コメディとコントの境が良く分かりませんが、この、オチで笑わせる、
という手法の方が、この場には合っているように思う。

江戸前べらんめぇ調の強弱つけ方もパワーアップしていて、
引っ込みの「帰るぜ(けぇるぜ)」が、あの姿だからこそ妙!!

白狐がきぬたに、「行かず後家」と罵った後
きぬたも負けずに、「あんたかて~」と返すが、そのあたり、日々
台詞が変わっているようで、きぬたにアンタも行かず後家と返された後
(貰い手のないきぬたと異なり)自ら嫁かないのだ。そう、私は
「師匠市川猿之助の早替り!!」@11日夜(曰く)
「とっかえひっかえ、とっかえひっかえ」だったり、
「現役時代の王選手」@12日昼(曰く)「振り放題」だったり(笑)
(ちなみにこれには、直美さんは、私は三球三振や、と返したそう) 
そういう面白さで聴きたい観たかった場面。

「白狐ならぬ、日清製粉の薄力粉」も
うどん粉、てんぷら粉と結構バリエーション増えたようで、
こうなると毎日でも、この場のやりとり観に行きたくなってしまいますよね―。

「レビュー」も何度観てもハッピーな気分になれるし、
直美さんの芝居は笑いと癒しが渾然一体になった、暖かいものだし。

今日は、レミと♪狸御殿♪チャチャ♪♪が
一日、頭をぐるぐる廻っておりました~。心がいっぱいになった週末。

そして、「今、ここには居てない人」にいつでも、想いを馳せてますよ~ 
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ハッピーバースデー♪猿之助さん!!

2005-12-09 07:42:16 | 歌舞伎
12月9日は猿之助さんのお誕生日
  (1939年のお生まれです

今日一日が素敵な時間でありますように~

・・・と、帰宅。
午後は寒かったですね~。

私が、追っかけ観劇(笑)復活して以来、毎年12月9日は、
ほとんど歌舞伎座で過ごしていました。『お誕生日観劇』
終演後、勝手に友人らと盛り上がって、歌舞伎座近くのお店で
バースデーケーキ食べよう!!なんて、
それぞれ好きなケーキを頼んで、わいわい過ごしたことも。

今日の猿之助さんは、どちらで過ごしていらっしゃるのでしょうね~。
幸せをお祈りしてます

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スーパー喜劇狸御殿【新橋演舞場公演】1

2005-12-06 00:05:01 | その他の演劇
公演詳細はこちら

演舞場バージョン、3日に昼夜観劇しました。
昼はかぶりつき(笑)で。夜は三階から。
大阪松竹座では三階席からは観ていないので、
今回、宙乗りお出迎えと共に、
大道具や照明の具合を観るのも楽しみでした!!
特に、今まで私が観た範囲の金井大道具さんの製作の中で、
ああいう点描画はなかったから、俯瞰して見るとどんな様子かな~と。

前で見るのと、まず奥行き・深みが異なりますね。
あと、遠目から見ると照明によってかなり色合いが変化する、と感じた。
かぶりついていると
目の前のひとつひとつの描かれてる色が直接目に入ってくるので、
照明のあたり具合によって、
さほど見えてる色が変化する印象はなかった。

各場面の道具の転換も上手く出来てますよね~。
冒頭、織部が斬られる森の背景を飛ばし、
前面に出ていた部分は少し奥へ引くだけで、
満月祭のステージ(?)の一部となる。
祭からきぬたの部屋へ(きぬたの部屋の背景の星空は
後に二幕で出てくるファイバー星と違って、
星の王子様の挿絵のような、蒼い夜空にくっきりと、というか
ぺったりと、星型(笑)が浮かぶメルヘンチックな

そして、狸の世界から、くるっと盆が廻って相馬の屋敷に。
歌舞伎でありがちな、トントンカンカンと釘を打つ音も聞こえず…
(このあたりスーパー歌舞伎的なスムースさ。)
(↑猿之助さんが、あの釘を打つ音を客席に聞かせることなく、
舞台を転換したい、とスーパー歌舞伎創生の頃もおっしゃっていた。)
BGMもなんだかベタな時代劇調なのですが、
それが、また妙にハマって、束の間、シリアスなお家騒動の世界を見せる。

そこから、また一転、明るい花畑へ。
人間界と狸界を自在に行ったり来たり。
(2つの家庭(?)のドラマも織り込み。)

