よみうりテレビで11月に放映された、狸御殿のメイキングを
文章に起こしてみました。手がしびれてます・・・(~_~;)
ヒアリング出来ない(!)文言は省略~
『 』は南光さんのナレーション
【 】スーパーインポーズで日時場所が明示されたもの
( )内はその時流れていた映像の様子、yaya解説?など(~_~;)
< >以下はその方のコメント:一部敬称は省略させて頂いてます~
『ナレーション:桂南光』
10月の末(娘狸たちと分福@花道)
大阪松竹座では(右近、直美@花畑)
スーパー喜劇狸御殿の稽古が行われておりました。
(直美、レビューの着物でのバストショット)
このお芝居では藤山直美ちゃん
(スーパーインポーズ「藤山直美」)と
市川猿之助さんの薫陶を受けた21世紀歌舞伎組の皆さんが
(スーパーインポーズ「市川右近」@手負いの場の姿)
同じ舞台に立つというまさしく夢のような組み合わせが実現しました。
(スーパーインポーズ「市川笑也」@伏見稲荷で刀を持っている)
歌舞伎俳優の皆さんが喜劇に挑戦する、まあなんと
(スーパーインポーズ「市川猿弥」@満月祭オープニング)
素晴らしいことじゃあ~あ~りませんか~!!
(スーパーインポーズ「市川春猿」@御殿)
(スーパーインポーズ「市川門之助」←助の字が“介”と出てる(-_-;)
@御殿でスタッフから指示を受けている映像)
脇を固めるのは市川門之助さん、
(スーパーインポーズ「小島慶四郎・小島秀哉」@きぬたの部屋)
お父さん寛美さんの時代からお付き合いがある
小島秀哉さん、小島慶四郎さん、そして
(スーパーインポーズ「大津嶺子」@かがみの森)
大津嶺子さんというベテラン。
(スーパーインポーズ「藤間紫」@御殿)
扇の要ともなるのが藤間紫さん。
(オープニングの満月祭のダンス)
それではまず、喜劇とスーパー歌舞伎のコラボレーション
スーパー喜劇狸御殿のあらすじおばご紹介しましょう。
昔々とある狸の国に(オープニングレビューからきぬたアップ)
ちょっとワガママなきぬたという名のお姫様がおりました。
(織部を助けおこし、美形を認め、ほほ~という表情)
ある日森で出会った人間の若者相馬織部に
ひと目惚れしたきぬた姫でしたが(花畑で織部に尻尾を見られる)
狸であることを知られてさあ大変
(平九郎が家来に織部を殺さないよう頼む@かがみの森)
父平九郎の計らいで
(人間界へもどされる@馬上)
記憶を消された織部は、人間の世界へ戻されることに。
(織部を追うきぬたを止める雅楽平)
織部を忘れられないきぬたは、お付きの奴雅楽平をお供に人間界へ。
相馬の家に戻った織部ですが、
(織部帰還の宴~酔った卯月の方を見る織部~九重と話す織部)
母である卯月の方に異変が起きていました。
幼馴染の九重と共に心配する織部ですが
(一富士@御殿)
すべては一富士の企みにより魔物の狐が卯月の方に
(きぬたと金毛九尾の対峙@御殿)取り憑いていたのでした。
母を助けようと伏見稲荷に赴いた
(きぬたと白狐の対峙)きぬたたちでしたが、
ここを守る白狐を怒らせてしまい、
霊力を持つ御剣を貰えずじまい。(雅楽平、きぬた、織部の見得)
(織部、九重と九尾の眷属との立ち廻り)
果たしてきぬたと織部は母を元の姿に戻し、
相馬の家を救う事が出来るのでしょうか。
そして(宙乗り)、きぬたと織部の恋の行方は~。
(オープニングの満月ダンスエンディング、ふぅ~♪)
(ベニサンスタジオ)ということで、
番組がこのお芝居の舞台裏に密着すること二ヶ月以上。
スーパー喜劇狸御殿が出来上がるまでのすべてをお見せいたします。
あのスーパー歌舞伎でもお馴染みの21世紀歌舞伎組の面々の素顔を
この際ぜーんぶ見せてしまいますよ。
さらには楽屋に賑やかな連中がおしかけたり、
濃い~いリポーターが乗り込んだりと大騒ぎ。
(「演劇界のディープインパクトでございます。」BY藤山直美。)
さて、ようこそ狸御殿へ。
21世紀歌舞伎組と藤山直美がスーパー喜劇で夢の競演。
はじまり、はじまり~!
