腹腔鏡手術の第一人者の先生が執刀にあたって下さった手術は、3時間半で無事に終了。詳しいことはよくわかりませんが、開腹手術に比べて、切る部分が少ないので出血も少なく、負担が軽いとのこと。
ただ心配なのは、癌が取りきれたのかどうか。「御家族の方こちらへ」と呼ばれて結果を聞かされる時には、父と私と弟の男三人、身の縮む思いでした。こういう緊張は嫌なものですね。冷たくて、ぬらぬらした手で、胃や心臓の辺りをまさぐられる感じ。場合によっては、余命宣告と終末治療の説明が始まってしまうわけですから。
「悪い知らせと良い知らせをお伝えします」部屋に入って来た、手術服姿の教授が話し始めた時には、完全に無呼吸になってしまいました。
「悪い知らせ」は癌が思っていたよりも進行していたこと。「良い知らせ」は目に見える癌を、全て取りのぞくことが出来たということでした。
「進行度合いが高かったので今後、化学療法をしなければなりませんが、再発が無ければ完治する可能性も充分あります。」
胸の底では最悪の状況もちらついていたので、この結果は嬉しかった…。かなり希望が広がったことになりますから。
後で他の医師が教えてくれましたが、その教授の執刀はまさに「神業だった」ということでした。どんな分野にも「天才」はいるものなんですね。
その神業のおかげで、母は今、すでに手術前にいた一般病棟に戻って来て、意識もしっかりしています。
今後の治療のことはまだ、どんなものになるのかわかりませんが、一安心。
すべてに感謝します。
ただ心配なのは、癌が取りきれたのかどうか。「御家族の方こちらへ」と呼ばれて結果を聞かされる時には、父と私と弟の男三人、身の縮む思いでした。こういう緊張は嫌なものですね。冷たくて、ぬらぬらした手で、胃や心臓の辺りをまさぐられる感じ。場合によっては、余命宣告と終末治療の説明が始まってしまうわけですから。
「悪い知らせと良い知らせをお伝えします」部屋に入って来た、手術服姿の教授が話し始めた時には、完全に無呼吸になってしまいました。
「悪い知らせ」は癌が思っていたよりも進行していたこと。「良い知らせ」は目に見える癌を、全て取りのぞくことが出来たということでした。
「進行度合いが高かったので今後、化学療法をしなければなりませんが、再発が無ければ完治する可能性も充分あります。」
胸の底では最悪の状況もちらついていたので、この結果は嬉しかった…。かなり希望が広がったことになりますから。
後で他の医師が教えてくれましたが、その教授の執刀はまさに「神業だった」ということでした。どんな分野にも「天才」はいるものなんですね。
その神業のおかげで、母は今、すでに手術前にいた一般病棟に戻って来て、意識もしっかりしています。
今後の治療のことはまだ、どんなものになるのかわかりませんが、一安心。
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