木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




おはようございます。
雨が上がり、明るい月空と強い風が吹いています。
ランニングコース上の台地の上では
前に進むのが大変でした。
というワケでもありませんが、
今朝も47分もかかってしまいました。

さて、「桂」とは、私が頭に着けている…
ではなくて、鑿(のみ)の頭の部分についている
鉄の輪のことです。
これは買って来たばかりは、しっかりと
鑿の柄にはまっていません。
これをきっちりはめることを
「かつらをさげる」と言います。

まずは、写真のようにリングの両端を
丸やすりでてーぱーに削り落とします。
つぎは柄の部分を玄能で「木殺し」します。
かなりきつい場合は鑿で少し削ります。

リングを柄にはめて、玄能で叩き込んでいきます。
やや外側に向けて木の柄を広げるように
たたくと

こんな風にきれいにおさまります。
これでいっちょあがりです。
ですからそれほど時間もかかりません。
昨年暮れに買って来た

9本(うち1本は突き鑿なので桂はありません)を
仕込むのに30分もかかりませんでした。

現在は角ノミでたいがいのほぞ穴は掘るので、
鑿をガンガンたたいて穴を掘ることはありませんが、
桂がしっかりしているに越したことはありません。

それでは事故に気を付けて行ってきます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )