自宅での昼食に乾麺を茹でて食べる夫婦…
…イメージとしては、邦画のワンシーンにありがちですよね。田舎で暮らす、静かな老夫婦の日常。
黙々と食べる亭主に、ご近所さんの近況などを一方的に話し続ける妻。
主人公の若者は都会で、いろいろな事件に巻き込まれていたりする。
今日の昼食。前にいただいた蕎麦の賞味期限が切れているのを発見して、奥さんが茹でてくれました。
期限は、すでに半年近く過ぎていますが「熱を通すし、体に悪いということはなかろう」と。
食べてみて、賞味期限切れの蕎麦は、何が違うかわかりました。
味は変わらないのですが、噛むとすぐにポロポロ切れてしまう。「山芋入り」のはずなのに、粘りがまったくない。
「ボソボソしちゃってるね…」
「…いや、充分うまかった」
「もういいの?」
「ちょっと食べすぎた」
「お茶、いれるね…」
…邦画の老夫婦の静かな感じそのもの。BGMは無音で。夏場だったらセミの声ぐらい。
「休日の静けさ」が、若い頃より深まっている気がします。
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