ヤマトタケルの夢 

―三代目市川猿之助丈の創る世界との邂逅―
★歌舞伎・スーパー歌舞伎・その他の舞台★

りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ 冬物語08

2008-05-28 00:21:27 | りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ
りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ 冬物語08

ヨーロッパツアー

◇ハンガリー公演
2008年7月12日 ギュラ・シェイクスピア・フェスティバル参加

◇ルーマニア公演
2008年7月16日 オラーデア(予定)
2008年7月19日 クルジ・ナポカ(予定)
2008年7月31日 ボトシャニ(予定)

◇モルドヴァ公演
2008年7月26日・27日 キシノウ

◇ポーランド公演 
2008年8月4日・5日 グダンスク・シェイクスピア・フェスティバル参加

◇ドイツ公演
2008年8月9日 ノイス・グローブ座シェイクスピアフェスティバル参加

国内凱旋ツアー

◇新潟公演 りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)劇場
2008年8月22日(金) 19時

◇東京公演 あうるすぽっと (豊島区舞台芸術交流センター)
2008年8月28日(木) 19時
2008年8月29日(金) 19時
2008年8月30日(土) 17時
2008年8月31日(日) 14時

◇兵庫公演 兵庫県立芸術文化センター
2008年9月11日(木) 19時

チケット発売、問い合わせ詳細はこちら




ヤマトタケル最高!

2008-05-25 21:54:13 | ヤマトタケル
ヤマトタケル初観劇の方からの感想を頂きました。
友人の同僚の方の感想です。なるべく原文を損なわないように
劇場からリアルタイムに届いた言葉も伝えたいので
(友人の)携帯へ届いた文面、終演後の感想など混在のままアップ致しますね。

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『ヤマトタケル最高!』

こんばんは!yayaさん、ご無沙汰しています。
私が演舞場、博多座と遠征し、そして地元大阪の松竹座で
4回観劇したのを知っている同僚、25歳女子が
「私もどんなんか、スーパー歌舞伎観てみたいです!」と突然言い出したので、
3等席だったら全体も見えるし、今からだと一等席はいい席がないからと
ネットで早速手配してあげると、23日夜の部、仕事を早退して観に行きました。

彼女はもちろん歌舞伎もスーパー歌舞伎も全く観たこともなく、
劇団新感線の舞台は私が引きずり込んだみたいですが(苦笑)、
観にいくようになったところ。
歌舞伎の言葉も知らないけど、素直に観たまま
感じたままがいいかなと思い、
芝居に関しては予備知識は与えずに送り出しました。
私の歌舞伎初観劇は1998年松竹座のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」
それまでは、生の舞台のお芝居も観たことがなかったので、
幕間がどれぐらいとか何も知らずに観に行ったため、
緊張して舞台に集中できなかった経験から、
幕間の時間と食事のことだけは教え、オペラグラスを持たせて、
「職場はまかしとき!」って送り出したんです。

第一幕が終わった幕間にいきなりきましたぁ
「ヤマトタケル、最高、最高、最高、最高です!
無茶苦茶いい席ですし、オペラグラスのお陰で、
ヤマトタケルのあの汗をリアルに観ることができました!
背中を刺される赤い顔の喜猿さんよすぎです!!
もう一回来たいぐらいですってか、まだ終わってないのに。
隣のおばさんが、サイン入りのパンフレットで
説明してくれている最中でございます・・・。ひぃー、ひぃーっ!」
と意味不明な擬音語までつく興奮がリアルに伝わるメール到着!

第二幕終了後、「最後の休憩中です!」とまたまたメール。

「私は本当に幸せ者です。教えていただくもの全てが初めて観る体感するもので、
感動感激まで。いいものはどの舞台でも本当によいですね。
この長時間これをこなすのは体力勝負なのがわかりました。
ただ座って観劇しているだけの私がそんな風に思うんですから役者さんは
すごいです。迫力満点でした。」と当日のメールはここまで。

翌日研修で一緒だったので興奮冷めやらぬ
様子で「よかったです~」と言ってました。
それから今日もメールが着ました。

「手放すなと言われた剣を持って、
怖いもの知らずで堂々と立ち向かっていくヤマトタケル。
でも、最後の命が燃え尽きる寸前まで、ヤマトタケルの心、
『故郷の大和に帰りたい、早く父のもとに帰りたい』と
実の親の愛を求める姿に心うたれました。
場面転換のよさ、メリハリある照明にカンカンという音(←ツケの響きですね)
舞台が真っ暗になりスポットライトがあたるところは
ハラハラドキドキしながら拍手をおっくり続けました。」

そうですよね、この素直な表現。
見得を切る瞬間。一瞬の静寂は、観る者をぐっと引きつける、
そして大きなツケの音とともに役者が見得を切る、
それは歌舞伎を初めて観る者にとっては、全く初めての演出。

