中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

感謝

2010-11-20 10:57:24 | 危機管理
 安心したせいか、昨日は「自分が病人か?」と思うほど、長時間寝てしまいました。東京はまだまだ「秋の爽やかさ」があって良い気候です・・・ということに、今頃気がつきました。

 母親が入院している昭和大学病院は、本当に近代的。清潔で明るくて新しい。「薬臭くて暗い」病院というもののイメージとかけ離れています。8階の病室の、大きな窓からは町が見渡せて、広々とした気持ちになります。

 ここは4人部屋ですが、わりと入れ替わりが頻繁です。いつもカーテンを閉め切っていた、ちょっと気むずかしそうな女性は、昨日退院していきました。普通の服に着替えて、家族に付き添われて出ていくときにはやはり晴れやかな表情でした。
「おめでとうございます。」
「お先に・・・頑張ってね。」

 花を持って行った時に、花瓶がある場所を親切に教えてくれた気さくな女性は、非常に重篤で、他の病室に移って行きました。

 入れ替わりで入ってきた若い女性は、来ると間もなく緊急手術のために出ていきました。

 それぞれの患者にはそれぞれ心配している家族がいて、今まさに「一家の一大事」が起こっているわけです。病院は、そういう「一大事」が集められた不思議な空間なのだということに初めて気がつきました。


 さて、母親の術後の回復は順調で、少しずつですが歩けるようになりました。何本も入っていた点滴の管も、一本二本と減ってきています。こうして明るい気持ちで面会に行けるというのは、本当にありがたいことです。幸運に感謝。

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