ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

博多座演劇講座

2007-09-29 14:54:26 | 歌舞伎
11月3日(土)17:30~19:30「歌舞伎・カブキ・KABUKI」

【募集人員】250名(申込多数の場合抽選)
【会場】博多座リハーサル室
【受講料】8,000円(税込・一括納入)

4講座開かれるようですが、その第一回に、猿弥さん、段治郎さん出演。

詳細は博多座公式サイトにてご確認下さい。

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CARE-WAVE AID

2007-09-29 14:31:32 | その他の演劇
CARE-WAVE AID~僕らがそれをする理由~

【日時】2007年12月19日(水) 13:30/18:30 2回公演
【会場】シアター1010

再演決定の告知が公式サイトでされています。
師走のど平日。集客大丈夫かな?
前回よりもう少し入場しやすい金額にして、
大勢の方に来場して貰えるようにすると良いかな。
収益を上げるという意味と共に、
多くの人に「知って」もらう事にも意義があると思うから。

前回の様子はこちら

◆CARE-WAVE AID 1
◆CARE-WAVE AID 2
◆CARE-WAVE AID 3
◆CARE-WAVE AID 4
◆CARE-WAVE AID 5

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愛、時をこえて 関ヶ原異聞

2007-09-20 01:21:04 | その他の演劇
2007年9月19日 シアター1010 1階S席

出雲お国・ドラキュラ:貴城けい
石田光成:市川段治郎
高山右近:吉野圭吾
細川ガラシャ:華城季帆
細川忠興:市川笑也

徳川家康:横澤祐一
鬼   丸:曾我廼家寛太郎
服部半蔵:大藏基誠 (東京公演のみの出演)
島 左近:藤本 隆宏 直江兼続:市川猿四郎
お国一座・小春:坂本法子
信徒・マルゲリータ:ANZA

市川笑野 市川猿琉 市川猿治郎 笹木重人
大坊健太 藤部昌嗣 小森 薫 小野麦太
山本祐子 佐藤愛美 浪江路子 三輪 環


【スタッフ】

作・演出:岡本さとる
音   楽:加藤和彦
衣裳スーパーバイザー:ホリ・ヒロシ

美   術:前田 剛
照   明:柏倉淳一
音   響:奥山茂之
振   付:小井戸秀宅
立   師:市川猿四郎
プロダクションマネージャー:小林清孝
制   作:岡本多鶴 佐野仁志

【あらすじ】

絶大なる権力者、太閤豊臣秀吉がこの世を去った。
絢襴たる安土桃山時代の御世も、
次代を窺う権力者達によって激動の時代を迎えていた。
そんな折―――――難破した南蛮船から、
楔が突き立てられた忌まわしき棺がこの国にたどり着いた。
その棺こそ、かつて西洋の国を震撼させた
吸血鬼ドラキュラが封印されしもの。
「この封印を解き我を復活させし者。汝の夢を叶えん…」
ドラキュラの怨念がこもるその棺の封印を解いたのは――――
秀吉の意思を継ぎ、
この国を世界の全ての冨が集まる夢の国にせんと企む石田光成であった。
復活したドラキュラは、政敵・徳川家康との戦いに光成が勝利すべく暗躍し、
昼間は謎の芸人・出雲お国と姿を変え、その邪悪な妖気をふりまく……。
しかし、ドラキュラは自分の妖気を萎えさせる純白の祈りに心が揺らぐ。
その祈りの主は薄幸の美聖女・細川ガラシャであった。
天下分け目の関ヶ原の戦いは今しも始まろうとしていた。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

すでに観劇のコたちから、「宝塚だよ~!!」と言われていたのですが
特に、これ全編宝塚!って感じでもなくて
私的には、スーパー歌舞伎リミックスな印象。
音楽、加藤さんで(ヤマタケで使わなかったとこ転用してない?・笑)
猿四郎さんが殺陣つけてるし、科白廻しもスーパーっぽいとこあるし、
ある部分、直美さんとの狸御殿も思い出したり。
(あ、世田パブのOKUNIとか)

宝塚も歌舞伎も「様式美」を魅せるところは
通底するモノがあるような気がする。
なので、あんまり異種格闘技とも思わなかったし
齟齬も感じなかった。

ここ2年、歌舞伎以外の舞台を観るようになって、
特にミュージカルはヅカOGの方もよく出演されているし、
自分の感覚が他分野コラボに慣れていたのもあると思う。
NARUTOとか新感線とかも、お陰さまで(笑)観させて頂いたし、
人間じゃないヒト?出てきてもいいです。
つか、歌舞伎自体も「異形」はお得意だし
“ドラキュラ”オッケーです。
でも、バリバリ武士の出で立ちの段ちゃんら歌舞伎チームが
「ドラキュラ!」とか叫んでいるのは、妙にツボリましたが。


貴城さん、格好良いですね。
所作も綺麗で「男役」としての振る舞いはもとより
和モノ風味の踊りの振付の手もきっちりしていました。さすが!
華城さんは、声が素敵過ぎた。
特に、私の好きな系統の教会音楽っぽいソロは聞惚れました。
この二人の絡みは(ヅカの本興行観たことないけど!)
たぶん、完全ヅカ様式。ヅカファンへのサービスシーン!
そして、ヅカファンの方ってどこでお見かけしても
統制が取れてるな~と感心するのですが、
拍手のタイミングも、ばっちり揃ってて、あらためてビックリ!
登退場のポイントでズレなく、延びすぎることなく
もの凄いきっちり拍手、入ってた。

歌舞伎チームでは、
段ちゃんが、やっぱり見栄えよくて、
華やかな貴城さんと対峙しても遜色なく、お芝居も安定していた。
笑也さんは、立役が板についてきたけれど、
結構目立つ感じで科白を噛んでしまったところが複数箇所あり
大坂、名古屋と廻ってきているのに、どうした~?
単に口がすべったというより、固有名詞間違えとかは、
いかんぞ!と。贔屓ゆえ、厳しいですよ(笑)
忠興の造形については、そんなに嫌な人物とはなっていない。
彼の妻へのあり方は、ひとりの男のごく当たり前の感情だと思える。

ミュージカルチーム代表?の
吉野圭吾さんと、ANZAちゃんは、大詰め持っていきます。
ラストのANZAちゃんの歌もいい。

それぞれの分野の方がバランスよく(と言ってもメインは貴城さん!)
見所出せるようになっていたと思う。
正直、ストーリーは彼らを魅せるための要素のひとつで
そんなに重要ではない(私見!)

曾我廼家さん率いる、お笑い担当チームも、
間の良い芝居をしていて、十分面白かった。

道具の転換、照明も悪くないです。
(幕前芝居のあたり、モロ、プチスーパー!)
ですが、(市長!は芝居違い)
物語や芝居としてのカタルシスはないです。
カタルシスは(贔屓の)役者さんそのものに求めて下さい!
って感じかな?

続く(かも)

あ、寝る前に続き!!
そうそう、カテコの人物配置よく出来てました!!
特に、一番最初。ここ、冴えてましたね~!!

オフィシャルサイト
宝塚プレシャス

シラノ・ド・ベルジュラック 3

2007-09-04 23:46:43 | その他の演劇
2007年9月4日(火) 青山円形劇場 Aブロック

【キャスト】
恋と冒険に生きる道化師シラノ:市川右近
辛辣な舌で男を翻弄する美女ロクサアヌ: 安寿ミラ
嫌味で気障なド・ギッシュ伯爵から浮気女まで:加納幸和
シラノの親友から侍女まで:坂部文昭
酔っ払いの詩人から腕白坊主まで:たかお鷹
二枚目クリスチャンからミーハー娘まで:桂憲一
寝取られ男から修道女まで:市川猿弥

