みなさんこんばんは。
夏休みが終わりお仕事に復帰したものの、だいぶお疲れのワタクシではありますが、ここをご覧戴いているみなさまはいかがでしょうかね。
上の画像にあるとおり、8月19日に谷田部アリーナにて開催された、ヨコモ グランプリ Round-37に参戦すべく、前日入りの8月18日から谷田部アリーナに行ってみました。
谷田部アリーナでは1/12全日本終了後の7月にカーペット全面張替えとなり、これまでから一変してCRC製の最新カーペットに変更となりました。
このカーペットは高名な北米開催のSnowbirdで開催される、SNOWBIRD NATIONALSでも採用されているラジコン専用のカーペットなんですよね。
となると2月にワタシが参戦したヨコモグランプリ Round-35で優勝した件も、カーペット変更でマシンとの適合性が合わなくて全く歯が立たなくなっていないか?
と不安になった次第でして、ちょうど夏休みに設定されていたこのRound-37に参戦を決めた次第なんですよね。
果たして、前日入りして初走行ではほぼほぼ想定通り、前回優勝時と同じセットだとハイサイドしまくりで大変な状態であることが判明しました。
これは大幅なセット変更が必要かとは思いましたが、そうなると前回の良いセットがリセットされて迷宮入りする懸念が大きいと考えました。
そこで最小の変更規模として、フロントキャンバー調整のみでミリミリセット出しを進めた結果、若干右回りでインリフトは残るもののハイサイドは回避できた次第です。
また、パワーソース関係はカーペット変更で路面からの負荷が変わってどうなるかと心配しましたが、こちらは変更不要で好調を維持できている模様です。
ラップタイム的にもこの日は17秒1まで出て、他のGT500ストッククラスの方たちと比較してもかなり速いほうのようで、何とか次の日のレースではよい成績が望めそうな雰囲気です。
良い手ごたえを得たところでお友達とともにお宿にチェックインした後は、いつものごとく”夜のAメイン”に突入して楽しい前日練習の〆を決めたワケですねえ。
果たしてレース当日である8月19日、朝7時開門に対して若干遅れるものの前日のうちにピットエリアは確保済のため、落ち着いてレース準備に取り掛かれました。
と、ふと気になってエントリーリスト再確認したところ、なんとワタシはRound-35優勝のツケでウエイトハンディが50gも科されることとなっていました。
さすがに50gの重りを適当に積むとマシンセットが大幅に崩れると考えて、すぐに谷田部アリーナのショップに行って、上の画像にあるバギー用のバッテリー下に敷くウェイトを購入しました。
1枚当たり25gで2枚入りなので、ちょうど2枚とも重ねてバッテリー下に敷けばウエイトインパクトは最小限となるはず、との推定です。
このウエイトを載せて事前に車検場で重量測定とタイヤ回転数確認を実施したところ、重量は少し重めだったので小さなウエイトは10gほど外せることが判ったのと、
タイヤ回転数が3240rpmと回転オーバとなっていることが判りました。これは2月に比べて温度が大幅に変わった影響かと思います。
早速に重量再調整して、タイヤ回転数は本来ならばモーター進角調整ないしはアンプセット調整を実施するところでしょうが、いずれも大幅なパワーダウンが懸念されます。
そこで、東広島ラジコン研究所で学んだ知識を活用して、バッテリー充電完了電圧を下げることにしました。
最初は1セルあたり4.15Vとしたところ下げすぎだったため、次は1セル当たり4.17Vに変更したところちょうどタイヤ回転数が3196rpmまで下がりました。
因みに充電器はkimihiko-yano販売のブラックホークを使いました。この充電器はお値段もお手頃ながら、充放電性能がとても優れていて安定性もあり、お勧めの充電器だと思います。
この状態でレース前の参加者全員での集合写真撮影と、正美さんからのレース説明が実施された後、レース開始となりました。
レースはまず練習&ポンダー確認のための練習走行4分間が1回、予選4分×2回、決勝8分1回というスケジュールです。
あと、周回方向は前日までの練習時とは逆となり逆時計方向でのレースと決まりました。
練習走行ではワタシはGT500ストッククラス3ヒートのうち第1ヒート走行順となりました。
路面状況があまりよくない走行順ではありますが、新たなカーペットではさほどのデメリットにならないのがうれしいところです。
練習走行ではマシンコンディション確認をしつつ、予選1回目は同じメンバーでの走行となるので同じヒート内での優劣確認も重要です。予選ですから自分より速い人には譲らないといけませんので。
幸い、ワタシのペースはかなり速いほうなので、ほとんどラインを譲る必要がなさそうなことは確認できました。
また、周回方向が前日と逆になった影響もほとんどなく、ベストラインもすぐに見つけ出すことができました。
予選1回目。
GT500ストッククラスの第1ヒート順にて、路面状況からあまりタイムは期待できないものの、この予選1回目の順位をもとにして予選2回目の出走順が決まるわけでして、戦略的に走る必要があります。