【8月25日東劇@東京:築地】
『南光』
台風11号が日本列島に迫った8月25日
ポスター用の写真撮影が行われました。
きぬた姫が恋をする人間の若君、相馬織部に扮するのが市川右近さん。
まあ、21世紀歌舞伎組のリーダー格ですな。
(ヤマトタケル、四の切のスチールとプロフィール紹介)
<右近>「私大阪生まれでございますんで、
そこで、え~直美さんと一緒にお芝居させて頂く、
っていうのは非常に楽しみ」
『南光』
市川猿弥さんは、奴雅楽平の役。
きぬた姫のお供をして、人間世界にやってきて大活躍、
今回一番喜劇的要素が強い役柄です。
(熊襲兄タケル、善玉、藤太のスチールとプロフィール紹介)
<猿弥>「まあ、ここらへんでね、
直美さんにしっかりとですね、喜劇のですね、
良し悪しをしっかり伝授頂きまして、
来年から喜劇に行こうかと(笑)」
<春猿>「女優さんとかとですね、我々がこう、
女形というのが一緒に出てどのような形で違和感なく
ご覧頂けるかっていうのが、やっぱりひとつの課題だと思ってます。」
『南光』
艶やかな美貌を誇るのは市川春猿さん。
歌舞伎以外での活躍も見せてはるので、
直美ちゃんとの絡みも楽しみですなぁ。
(静御前@鳥居前、毛野、弟橘姫のスチールとプロフィール紹介)
こちらは涼やかな美しさを見せる市川笑也さん。
猿之助さんの相手役として有名ですが、
もちろん喜劇に挑戦するのは初めて。
(静御前@四の切、劉備、兄橘姫のスチールとプロフィール紹介)
<笑也>「小学校四年生の時に上京しまして、
初めて観たお芝居が、藤山寛美さんの喜劇だったものですから、
それはもう、楽しみですね。」
『南光』
そして、21世紀歌舞伎組の先輩にあたるのが、
市川門之助さん。相馬家乗っ取りを企てる一富士、
すなわち仇役ですな。この方の女形ぶりも定評があります。
(皇后、彩香←パート3のスチールとプロフィール紹介)
【ベニサンスタジオ】
『南光』
出演者が初めて一同に会するこの日、
まずやってきたのが
(タクシーから降り、撮影隊?に挨拶する直美さん)
<直美>「おはよ~~ございま、しゅ。」「またおうたね~」
<カメラさん?>「はい」
<直美>「すごいポスターあがったね。」
(壁のポスターを見ながら)
「すっごいね、このポスター…これは…化けもん屋敷?・笑」
「紫先生、綺麗ね~。う~ん。」(ポスターアップ)
『南光』
なんやかんやいいながら
台本のチェックをする直美ちゃんですが、
<直美>「さっ、ミネラルウォーター飲まなあかんし
(ソフトバンクホークスのユニフォームを着た?
ミネラルウォーターを鞄から取り出す)(周囲・笑)
これ、ご自慢やねん。サインしてくれてはんねん。」
<右近>「おはようございます。」
『南光』続々と出演者が挨拶にやってきます。
<直美>「センセ、お早うございます。」
(紫さんが直美さんの座っているデスクへ)
(慶四郎さんと直美さんが挨拶する場面のあと)
<秀哉>「小島秀哉と申します。どうぞよろしく(紫さんに挨拶)
この小島とは全然違います(と慶四郎さんを指し)」
<慶四郎>「あのね、新喜劇の先輩ですねん(と紫さんに説明?)」
<直美>「もらった先生(たぶん、紫さんにお菓子を渡そうとするが
秀哉さんと紫さんが挨拶を交わしているので、袋を付人さん?
に渡し、直美さんも立ち上がり挨拶しようとする処に、
慶四郎さんが割ってきたので)またや、勝手に喋ってて」
【10月1日読み合わせ】
<直美>(出演者全員に向かって)
「どうも、お稽古含めましたら、
三ヶ月間よろしくお願い致します。
あの、歌舞伎組の方、また新派の方、で喜劇のほうの人間、
そして猛獣と(←誰を指したのかは画面からは不明)、
まあ、あの集まって、
やっぱり市川猿之助さんのひとつ頂点のもと、
なんとかお客さんに喜んでいただけるお芝居を
努力いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。」
(台詞読み)
<直美>「はぁ、あたし、その娘ですから」
<右近>「五年前に亡くなられたのならば、私が父を失った時と同じだ。」
<直美>「くりそつ(笑)・・・」
<紫> 「だははははははは。う、う、うは。
ならぬきぬた~きぬた、ならぬぞ。う~うぇ~」
<直美>「先生、先生、もうね、先生いっこく堂みたいになってる。」
(室内爆笑。紫さんも笑っているが意味分かるのかな~?
ちなみに私は分かりません→いっこく堂)
『南光』
なごやかなうちにも粛々と
読み合わせは夜まで続きましたが、無事終了。
<紫>「まだね、今日初めてですからね、私も戸惑ってますから、
こういう風にしよう、ああいう風にしようって
まだ決まってないですけども」
<右近>「まだ手探りですけども、はい」
<猿弥>「僕らもまったく見当つかないんで・・・」
『南光』
もう芝居のアイディアが出て来たのか、
直美ちゃんは白狐役の笑也さんとの対決シーンに
色々とお願いを出しております。
<直美>「別にやって頂いても大丈夫なんですか?」
<笑也>「なんでもこいでございます。」
<直美>「ほんと、良かった~。」
<撮影隊>「ひとつの芝居が出来るまでいろんな
ー途中ヒアリング不可―があると思うんですけど、
読み合わせって言うのはどんな部分なんですか?」
<直美>「あの、本…たとえば本を買ったときに~、
あ、本?、ま、なんでんもええわ、
なんかモノを買ったときに、これから使おうと思うときに、
包装紙破くのと一緒です。」
(スーパーインポーズ【直美語録1:「読み合わせを終えて」
買ってきた品物の包装紙を破っていくところ】
「包んで頂いたね、デパートで包んもらった包装紙を、
今~破いているのと一緒です。」
【10月5日銀座東武ホテル】
『南光』
10月の5日小雨がそぼ降る東京銀座。
その一角のホテルにやってきたのが
<タ-ジン>「さて、ここは花の東京銀座でございます。
えや~華々しいとこに来ましたね。
私正装しております。タージンでございます。
何故こんな格好をしているか、実を言いますとですね、
藤山直美さん、21世紀歌舞伎組初コラボ、
スーパー喜劇狸御殿、素晴らしい舞台のですね、
製作発表記者会見の会場がこちらなんですね。
ちょっとこちらへ伺ってみますと、
うわ~~~ぁぁ、まだ人は少ないようでありますが、
華やかなポスターがどんど~ん!!受付がされています。
私、こういったところ初めてなんです。
スーパー喜劇狸御殿(ポスターを差しながら)これですよ、
こちらの方のまぁ~そうそうたるメンバーが
ただいまから記者会見に挑まれる、
実は私この会場に臨席させて頂こうとこう思っております。
初めてですっ。初です。行ってきます!
