今週の山響は、県内のスクールコンサート。
実は今年度は、まだ先月に一回しかスクールコンサートをしていない。
少子化や、コロナをきっかけに支援が無くなってしまったりなど、いろいろな影響があると思います。
しかし、6月にようやくスクールコンサートが始まるというのは、私が山響に入団してから初めてのことです。
昔は、学校体育館でのスクールコンサートが演奏会のほとんどを占める感じでしたから、冬の間「冬眠」に近い時を過ごして、4月の後半になると「ようやく今シーズンが始まっちゃったか」という、農家のような漁師のような気分で春を迎えたものです。
それが今では1年中、県内外できちんとしたコンサートが目白押しで、忙しいことこの上ない。本当にありがたいことで、昔、夢に見ていた状態ではありますが、子供が減って、スクールコンサートが激減するのは、なんだか足元が危うくなるような不安を感じます。
田舎の子供にも、本物の、良い演奏を聴かせようという、村川氏の信念で始まったオーケストラです。せっかく演奏の質が向上しても、聴かせる相手がいなくなったら、どうしていいかわからなくなってしまう。
今のところ、今年度のスクールコンサートは30公演程度だとか。最盛期の140公演から比べると、いかに少ないかわかりますね。昔はウンザリしていたものですが、これからは1回1回、良い公演にしていくしか、私たちにできることはありません。
今週も頑張ります。