彼女の息をのむ姿が目に浮かびます。

そして、つづけてメールにはこうありました。

「拍手のタイミングは周りの雰囲気にあわしただけで、
まだ間がつかめていないのですが。
第3幕の伊吹山の恐ろしい鬼のような顔の神や衣装には目を奪われました。
オペラグラスで細部は見れたのですが、3階からでも華やかさはわかり、
衣装にあれだけ凝っているのも見所でした。
伊吹山の神々を退治して大和に帰る!
大和に帰りたい、羽がほしい、いっそ鳥になって
大和へ飛んで帰りたい。羽があればいいのに・・・というセリフには、
いつの時代にも親の愛を求める気持ちは伝わってきます。
他の観客も驚いていましたが、役者さんの宙返りや
器械体操並みの動きにはただただ驚きの連続です。
右近さんだけでなく素晴らしい大勢の役者さんが
出演していて本当に見応えがありました。」

こんな感想を寄せてくれましたが、
私が98年にヤマトタケルを観た時は、
「兄橘姫の笑也さんがきれいやなあ」という印象が残ったものの、
「天翔ける心」どころかよくわからないままに観終わった私は、
感性が鈍かったなあと今思い返せばお恥ずかしい限りで、
新鮮な感動を素直に伝えてくれて、ありがとうって本当に思いましたよ。

歌舞伎の用語を知らなくても、中国から参加している
役者さんがいることを知らなくても、舞台からたくさんの感動を受けた、
そして興奮して感激した様子は、贔屓としても本当に嬉しいし
一人でも多くの人に観てもらいたいです。

22年前に作られた作品だけれども、普遍的な命題にも、
作品を流れる一貫した哲学も。
舞台の演出の素晴らしさも、大胆かつ豪快で豪華な衣装も、
とてもよくできた作品ということを再認識しました。

松竹座の千穐楽ももうすぐ。いよいよ4か月のロングラン
公演も最後の中日劇場へと移ります。

松竹座でマイ楽だった私は、もう一回観たい
いや筋書きにもあった猿之助さんが「ヤマトタケル完全版」と書かれていた
「ヤマトタケル」を観に出かけようかと、
彼女の感想を読みながら思っているところです。

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いや~私も、こんな素敵な感想を頂いて、メチャクチャ嬉しいです。
長く観ていると、どうしても、ああじゃらこうじゃら能書き付きな
感想になってしまったり、今、目の前の舞台ではなく、
過去の舞台と比較してしまったり。(←まあ、そういう楽しみ方もあるのですが)
でも、今期ヤマタケ、MY初日@演舞場
私もあらためて、なんて良く出来ている舞台なんだろう~って、
ある種新鮮な感動もあったから、その、ハァ~~っと心捕らわれる気持ちも
心から理解出来ます。松竹座もいよいよ楽ですね。
名古屋遠征まで、あと一ヶ月余。じっくりと待つことにします。
(あ、チケットは先日到着)

祝☆ヤマトタケル通算800回上演&観客動員百万人達成

2008-05-16 22:08:10 | ヤマトタケル
今、笑也さんのブログで知りました~
(そして、タイトルそのまま、引っ張ってきました・笑)

2008年5月15日夜の部で、通算800回上演、
そして、2008年5月16日昼の部801回目の公演で、
観客動員百万人の記録を達成とのこと。
ご出演の皆さん、関係者の皆さん、そして、猿之助さん!!
おめでとうございます~!!
百万人目のお客様となったのは、昼の部をご観劇のご婦人だそう。

スーパー歌舞伎が誕生して22年。30年40年と続いて行くと確信してます。
私も50年までは頑張りますよ~!!
今、バリバリ観劇している熟年の方々を思うと、私も白髪になっても、
多少、耳が遠くなっても(?)、劇場通います。

スーパー歌舞伎皆勤の笑也さんのみやず姫800回は、
95年の特別マチネとの兼ね合いにより、18日夜の部だそう。
駆けつけられる方は是非劇場へ。
祝電、祝花?、祝砲(←それは無理)随時受け付け中~(笑)

七月大歌舞伎

2008-05-03 21:26:04 | 歌舞伎
歌舞伎座百二十年 七月大歌舞伎

平成20年7月7日(月)~31日(木)

【チケット発売】
平成20年6月15日(日)10:00よりWeb・電話受付開始 

1等席 15,000円
2等席 11,000円
3階A席 4,200円
3階B席 2,500円
1階桟敷席 17,000円

【昼の部】午前11時30分~

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  鳥居前
  吉野山
  川連法眼館

  市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候

  鳥居前
      佐藤忠信実は源九郎狐  海老蔵

  吉野山
      佐藤忠信実は源九郎狐  海老蔵
             静御前  玉三郎

  川連法眼館
      佐藤忠信実は源九郎狐  海老蔵
             静御前  玉三郎

【夜の部】午後5時~


一、夜叉ヶ池(やしゃがいけ)

              百合  春 猿
             白雪姫  笑三郎


二、高野聖(こうやひじり)

              雪路  玉三郎
              宗朝  海老蔵
             雁兵衛  歌 六

さらに詳細はこちら

こうくるとは思わなかった>昼の部




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