わっ、ここが会場か~一度来てみたかった~。
(会見場のドアを開けようとする)
閉まってる、閉まってる。どうなってるんでしょう。
ちょっと早すぎた~?」
(直美さんの控え室?)
<タージン>「まことに申し訳けございません。」
<直美> 「こんにちは。いつもありがとうございます。」
<タージン>「挨拶が遅れました。
(タージンの素通し眼鏡に指を通す直美さん)ひぇ~~ぇ。
ちょっと、今日、あの緊張しながら宜しくお願いします。」
<直美> 「なんでこんな格好してんの。」
<タージン>「なんでですの~今日、緊張しながらも、ちょっと
せっかくですから記者席に座らせて貰えるそうなんです。」
<直美> 「マジで?記者席に?」
<タージン>「緊張しすぎて紐忘れましたけど、今日」
(とワイヤレスマイクを直美さんに差し出す)
<直美> 「♪じれった~い、じれったい(BY明菜)
おかしいなぁ~朝剃ってきたばっかりなんだけど
(とマイクで顎ヒゲ剃るマネ・笑)
やらさんといて~」(とタージンにマイクを返し)
<タージン>「いえ、宜しくお願いします」
~10月5日記者会見~
<司会者>「只今より、スーパー喜劇狸御殿
製作発表記者会見を始めてまいります。」
(すっごい気取った司会者@男性が「狸御殿」という
単語を口にするのが面白かった(~o~))
<直美>「私は、あの~、一応性別女ですので
絶対歌舞伎の方と一緒に舞台に立たせて頂くことっていうのは、
これは一生ないだろうな~と想いながら来てきたんですけど、
本当に市川猿之助さんに、ホントに首を縦にふっていただいた、
その一瞬にホントに感謝さしてもらって」
『南光』
その猿之助さんのコメントが松竹の白井取締役より
代読で披露されました。
<白井>「素晴らしい企画になったと思います。
以前から直美さんとは何かご一緒に出来ればと思っておりましたが、
今回それが実現するわけです。
私は藤山寛美さんを大変尊敬しておりました。
そのお父様のDNAは確実に直美さんに受け継がれ、
そして、私のDNAを受け継いだ
21世紀歌舞伎組の面々が繰り広げる舞台は
お客様に十分にご満足頂けるものと確信致しております。
平成17年10月5日市川猿之助。代読させて頂きました。」
<司会者> 「さてここからは皆さんからのご質問
頂いて参ろうと思います。それでは、ご質問ある方どうぞ。」
<タージン>「それでは・・・」
<司会者> 「まず、後ろの方にいいですか?」
<タージン>「あっ、そうですか・・・」
(直美、右近顔を見合わせて笑う)
<司会者> 「恐れ入ります。万を持して手を上げていただきましたが、
後ろの方がほんのちょっと早かったんで、恐れ入ります」
(記者会見場で各社カメラマンによる合同撮影の場面のあと)
<タージン>「すいませんでした」(と紫さんに頭を下げる)
<秀哉> 「アンタ仕事あれだけ?」
<タージン>「とりあえずこれだけで大阪から来たんですけど」
<秀哉> 「これだけで?」
<タージン>「こちら唯一悪役と言っていいと思いますが
門之助さんです、よろしくどうぞお願いします。
悪役っていうのはどうですか?」
<門之助> 「あの~あんまりやったことないんですけどね、
面白いんですよね。」
<タージン>「やりがいがあると聞きますが」
<門之助> 「ええ、ええ、ええ。なんか凄く工夫のしがいがあって、
ええ、いいんですけれども」
<タージン>「ども?」
<門之助> 「やっぱりね、いつもの歌舞伎と違いますからね。」
<タージン>「はい。」
<タージン>「どんな感じでございますか?今」
<右近> 「まだちょっと暗中模索って感じすかね。」
<笑也> 「そうですね~」
<タージン>「実際そんな感じですか。あの藤山直美さんは、
笑也さんどうです?」
<笑也> 「ああ、もう~寛美さんそっくりですよね~」
<タージン>「そっくり、それはお顔でしょうか」
<笑也> 「いえ、いえ」
<タージン>「しぐさでしょうか」
<笑也> 「芝居の間といい」
<タージン>「間ですか」
<笑也> 「はい、素晴らしい」
<右近> 「あの間がやっぱりものすごい勉強になるんちゃうかな~
と僕らにとっては」
<春猿> 「あたしはね、、お稽古場でもうこないだ、
いろいろあると思いますけど、よろしくお願い致しますって、
もうやるぞっていう、そう、お前分かってるんだろうな、
いくからな、というのをちゃんと、あの宣告されましたんで」
<タージン>「そないだったら、どうです?