【演奏】
アコーディオン 大田智美
バイオリン 廣川抄子

【スタッフ】
作:エドモン・ロスタン 翻訳:辰野隆/鈴木信太郎
演出:栗田芳宏  振付:藤間紫乃弥
音楽:宮川彬良  企画・台本:笹部博司
美術:朝倉摂

製作:メジャーリーグ

順調に3回目観劇。
今日は、シラノの「独白」そして「愁嘆場」にかなりやられてしまいました(/_;)
なにか、三国志パート2の、ラストも蘇ってきたり。(ちょっとレミとか)
そして、猿弥さん(ラグノオ)の泣きっぷり(戦場と大詰め)可愛すぎ。
狸御殿の時をチラっと想い出した。修道女にも釘付けです。

激眠なので、続きは後日。

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シラノ・ド・ベルジュラック 2

2007-09-03 23:02:27 | その他の演劇
2007年9月1日(土)青山円形劇場 Gブロック


未見の方へ。ネタバレしてます。ご注意!


前回、初見時、導入部が結構分かり難かった。
自分の理解力のせいかしらん?とも思ったが、
帰りがけ、同様のことを言っている人たちの会話も聞こえ、
今回もやはり、そういう感想を耳にした。
(まあ、もしかしたら、すご~く分かりやすいわ♪
という意見が大多数の可能性もあるが。私が耳にしないだけで!?)
戯曲を知らない観客にとっては、ちょっと厳しいかも。
もうちょっと落ち着いて、アナタ誰?を、伝えて欲しいかな。

人の配置によって声が通らない箇所もあって、
そのあたりも分かり難かった要因?
でも、ブレビューよりこの日の方が聴き易くはあった。
(自分の耳が馴れたのか?)

客席に入った瞬間、定式幕が壁一面に張り巡らされているのには
つい笑ってしまったけれど、歌舞伎の手法を取っているからと言って、
定式幕である必要は無いと思う。というか、定式幕でない方が
終盤映し出される「影」が、もっと映えるような気がする。
無から有を生み出す、演出家の仕事って、ホント、リスペクトするし
栗田さんの演出好きだけど、生意気ながら、
演出家の一番大変なところは、過去の自分を超えることかな~なんて
思ったりした。歌舞伎の手法を散りばめた演出は、少し「常套」に
なりつつある?と。
あるいは、それを個性として、らしさを打ち出していくのかもしれないけど。

ラスト、プラタナスの葉が舞い散る中で、静かに死んで行くシラノ…
かと思いきや、まだまだ、続くのであった。
すみません、プレビューでは、ちょっともたれました(ーー;)
しんみりした独白の中、もう「最期の一葉」かと思っていたら、
その後、怒涛の愁嘆場が~!!
羽根飾(こころいき)まで言わせないと終れないのよね…

猿弥さん、卑怯なほど洋装似合ってますね~!!
コック帽?みたいなのカワユス。
修道女もねぇ~(笑)欧州のコメディに出れる水準で笑えます(←褒めてます)
プレビュー、マジで吹いてるにしては長いなぁ~
と思ったら、マジ吹きしてるフリな演出でした。1日も演っていた。
コレ、過去、納涼歌舞伎とかで、福助さんや染五郎さんが演っていましたね~。
もう、あまりにも真に迫って!?吹いているので、演技とは思えず、
幕見で翌日確認しに行ったよ。
でも、考察の結果(笑)発見したのは、マジ吹きの場合は、
早く芝居を立て直さなければいけないので、そんなに長く
笑っていることは、実は、あまりない。
いつまで笑ってんだか~という時は演出の可能性アリ、だな。
それでも、可笑しくて、つられて笑っちゃうけど。
でも、なんで、そんなにいろんなモノが似合うの?>猿弥さん!
プレビュー時、ラストの早替えのヅラがズレていたのもわざと?
と思ったけれど、これは、本当にズレたようで、
1日はちゃんと、被ってました。
って、なんで猿弥さんフォーカスで見ているのやら>自分。

音楽が宮川彬良さんなのも、
プレビュー時、幕間にチラシピックアップして初めて知ったけれど、
ノスタルジックな緩い感じの音が、やっぱり「らしい」です。
大正にも昭和初期にも、ベルエポックにも
どの時代のどの空間にも入っていけそうな音。

さて、3回目観劇も間近。
続く。

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