中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

山形正宗「激濁」

2016-05-24 22:26:28 | お酒の話し(山形県)
 仙台でのコンクール予選も終わり、ホッとひと息。しかし、インターネットで結果を見てみると、びっくりするほど上手かった受験者が、のきなみ落ちている。…コンクールというものは厳しいものです。しかし、すでにもう必要ないほど立派な入賞歴を持っている人たちなので、私に気の毒がられることもないのでしょう。


 ということで、お気楽に酒の話でも。

 新酒のシーズンは終わりましたが、まだまだ「寝かせてある」濁り酒が世の中には出てくるので気が抜けません。今回はその中でも、「究極の濁り」を。

 切れ味の良い作風が素晴らしい、天童の銘酒「山形正宗」から、その名も「激濁」(げきだく)。

 写真ではわかりませんが、瓶の底の方にはまだまだたっぷりと「オリ」と呼ぶには重厚すぎるものが積もっています。見た目は「甘酒」。


 グラスに「どろどろっ」と注いで、ひと口。

…信じられないほどのスッキリ感!見た目通りの「つぶつぶ入り」の舌触りとのギャップがあり過ぎて、不思議な感じがします。

 さすが山形正宗。こういう、本来は甘くなってしまうものがさっぱり作れる珍しい蔵です。


 暑くなってきたところで、清涼感のある「生」を堪能しました。

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2 コメント

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こんばんは (イベンボさん)
2016-05-24 23:34:17
仙台のコンクールでの演奏、お疲れさまでした。一時間で聴きに行ける、山形の立地の良さを感じます。そして激濁ですか、オリがいっぱいあっても美味しく飲めるんですね。山形のお酒恐るべし(笑)ところで、今年度文化庁の巡回公演を見ていたら、山響の申請書類の最後に添付された写真に中爺さんが写っているではありませんか。訪れた小学校の児童達との給食、和みましたよ
>イベンボさん (中爺)
2016-05-26 22:41:24
 ありがとうございます。
仙台でのコンクールは、よい体験でした。得難いものがありました。

 文化庁ではたしかに「給食交流」なるものがあって、もちろん私も参加しました。その時の写真でしょう。酒の代わりに牛乳をちびちびやりながら雑談するという、なかなか楽しい催しです。しかし中には、居酒屋のカウンターで隣り合ったおじさんのように、意味不明なからみ方をしてくる子供もいるので、それがまた面白い。
 九州でも、思い出に残るような出逢いがあることを期待しております。

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