やっぱり、やったろか!となるんですか?」
<春猿> 「いやいや、逃げとこか、と。そういうことですね。」
<タージン>「そしてこれを機に大いに喜劇の世界で頑張って貰います…」
<猿弥> 「いやいやいやいや、ホント…」
<春猿> 「(猿弥さんに向かって)ありがとうございました、今まで」
<猿弥> 「ん!?お前らも頑張れよ。」
<タージン>「ということで非常に楽しい舞台になりそうでございます。」
<タージン>「どうもすいません。ありがとうございました。」
<直美> 「ありがとうございました。」
<タージン>「最後に一言お聞きしたいんですが」
<直美> 「一言!」
<タージン>「その一言ではございません。
内容を含んだもんでございます。」
<直美> 「えっ~と、あんまり、ないよう」
<タージン>「ないよう…ってそんなんばっかりやんか~」
<直美> 「言うてん、言うてん、なんで、今日さ~
すっごい緊張してへんかった?タージンさん。」
<タージン>「めちゃめちゃ緊張してまてん、記者会見」
<直美> 「なんでなんで?」
<タージン>「あんなとこ行った事ないですもん。ほんま。
で、僕、質問したいけど当ててくれへんしね~。
あの前の初めての読み合わせのときには、
デパートから買ってきたものをですね、
包装紙を破るような心境やと仰った、
今、あのこうやって政策記者会見がありました、
はい、これを終えられた後、今どういうご心境でしょうか。」
<直美> 「箱の裏を見て、賞味期限いつまでかなって感じかな」
(スーパーインポーズ【直美語録2:「製作発表を終えて」
品物の箱を裏返して、賞味期限を調べている】
<タージン>「はっはっはっ、ちょっと不安もあり?」
<直美> 「う~ん、なんとかこれをだから、
一番いいときと一番いい頃合に、一番旬のときに、
皆さんにお届けしたいな、っていう意味です。」
<タージン>「泉のように言葉が沸いてくる、
いや~参考になります、おねえさん、ついて参ります。」
<直美> 「(笑)~うちとこはみんなファンなんよ、タージンさんの。」
<タージン>「はい、ありがとうございます。」
<直美> 「あたし、あの、なんかね、食べたものをね、
もうなんかさ、もうクソ丁寧に言うやんか。」
<タージン>「いや、あれもう自然に食べて、
口にあたりますとほわ~(と試食描写が続く)、
いや、あれ自然ですよ。」
<直美> 「あたし、大好きやね、そのさ、
なんかとってつけたようなさ、もうわざとらしい~
ま、そこ芝居で言うたらくさ~い感じが、好き♪
ホントにありがとう。稽古場来てね。」
<タージン>「あっ、稽古場寄せてもらいます。」
<直美> 「お待ちしてます。ありがとうございました。」
<タージン>「ありがとうございました。」
<直美> 「ありがとうございました。探偵ナイトスクープでした。」
<タージン>「ちゃうちゃうちゃう、よみうりやん、よみうりですよ。」
<直美> 「あっよみうり?(←ボケ?)、はい。」
【ベニサンスタジオ】
<直美>「なんなんですかいったい」
<カメラマン>「盗撮ビデオです。」
<直美>「トットゥピドゥ~ウー♪」
(たぶん、モンロー)(周囲・笑)
「やってられへんわ、もう~。これから稽古だよ~ん。
♪こーれから稽古だよ、これから稽古だよ~ん(と歌?いだす)
ワハハ、ワハハ、ワハハ。
・・・あたし、今度四十七になんねん。」
<カメラマン>「すみません、画面揺れてしまいました。」
(と映像が揺れとる(~o~))
<直美>「うそ~ホンマ~」
<カメラマン>「素人カメラマンなんですんません」
<直美>「マジで~?どんなん映ってるかちょっと見せて。」
<カメラマン>「じゃあ、ちょっと撮って見て下さい。」
(直美さん撮影の映像が流れる)
<直美>「はい。どうやったら撮れんの」
<スタッフ>「そのままもう、ずっと回してもろうたら・・・」
<直美>「おっしょさ~ん(と右近さんの妹さんの左近さんを映す)
お世話になります」
<左近>「こちらこそ(とカメラに向かって会釈)」
<直美>「すいません、いろいろとどうもご迷惑かけますけれど。」
「お早うさん(と喜太郎君を撮る)お元気ですか」
<喜太郎>「はい元気にやらしてもろうてます。」
<直美>「お願いします」「助ちゃん。(舞台監督の助川さんを映す)」
<助川>「お早うございます」
<直美>「頼むよ~。」
<助川>「宜しくお願いします。」
<直美>「お願いしますね~こちらこそお願いします。」
<助川>「お願いします」
<直美>「浅香さ~ん(浅香さん←演出補、ポーズ取る)呼んだだけ~。
浅香さんお願いしま~す。
いつもお世話になってま~す。
(↑これは映っている効果の内藤さんに向けた言葉)
よろしくお願いしま~す。すんません、いつもこんな
コックピットの前みたいなとこに座らせて
(ミキシング機材が前にある)」「市村さ~ん、」
<市村>「はいっ」(松竹関西演劇部の方)
(しばし、簡単なセットの組まれたスタジオ内を映す)
『南光』
直美ちゃんは本当に気使いなんですよ~。
それはともかく鬘の準備が進んでおります。
(床山さんが鬘を点検している)
そして、出演者を集めて舞台装置の説明。
どのようにお芝居が転換、
進行していくのか分かるようになっているわけです。
(道具のミニチュアの前に役者さん集合)
文章に起こしてみました。手がしびれてます・・・(~_~;)
ヒアリング出来ない(!)文言は省略~
『 』は南光さんのナレーション
【 】スーパーインポーズで日時場所が明示されたもの
( )内はその時流れていた映像の様子、yaya解説?など(~_~;)
< >以下はその方のコメント:一部敬称は省略させて頂いてます~
『ナレーション:桂南光』
10月の末(娘狸たちと分福@花道)
大阪松竹座では(右近、直美@花畑)
スーパー喜劇狸御殿の稽古が行われておりました。
(直美、レビューの着物でのバストショット)
このお芝居では藤山直美ちゃん
(スーパーインポーズ「藤山直美」)と
市川猿之助さんの薫陶を受けた21世紀歌舞伎組の皆さんが
(スーパーインポーズ「市川右近」@手負いの場の姿)
同じ舞台に立つというまさしく夢のような組み合わせが実現しました。
(スーパーインポーズ「市川笑也」@伏見稲荷で刀を持っている)
歌舞伎俳優の皆さんが喜劇に挑戦する、まあなんと
(スーパーインポーズ「市川猿弥」@満月祭オープニング)
素晴らしいことじゃあ~あ~りませんか~!!