―続く―
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スーパー喜劇狸御殿【松竹座公演】4

2005-12-04 23:25:12 | その他の演劇
相馬家の女主紫さんは、さすがにピッタリと格がハマります。
芸質的に、ベタなギャグや、そういうテンポにはノリにくい?
ように感じるので、クシャミのあたりのウケ狙いは不要かな~。
九尾の狐の本性で、くだけるだけで、十分ギャップの面白さは出るし。

紫さんの芸風にまったく愛嬌がないということでもないのですが・・・
(残菊物語で拝見した、居酒屋の女将さんは良かった。
でも、キップの良さ、という部分以上に、やはり、
五代目との対峙など大きさが必要な場面の方が際立ってはいました。)

門之助さんの、一富士(岩藤かいっ!とみなさんマイ初見では、
ツッコンだと思いますが・笑)も、歌舞伎のベースを保ちつつ、
直美さんにアドリブ入れられる部分も衒いなく
(鼻ネタは日々異なる♪)きっちり返しています。
澤瀉の役者さんが裃つけてズラーっと並んでいる姿を観ると、
なにか懐かしい感じもして。

寿猿さんは、まったくの歌舞伎の忠臣。
そして、立ち廻りもあって大奮闘です。
春猿さんも歌舞伎の女形の典型ですが、
直美さんとの絡みでは、さんま御殿に重用される(?)
反射神経の良さを発揮。掘外での、やりとり、絶妙~

直美さんが這いつくばって、春猿さん@九重に、雇って欲しいと頼むあたり
(頼むというより新手の脅し!?(゜o゜))
春猿さんが、思いがけず笑ってしまった~という感じで、
直美さんを見下ろし、「ごめんなさい・・・」と
袖で顔を隠し後ろを向くのですが、
ここで、観客は、春猿さんが堪えきれず、
マジ吹きしてしまったのではないかしら?と、
それがまた面白く笑ってしまう、といった感じなのですが、
毎回(少なくても私が観た範囲では)同じタイミングで、
同じような所作・台詞を返しているので、たぶん、アドリブではなく、
「アドリブに見える演技」の方だと思う。
(納涼歌舞伎あたりで、勘三郎さんたちがよくやっている手法。)

ここと、この場の最後、空腹のあまり「描いたような木」(笑)
の前で倒れてしまった猿弥さん、の上に、
更に、赤い股引さらしてぶっ倒れる直美さんに、
もう、しょうがないわね~付き合いきれません!!といった風情で、
めくれ上がった着物を直してあげながら、
暗転の刹那ペチっと着物の裾を当てつけるあたりとか、
メチャクチャ、タイミングよくて、大爆笑。

春猿さんが「喜劇」的に絡むのはここだけなのですが、
だからこそ効果的。

結構、みんな色々やってしまいたくなってくると思うのですよねー。
こういうタイプのお芝居。慣れてくると、というか、ノッてくると。
でも、みんながみんな暴走してしまうと、芝居の軸がブレてしまうので、
そのあたり、右近さんも、きっちりしていてイイ感じです。
ちゃんと固定のウケだけに留まっていて。
(花畑の、「へぇ~」←きぬたが美貌の母親の一人娘と力説するのを受け
と「あ、洗える着物」と返す間がgood!!)

長屋でのやつしの姿も素敵でとっても似合っている。
根は良い人なのに、環境の変化で逆に
お坊ちゃま育ちの気質垣間見せ、雅楽平に「そこへ直れ!」
なんて云ってしまうあたりの芝居も上手い~。
白馬の王子様的な序幕での織部との対比が出る。

河太郎長屋なんて、時代世話というか、
歌舞伎でありえる場で、きぬたが健気に尽くす姿や、
雅楽平のきぬたへの忠義と恋慕、
平九郎達がきぬたを想う気持ちなどなど
喜劇的要素を含ませつつも、みなの「哀切」が浮き彫りになる場面で、
泣いたり笑ったり、観るほうも、それぞれの想いに巻き込まれてしまう。
きぬたの頬を打つ平九郎の心中、父の愛情を理解しながらも
それでも、狸御殿には帰れないというきぬたの切実さも…
長屋裏(?)も、ホント、ホロホロしてしまいます(/_;)。

長屋裏にセリ上がる白狐は、スーパー歌舞伎チックな登場ですが、
この、一見何もしていないように見えるところで、
もっとも芝居が伝わる笑也さんの本領発揮!!

