トランペットのナカリャコフ氏をゲストに迎えた山響定期、二日間とも満席で無事に終了しました。ご来場のみなさま、本当にありがとうございました。
終演後には、楽団員がホールの出口に並んで「お見送り」をします。
そこで「今日も素晴らしかったです」などと言ってくださる方々の表情から、こちらも、いろいろと生の反応を知ることができる。
トランペットももちろんですが、メインの「悲愴」に感動してもらえたのが伝わってきて嬉しい。中には直接「今まで聞いた中で一番の悲愴でした」と言ってくださった方もいました。こういうのは、何よりも効きます。疲れが吹き飛びますね。
ところで、学生時代の同期の友人が聞きに来てくれました。大学のオーケストラでトランペットを吹いていた法学部の同期。今は弁護士になって、故郷である北海道に立派な個人事務所を持っています。
いろいろと社会の上層部の人たちとのつながりもあるようで、全国を股にかけて活躍しているようです。今回は、トランペットのスーパースターの演奏会だということだけでなく、山形の名士との付き合いもあるようで聞きに来てくれました。
まさに、我が大学の法学部における、頂点と底辺の邂逅。
最近、すっかり偉くなっている昔の友人と会うことが多い。私が、まっとうな所からドロップアウトして、ひたすら「裏街道」を歩いてきてしまった事を実感させられます。
…まっとうに生きていたら、だいぶ違った人生もあったのかな…などと、この歳になると思う時もありますね。
ともあれ、バボラークの時にはホルンの友人が、ナカリャコフの時にはトランペットの友人が遠くから来てくれたりする。
また楽しからずや…ということにしておきましょう。
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