(スーパーインポーズ「市川春猿」@御殿)
(スーパーインポーズ「市川門之助」←助の字が“介”と出てる(-_-;)
@御殿でスタッフから指示を受けている映像)
脇を固めるのは市川門之助さん、
(スーパーインポーズ「小島慶四郎・小島秀哉」@きぬたの部屋)
お父さん寛美さんの時代からお付き合いがある
小島秀哉さん、小島慶四郎さん、そして
(スーパーインポーズ「大津嶺子」@かがみの森)
大津嶺子さんというベテラン。
(スーパーインポーズ「藤間紫」@御殿)
扇の要ともなるのが藤間紫さん。
(オープニングの満月祭のダンス)
それではまず、喜劇とスーパー歌舞伎のコラボレーション
スーパー喜劇狸御殿のあらすじおばご紹介しましょう。
昔々とある狸の国に(オープニングレビューからきぬたアップ)
ちょっとワガママなきぬたという名のお姫様がおりました。
(織部を助けおこし、美形を認め、ほほ~という表情)
ある日森で出会った人間の若者相馬織部に
ひと目惚れしたきぬた姫でしたが(花畑で織部に尻尾を見られる)
狸であることを知られてさあ大変
(平九郎が家来に織部を殺さないよう頼む@かがみの森)
父平九郎の計らいで
(人間界へもどされる@馬上)
記憶を消された織部は、人間の世界へ戻されることに。
(織部を追うきぬたを止める雅楽平)
織部を忘れられないきぬたは、お付きの奴雅楽平をお供に人間界へ。
相馬の家に戻った織部ですが、
(織部帰還の宴~酔った卯月の方を見る織部~九重と話す織部)
母である卯月の方に異変が起きていました。
幼馴染の九重と共に心配する織部ですが
(一富士@御殿)
すべては一富士の企みにより魔物の狐が卯月の方に
(きぬたと金毛九尾の対峙@御殿)取り憑いていたのでした。
母を助けようと伏見稲荷に赴いた
(きぬたと白狐の対峙)きぬたたちでしたが、
ここを守る白狐を怒らせてしまい、
霊力を持つ御剣を貰えずじまい。(雅楽平、きぬた、織部の見得)
(織部、九重と九尾の眷属との立ち廻り)
果たしてきぬたと織部は母を元の姿に戻し、
相馬の家を救う事が出来るのでしょうか。
そして(宙乗り)、きぬたと織部の恋の行方は~。
(オープニングの満月ダンスエンディング、ふぅ~♪)
(ベニサンスタジオ)ということで、
番組がこのお芝居の舞台裏に密着すること二ヶ月以上。
スーパー喜劇狸御殿が出来上がるまでのすべてをお見せいたします。
あのスーパー歌舞伎でもお馴染みの21世紀歌舞伎組の面々の素顔を
この際ぜーんぶ見せてしまいますよ。
さらには楽屋に賑やかな連中がおしかけたり、
濃い~いリポーターが乗り込んだりと大騒ぎ。
(「演劇界のディープインパクトでございます。」BY藤山直美。)
さて、ようこそ狸御殿へ。
21世紀歌舞伎組と藤山直美がスーパー喜劇で夢の競演。
はじまり、はじまり~!