場面的には前後しますが、伏見稲荷は微妙~(~_~;)でしたね。
白狐の出は、やっぱり「綺麗~!!」が第一声になってしまう、
持ち前の美貌が際立つ笑也さん。その外見とウラハラに、
江戸前、弁天調の造形は意表を衝いていて良かったし、
剣を貸す貸さないで、すかす間とかも面白かったのですが、
肝心の(?)仕込みネタが不発…

個人的な好みもあるかもしれませんが、お笑い芸人ネタの連発は、
(大阪22、23日の観劇と友人らからの楽報告では)
逆に、ポイントが中和されて薄まるし、ネタ間?の繋ぎが良くない。
直美さんとの丁々発止のやり取り(←メイン)の中に、
スパイス的に一、二個投入されるなら、ネタもアリかとも思うのですが、
ちょっと本末転倒していて、ネタ披露?に重心が傾いていたような・・・。
23日は、仕込みの吹き戻しも上手く作動してなかったし。(楽も)
その間、芝居が止まってしまった(みんなが待ってしまった)部分もあって・・・

大阪はよく、笑いに厳しいと言われているけれど、
反面、優しい、とも私は思います。スベったり、不発だったりしても、
「しょーもないな~」的に、結構、ウケてくれるというか見逃してくれるし、
「しょーもない」というツッコミは、
実は優しいフォロー(?)でもある、と思う。

ただ、ネタそのものより、あの外見とのギャップという点での面白さ、
えっ?この綺麗なヒトがそんなことする!?的な妙というのは
あるのかもしれません。
でも、笑也さん、本来は持ち味の品が良いので、
HGとかね、そういうのは個人的に凄く違和感。
飛び道具(爆)使用とか(~_~;)

喜劇の技術の中での面白さと、ネタと、芝居の部分
―きぬたのどの一言が白狐を怒らせ、ヘソを曲げさせ?
マジ刀貸さないっ!(笑)となるか。アドリブ合戦←仕込みだとしても~から、
ネタのドタバタから流れて、そういう結果?になるのではなく―
もっと、その経緯もメリハリつけて見せてくれれば、
二幕ラストで、きぬたが手を合わせ謝り祈ることと、
白狐のセリ上がりが、より生きてくると思う。
(東京で、このあたり、改善されてました。)

単に意地悪で貸さないのではなく、
人間って他力本願で、しかも、困った時の神頼みばかりで、
その後の感謝の心は持たず、かつ、お願いに来ているはずのきぬたに
ムカつくこと言われ、白狐にも貸さないだけの理由、
意固地になってしまう理由も十分ある、って分かるような「対決」、
芝居の部分。でないとホント、ただの根性ワル狐、ですからね~。

ぐっと魂鷲掴みっていうタイプのお芝居ではないけれど、
胸の上にふっと優しく手を置かれるような、
リラ~ックスして楽しく観れる、
なにか、和みと癒しを与えられるような、親和性の高い舞台。
宙乗りでも、エンディングの満月祭でも、
自然発生的に手拍子が沸いていた。

そして、直美さんの猿之助さんへの秘められた想いも、
猿之助ファン的には凄く伝わってきて、
「あっ猿之助さん!!」の台詞には初見時、つい振り向いてしまったし、
小栗判官や赤門のだんまり(@加賀鳶)、再岩藤の入れ事や、
大詰の「今ここに居てない人と、ここに居る皆の(幸せを祈る)」
の文言には泣けてしまう。

もちろん、劇中としては織部へ馳せる想いなのだけど、
今、この場には不在の猿之助さんと、
猿之助さんの不在の間にも頑張っている一門の役者さんへの
暖かい励ましに聞こえる。

直美さんは「猿之助さんのお許しを頂いて上演の運びとなった。」
と言って下さっているけれど、
直美さんのような座頭級の役者さんの引きがなければ、
なかなか現在の状況で、一門の興行を打つのは難しいと思うので
(素人が差し出がましいこと言って失礼なのは重々承知の上で
あえて書かせて頂いてますm(__)m)
直美さんには、感謝の気持ちで一杯です。
この、ほのぼのと過ごせる時間を持たせてくれるお芝居を観られること、
おもだかの役者さんとの共演、心から感謝
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