ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

扉座 ミュージカル バイトショウ 観劇レポ

2013-10-17 00:02:41 | 扉座

注)大ネタバレ大会ですw


気分はキャメロン・マッキントッシュの横内さん?!

もう、バイトショウのオープニング、ミス・サイゴンかと思いましたよ~(笑)

ミシンの音がヘリの音に聞こえて。可動式のパネルの文様もなんか

ミスサテイスト(ミューヲタの勝手な心象か?)

幾つかのアンサンブル曲が意外と(失礼!)スタンダードなミュージカル曲っぽくて

耳馴染みよく惹きこまれます。ミューファン好みの転調具合とか。

私の一番の耳ツボは、ジャンヌダルクと民衆の役の稽古シーン。

初見はあれこれ気になるから、一点集中は難しいかもしれないけど、

リピする方は意識的に聴いてみて下さい~。

品川(梁瀬さん@演出家役)と座員さんの『対話』という楽曲

アンサンブル(座員さん)の√未だに親の扶養家族~のハモり!!

きゃ~ミュージカルや~ミュージカルや~って!!(あほ>自分)

 

ソロ曲ではリサちゃんが歌う『ママはストリッパー』

グランドミュージカル方面では(そうでなくてもかな)絶対的に観客の心を掴む曲があるけれど

バイトショウに於いては私はコレ!!リサちゃんの歌唱力と説得力も素晴らしくて。

プレ会見のときからもう心掴まれましたけど。

♪裸の女が踊ってた~のメロ、ゾクゾクします。

オリビアを聴きながらのリサちゃんの『Walking in The Rain』の歌唱も

大好きだったのだけど(あ~んな面白い、間の良い芝居して、ガンガンピアノ弾いて

かつ、あんなにしっとり歌い上げることも出来て、もう扉座の天才少女!と思ったよ~)

(いや、努力の人なのでしょうけれど)

是非、オン・マイ・オウンとか聴いてみたいわ~。ミューカラオケ行こ~!!(笑)

 

『短い恋』という、これもミュージカルのデュエットナンバーっぽさのある

良い曲なのだけど、新原くんにもうちょっと、頑張ってもらいたいなー。

正直な感想を言わせて(書かせて)頂くと、ミュージカル武者修行?に出ていたという

ふれこみの岩本さんにも、もっと頑張ってもらいたいぞ!

 

「風船ダンス」は最後まで曲が決まらなかったのかな?

台本では「サンキュウ☆ダンス」となっている。

ここは、レット・イット・ビーが投入されてました。でも、これがまた、すごくはまっていて

ふだんのストプレのときも、BGM的に入ってくる曲のセンスいいな~と

思っていて、一度、横内さんにご自身で探すのか伺ったことがあるけれど、

音楽担当者の選曲なのだそう。今回も?

※(10/27追記。オリジナル曲以外のこうしたダンス曲は

ラッキイ池田さんがこれらの楽曲で振付されたそうです。)

レット・イット・ビー、良かったです。ダンスの意匠も面白いね。

 

そして、なんだよ炎のランナー(爆)←褒めてる。

 

まあ、ほーんと笑わせて、ほろっとさせて

ほっこりさせての扉座テイストも存分に味わえます。

 

『バイトショウリプライズ』で2拍子が起こるのも

(若干煽らせて頂きました)ミュージカルっぽくていい。

 

ストーリーは夢見る若者への応援歌になっていて、

特に、こういう世界を目指したい人への

横内さんからのメッセージとなっているのだけれど

この世界でやってきた自身へのオマージュでもあるように感じるし

(個人的に聞きたいのは、ゼロからの創造への苦悩のあまり

女にしがみつきたい衝動にかられたことがあるのかどうか、とか・笑)

いつも、若い人に若い人に(観てほしい)って言ってるけど

(三代目もよく言っていた。その頃は、その業界ご贔屓筋では、私は、若い方だった・笑)

でも、やっぱり、この物語に内包されるものをより強く感じるのは

横内さんと同世代だったり、来場しているアラフォー以上の

長く劇団と一緒に歩んできた、中高年扉座ファンじゃないかと思うのよ~。

あと同業者?自分の10代、20代を振り返って?

 

だいたい、横内さんの挟むコネタ、平成生まれに分かるのか~(爆)って

感覚のものも多く。(今回に限らず)

※余談ですが、劇団新感線の芝居を1984年生まれ(まだ昭和!)

と観に行ったとき、コネタがことごとく理解出来なかったと云われた~(笑)

 

生粋の(?)ミュージカルファンが観ても

(あるいはミューファンだからこそ?柳瀬さんを知っているからこそ?)

クスっと笑えるネタも投入されていて、

ミュージカル俳優の「花瀬泰輔」だったり、演目が「美女とケダモノ」だったり

先生役のときの楽曲がフィガロの結婚からだったり(今春、柳瀬さんご出演の

「ロック・ザ・フィガロ」を即効、思い出しました!これも日本発の素敵なミュージカルでしたよ!)

あと、ピアニスト・ケーコがレントの件りを語り始めたとき

レントの楽曲の数々が頭を過ぎり脳内涙腺決壊。ここでレント曲のサワリでも~

と思ったけど、版権の都合もあるからダメかー。いや、著作権料払えばいいの?

 

厚木は前方席だったので、あまり全体や照明効果が良く見えてない部分もあったけれど

高円寺に移って、照明効果も

あとクラブドアーズの密度も一層アップしたように思います。

観客が本当に一緒にドアーズのお店にいる感覚。

(私、普段のお芝居のときは、前列を希望しますが、高円寺初日は後方列で拝見。

床にあたる照明も含め、トータルに味わえました。)

 

なんだか、とりとめのない感想となりましたが

高円寺から戻って勢いだけで書いているのでご容赦~。

 

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