【8月25日東劇@東京:築地】
『南光』
台風11号が日本列島に迫った8月25日
ポスター用の写真撮影が行われました。
きぬた姫が恋をする人間の若君、相馬織部に扮するのが市川右近さん。
まあ、21世紀歌舞伎組のリーダー格ですな。
(ヤマトタケル、四の切のスチールとプロフィール紹介)
<右近>「私大阪生まれでございますんで、
そこで、え~直美さんと一緒にお芝居させて頂く、
っていうのは非常に楽しみ」
『南光』
市川猿弥さんは、奴雅楽平の役。
きぬた姫のお供をして、人間世界にやってきて大活躍、
今回一番喜劇的要素が強い役柄です。
(熊襲兄タケル、善玉、藤太のスチールとプロフィール紹介)
<猿弥>「まあ、ここらへんでね、
直美さんにしっかりとですね、喜劇のですね、
良し悪しをしっかり伝授頂きまして、
来年から喜劇に行こうかと(笑)」
<春猿>「女優さんとかとですね、我々がこう、
女形というのが一緒に出てどのような形で違和感なく
ご覧頂けるかっていうのが、やっぱりひとつの課題だと思ってます。」
『南光』
艶やかな美貌を誇るのは市川春猿さん。
歌舞伎以外での活躍も見せてはるので、
直美ちゃんとの絡みも楽しみですなぁ。
(静御前@鳥居前、毛野、弟橘姫のスチールとプロフィール紹介)
こちらは涼やかな美しさを見せる市川笑也さん。
猿之助さんの相手役として有名ですが、
もちろん喜劇に挑戦するのは初めて。
(静御前@四の切、劉備、兄橘姫のスチールとプロフィール紹介)
<笑也>「小学校四年生の時に上京しまして、
初めて観たお芝居が、藤山寛美さんの喜劇だったものですから、
それはもう、楽しみですね。」
『南光』
そして、21世紀歌舞伎組の先輩にあたるのが、
市川門之助さん。相馬家乗っ取りを企てる一富士、
すなわち仇役ですな。この方の女形ぶりも定評があります。
(皇后、彩香←パート3のスチールとプロフィール紹介)
【ベニサンスタジオ】
『南光』
出演者が初めて一同に会するこの日、
まずやってきたのが
(タクシーから降り、撮影隊?に挨拶する直美さん)
<直美>「おはよ~~ございま、しゅ。」「またおうたね~」
<カメラさん?>「はい」
<直美>「すごいポスターあがったね。」
(壁のポスターを見ながら)
「すっごいね、このポスター…これは…化けもん屋敷?・笑」
「紫先生、綺麗ね~。う~ん。」(ポスターアップ)
『南光』
なんやかんやいいながら
台本のチェックをする直美ちゃんですが、
<直美>「さっ、ミネラルウォーター飲まなあかんし
(ソフトバンクホークスのユニフォームを着た?
ミネラルウォーターを鞄から取り出す)(周囲・笑)
これ、ご自慢やねん。サインしてくれてはんねん。」
<右近>「おはようございます。」
『南光』続々と出演者が挨拶にやってきます。
<直美>「センセ、お早うございます。」
(紫さんが直美さんの座っているデスクへ)
(慶四郎さんと直美さんが挨拶する場面のあと)
<秀哉>「小島秀哉と申します。どうぞよろしく(紫さんに挨拶)
この小島とは全然違います(と慶四郎さんを指し)」
<慶四郎>「あのね、新喜劇の先輩ですねん(と紫さんに説明?)」
<直美>「もらった先生(たぶん、紫さんにお菓子を渡そうとするが
秀哉さんと紫さんが挨拶を交わしているので、袋を付人さん?
に渡し、直美さんも立ち上がり挨拶しようとする処に、
慶四郎さんが割ってきたので)またや、勝手に喋ってて」
【10月1日読み合わせ】
<直美>(出演者全員に向かって)
「どうも、お稽古含めましたら、
三ヶ月間よろしくお願い致します。
あの、歌舞伎組の方、また新派の方、で喜劇のほうの人間、
そして猛獣と(←誰を指したのかは画面からは不明)、
まあ、あの集まって、
やっぱり市川猿之助さんのひとつ頂点のもと、
なんとかお客さんに喜んでいただけるお芝居を
努力いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。」
(台詞読み)
<直美>「はぁ、あたし、その娘ですから」
<右近>「五年前に亡くなられたのならば、私が父を失った時と同じだ。」
<直美>「くりそつ(笑)・・・」
<紫> 「だははははははは。う、う、うは。
ならぬきぬた~きぬた、ならぬぞ。う~うぇ~」
<直美>「先生、先生、もうね、先生いっこく堂みたいになってる。」
(室内爆笑。紫さんも笑っているが意味分かるのかな~?
ちなみに私は分かりません→いっこく堂)
『南光』
なごやかなうちにも粛々と
読み合わせは夜まで続きましたが、無事終了。
<紫>「まだね、今日初めてですからね、私も戸惑ってますから、
こういう風にしよう、ああいう風にしようって
まだ決まってないですけども」
<右近>「まだ手探りですけども、はい」
<猿弥>「僕らもまったく見当つかないんで・・・」
『南光』
もう芝居のアイディアが出て来たのか、
直美ちゃんは白狐役の笑也さんとの対決シーンに
色々とお願いを出しております。
<直美>「別にやって頂いても大丈夫なんですか?」
<笑也>「なんでもこいでございます。」
<直美>「ほんと、良かった~。」
<撮影隊>「ひとつの芝居が出来るまでいろんな
ー途中ヒアリング不可―があると思うんですけど、
読み合わせって言うのはどんな部分なんですか?」
<直美>「あの、本…たとえば本を買ったときに~、
あ、本?、ま、なんでんもええわ、
なんかモノを買ったときに、これから使おうと思うときに、
包装紙破くのと一緒です。」
(スーパーインポーズ【直美語録1:「読み合わせを終えて」
買ってきた品物の包装紙を破っていくところ】
「包んで頂いたね、デパートで包んもらった包装紙を、
今~破いているのと一緒です。」
【10月5日銀座東武ホテル】
『南光』
10月の5日小雨がそぼ降る東京銀座。
その一角のホテルにやってきたのが
<タ-ジン>「さて、ここは花の東京銀座でございます。
えや~華々しいとこに来ましたね。
私正装しております。タージンでございます。
何故こんな格好をしているか、実を言いますとですね、
藤山直美さん、21世紀歌舞伎組初コラボ、
スーパー喜劇狸御殿、素晴らしい舞台のですね、
製作発表記者会見の会場がこちらなんですね。
ちょっとこちらへ伺ってみますと、
うわ~~~ぁぁ、まだ人は少ないようでありますが、
華やかなポスターがどんど~ん!!受付がされています。
私、こういったところ初めてなんです。
スーパー喜劇狸御殿(ポスターを差しながら)これですよ、
こちらの方のまぁ~そうそうたるメンバーが
ただいまから記者会見に挑まれる、
実は私この会場に臨席させて頂こうとこう思っております。
初めてですっ。初です。行ってきます!