まず、最悪でも決勝Aメインぎりぎり通過できるタイムを狙うこと。ただし、できれば予選2回目は熾烈極める第3ヒートは避け、第2ヒートのトップスタートを狙いたい。
今回のGT500ストッククラス参加者は総勢21名なので、予選2回目は出走者が3等分されることを想定すれば、予選8番手がねらい目となるわけです。
まあ、そんな戦略が狙い通りいくはずもなく、予選1回目スタートです。
タイヤはフロントMSリアSの組み合わせにて、グリップ剤にはファニーグリップをフロント塗幅90%、リア全塗りで塗布時間は1分での対応です。
充電終了電圧は8.34Vにて、車検では車重1305g、電圧8.27V、タイヤ回転数3196rpmと狙い通りで一発車検通過です。
ワタシは3番手スタートで前を行くお友達のmtabeさんについていく戦略です。予想通り、mtabeさんは素晴らしい走りで順調にトップ争いをワタシと演じてくれました。
そのままゴール予定が、ゴール1分前くらいに右セクションでmtabeさんの素晴らしいブレーキングに対応できず追突してしまいました。誠に申し訳ない次第です。
お互いそこで3~4秒を失いながらもなんとかリカバリーしてゴール。
総合順位ではワタシが9位、mtabeさんが10位となりました。これにてワタシは予選2回目は第2ヒート2位スタートとなります。
ただし、トップとの差はわずか2.7秒にて、ワタシのミスがなければ総合1位とか2位になっていたかもしれませんので、ペースは悪くない模様です。
予選1回目の後は組み換えのためお昼休みがあり、ワタシはいつもの谷田部アリーナにて出張販売されているカレーを食しました。
このボリュームかつ、出張販売されているお店がお肉屋さんとのことで、とても良い味が出ているのでお勧めできますね。これで650円なので、お値段もお手頃ですしね。
果たして予選2回目、セットは全く変えずにバッテリーを前日に谷田部アリーナのショップで購入した新品バッテリーを投入します。もちろん、ここで勝負というわけです。
しかして、車検に行くとなんと、車重が足りずに5gの錘を載せないといけなくなりました。電池以外はなにも変えていないのに。
まあしかし、今更気にしてもしょうがないのでレースに専念します。
予選2回目スタートしてすぐ、前方を行く1番スタートのマシンに追い付いてしまいました。果たしてどうやって抜けばよいものかと軽くプレッシャーをかけたところ、
縁石に乗り上げて転倒されたのでその隙を縫ってトップに躍り出ます。しかしながら背後にはmtabeさんがプレッシャーをかけつつじわじわと追い付いてくるようです。
もちろん、電圧があるうちに引き離す作戦です。でないと、こちらはウエイトハンディ50gでレース後半の伸びがなくなるので、かなりリスキーなラインで走行しました。
でもさすがはmtabeさん、レース中盤には背後にピタリとつかれ、こちらが許したわずかな隙間に飛び込まれてしまい、後塵を拝する結果となりました。
結果はmtabeさんと0.164秒差の予選3位で終了となりました。
決勝はAメインを確保できたのでほっとしたものの、少し気になって予選1回目と2回目のバッテリーを車検場にて重量確認してみました。
するとなんと、予選1回目のバッテリーのほうが予選2回目のより5g重い結果となりました。
体感および充放電のデータでも若干予選1回目のバッテリーのほうが優れているようです。でも、このバッテリーは2年前に購入したバッテリー。
やはり新品2回目使用のほうが良いかも、と迷うもここは実績重視で予選1回目のバッテリーを決勝に使うことに決めました。
決勝Aメイン、グリッド3位からのスタートです。
1位のキャロさんはウェイトハンディ25g、2位のmtabeさんはウェイトハンディなし、ワタシはウェイトハンディ50gなので3位キープが現実的な戦略ではあります。
でも、ここは隙を伺っていけるなら前に出て、あとはラインを締めに締めて逃げ切りを期待してのスタートとなります。
決勝Aメインはさすがの綺麗なスタートにて、グリッド順通りにレースが始まりました。レース序盤はこちらも十分な電圧で2位を行くmtabeさんを追える展開です。
そして2分経過時点あたりでmtabeさんがミスして転倒したところを抜き去って2位浮上。そのまま逃げ切りを図ります。
しかしながら好調mtabeさんはかなりのラップペースで差を広げることができず、逆に4分経過時点からこちらのラップペースが落ちてきて、徐々に間隔が詰まってついには背後にピタリとつかれました。
そのままラインを締めて逃げを図るものの6分経過時にストレート前の右コーナーでわずかに膨らんだ隙にmtabeさんが飛び込んできて万事休す。
3位に落ちてからは4位との差を見ながらmtabeさんとの距離を少しでもキープして展開を待ったものの、そのまま8分経過してゴールと相成りました。
今年2回目のポディウムゲットとなり、なかなかに嬉しいですが、今一つスピードが足りなかったのは今回の反省点ではあります。
今年のヨコモグランプリは4回開催予定にて、今回3回目の段階でワタシはキャロさんと同ポイントでのランキングトップと相成りました。とてもうれしいです。
10月7日のヨコモグランプリは直前までポーランド出張があるため参加は微妙な状況ではありますが、何とか業務調整して参加したいものですねえ。