わっ、ここが会場か~一度来てみたかった~。
(会見場のドアを開けようとする)
閉まってる、閉まってる。どうなってるんでしょう。
ちょっと早すぎた~?」
(直美さんの控え室?)
<タージン>「まことに申し訳けございません。」
<直美> 「こんにちは。いつもありがとうございます。」
<タージン>「挨拶が遅れました。
(タージンの素通し眼鏡に指を通す直美さん)ひぇ~~ぇ。
ちょっと、今日、あの緊張しながら宜しくお願いします。」
<直美> 「なんでこんな格好してんの。」
<タージン>「なんでですの~今日、緊張しながらも、ちょっと
せっかくですから記者席に座らせて貰えるそうなんです。」
<直美> 「マジで?記者席に?」
<タージン>「緊張しすぎて紐忘れましたけど、今日」
(とワイヤレスマイクを直美さんに差し出す)
<直美> 「♪じれった~い、じれったい(BY明菜)
おかしいなぁ~朝剃ってきたばっかりなんだけど
(とマイクで顎ヒゲ剃るマネ・笑)
やらさんといて~」(とタージンにマイクを返し)
<タージン>「いえ、宜しくお願いします」
~10月5日記者会見~
<司会者>「只今より、スーパー喜劇狸御殿
製作発表記者会見を始めてまいります。」
(すっごい気取った司会者@男性が「狸御殿」という
単語を口にするのが面白かった(~o~))
<直美>「私は、あの~、一応性別女ですので
絶対歌舞伎の方と一緒に舞台に立たせて頂くことっていうのは、
これは一生ないだろうな~と想いながら来てきたんですけど、
本当に市川猿之助さんに、ホントに首を縦にふっていただいた、
その一瞬にホントに感謝さしてもらって」
『南光』
その猿之助さんのコメントが松竹の白井取締役より
代読で披露されました。
<白井>「素晴らしい企画になったと思います。
以前から直美さんとは何かご一緒に出来ればと思っておりましたが、
今回それが実現するわけです。
私は藤山寛美さんを大変尊敬しておりました。
そのお父様のDNAは確実に直美さんに受け継がれ、
そして、私のDNAを受け継いだ
21世紀歌舞伎組の面々が繰り広げる舞台は
お客様に十分にご満足頂けるものと確信致しております。
平成17年10月5日市川猿之助。代読させて頂きました。」
<司会者> 「さてここからは皆さんからのご質問
頂いて参ろうと思います。それでは、ご質問ある方どうぞ。」
<タージン>「それでは・・・」
<司会者> 「まず、後ろの方にいいですか?」
<タージン>「あっ、そうですか・・・」
(直美、右近顔を見合わせて笑う)
<司会者> 「恐れ入ります。万を持して手を上げていただきましたが、
後ろの方がほんのちょっと早かったんで、恐れ入ります」
(記者会見場で各社カメラマンによる合同撮影の場面のあと)
<タージン>「すいませんでした」(と紫さんに頭を下げる)
<秀哉> 「アンタ仕事あれだけ?」
<タージン>「とりあえずこれだけで大阪から来たんですけど」
<秀哉> 「これだけで?」
<タージン>「こちら唯一悪役と言っていいと思いますが
門之助さんです、よろしくどうぞお願いします。
悪役っていうのはどうですか?」
<門之助> 「あの~あんまりやったことないんですけどね、
面白いんですよね。」
<タージン>「やりがいがあると聞きますが」
<門之助> 「ええ、ええ、ええ。なんか凄く工夫のしがいがあって、
ええ、いいんですけれども」
<タージン>「ども?」
<門之助> 「やっぱりね、いつもの歌舞伎と違いますからね。」
<タージン>「はい。」
<タージン>「どんな感じでございますか?今」
<右近> 「まだちょっと暗中模索って感じすかね。」
<笑也> 「そうですね~」
<タージン>「実際そんな感じですか。あの藤山直美さんは、
笑也さんどうです?」
<笑也> 「ああ、もう~寛美さんそっくりですよね~」
<タージン>「そっくり、それはお顔でしょうか」
<笑也> 「いえ、いえ」
<タージン>「しぐさでしょうか」
<笑也> 「芝居の間といい」
<タージン>「間ですか」
<笑也> 「はい、素晴らしい」
<右近> 「あの間がやっぱりものすごい勉強になるんちゃうかな~
と僕らにとっては」
<春猿> 「あたしはね、、お稽古場でもうこないだ、
いろいろあると思いますけど、よろしくお願い致しますって、
もうやるぞっていう、そう、お前分かってるんだろうな、
いくからな、というのをちゃんと、あの宣告されましたんで」
<タージン>「そないだったら、どうです?
やっぱり、やったろか!となるんですか?」
<春猿> 「いやいや、逃げとこか、と。そういうことですね。」
<タージン>「そしてこれを機に大いに喜劇の世界で頑張って貰います…」
<猿弥> 「いやいやいやいや、ホント…」
<春猿> 「(猿弥さんに向かって)ありがとうございました、今まで」
<猿弥> 「ん!?お前らも頑張れよ。」
<タージン>「ということで非常に楽しい舞台になりそうでございます。」
<タージン>「どうもすいません。ありがとうございました。」
<直美> 「ありがとうございました。」
<タージン>「最後に一言お聞きしたいんですが」
<直美> 「一言!」
<タージン>「その一言ではございません。
内容を含んだもんでございます。」
<直美> 「えっ~と、あんまり、ないよう」
<タージン>「ないよう…ってそんなんばっかりやんか~」
<直美> 「言うてん、言うてん、なんで、今日さ~
すっごい緊張してへんかった?タージンさん。」
<タージン>「めちゃめちゃ緊張してまてん、記者会見」
<直美> 「なんでなんで?」
<タージン>「あんなとこ行った事ないですもん。ほんま。
で、僕、質問したいけど当ててくれへんしね~。
あの前の初めての読み合わせのときには、
デパートから買ってきたものをですね、
包装紙を破るような心境やと仰った、
今、あのこうやって政策記者会見がありました、
はい、これを終えられた後、今どういうご心境でしょうか。」
<直美> 「箱の裏を見て、賞味期限いつまでかなって感じかな」
(スーパーインポーズ【直美語録2:「製作発表を終えて」
品物の箱を裏返して、賞味期限を調べている】
<タージン>「はっはっはっ、ちょっと不安もあり?」
<直美> 「う~ん、なんとかこれをだから、
一番いいときと一番いい頃合に、一番旬のときに、
皆さんにお届けしたいな、っていう意味です。」
<タージン>「泉のように言葉が沸いてくる、
いや~参考になります、おねえさん、ついて参ります。」
<直美> 「(笑)~うちとこはみんなファンなんよ、タージンさんの。」
<タージン>「はい、ありがとうございます。」
<直美> 「あたし、あの、なんかね、食べたものをね、
もうなんかさ、もうクソ丁寧に言うやんか。」
<タージン>「いや、あれもう自然に食べて、
口にあたりますとほわ~(と試食描写が続く)、
いや、あれ自然ですよ。」
<直美> 「あたし、大好きやね、そのさ、
なんかとってつけたようなさ、もうわざとらしい~
ま、そこ芝居で言うたらくさ~い感じが、好き♪
ホントにありがとう。稽古場来てね。」
<タージン>「あっ、稽古場寄せてもらいます。」
<直美> 「お待ちしてます。ありがとうございました。」
<タージン>「ありがとうございました。」
<直美> 「ありがとうございました。探偵ナイトスクープでした。」
<タージン>「ちゃうちゃうちゃう、よみうりやん、よみうりですよ。」
<直美> 「あっよみうり?(←ボケ?)、はい。」
【ベニサンスタジオ】
<直美>「なんなんですかいったい」
<カメラマン>「盗撮ビデオです。」
<直美>「トットゥピドゥ~ウー♪」
(たぶん、モンロー)(周囲・笑)
「やってられへんわ、もう~。これから稽古だよ~ん。
♪こーれから稽古だよ、これから稽古だよ~ん(と歌?いだす)
ワハハ、ワハハ、ワハハ。
・・・あたし、今度四十七になんねん。」
<カメラマン>「すみません、画面揺れてしまいました。」
(と映像が揺れとる(~o~))
<直美>「うそ~ホンマ~」
<カメラマン>「素人カメラマンなんですんません」
<直美>「マジで~?どんなん映ってるかちょっと見せて。」
<カメラマン>「じゃあ、ちょっと撮って見て下さい。」
(直美さん撮影の映像が流れる)
<直美>「はい。どうやったら撮れんの」
<スタッフ>「そのままもう、ずっと回してもろうたら・・・」
<直美>「おっしょさ~ん(と右近さんの妹さんの左近さんを映す)
お世話になります」
<左近>「こちらこそ(とカメラに向かって会釈)」
<直美>「すいません、いろいろとどうもご迷惑かけますけれど。」
「お早うさん(と喜太郎君を撮る)お元気ですか」
<喜太郎>「はい元気にやらしてもろうてます。」
<直美>「お願いします」「助ちゃん。(舞台監督の助川さんを映す)」
<助川>「お早うございます」
<直美>「頼むよ~。」
<助川>「宜しくお願いします。」
<直美>「お願いしますね~こちらこそお願いします。」
<助川>「お願いします」
<直美>「浅香さ~ん(浅香さん←演出補、ポーズ取る)呼んだだけ~。
浅香さんお願いしま~す。
いつもお世話になってま~す。
(↑これは映っている効果の内藤さんに向けた言葉)
よろしくお願いしま~す。すんません、いつもこんな
コックピットの前みたいなとこに座らせて
(ミキシング機材が前にある)」「市村さ~ん、」
<市村>「はいっ」(松竹関西演劇部の方)
(しばし、簡単なセットの組まれたスタジオ内を映す)
『南光』
直美ちゃんは本当に気使いなんですよ~。
それはともかく鬘の準備が進んでおります。
(床山さんが鬘を点検している)
そして、出演者を集めて舞台装置の説明。
どのようにお芝居が転換、
進行していくのか分かるようになっているわけです。
(道具のミニチュアの前に役者さん集合)