すっぽん!
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「うるせぇんだよ。お前はよ。黙ってられないのかよ」
「だって私があそこで言わなきゃ分からなかったでしょう?」
「そんなのはどっちでも良いんだよ。あんな酔っ払いの言うこと聞くんじゃねぇ」
「でもさ…」
「うるさいんだよ。俺はアイツの調子の良い所が嫌いなんだよ」
「そうだよね。だから出世できないんだよね」
「………」
「………」
「ねぇ、キリちゃんと仲直りして良い?」
「なんでそうなるんだよ。オレがどれだけ我慢してるか知ってるのかよ。この間だって飲み会の席で隣になったけど一線ひいてたんだぞ」
「へぇ隣の席になったんだ。そんなの聞いてないよ」
「飲み会の席をくじ引きで決めて、たまたま隣になっただけだ。けど他のヤツとずっと話してたよ」
「けど隣の席になったこと言ってくれなかったよね」
「………」
「………」
「今年、私どうなるんだろう。幸せになりたいな~。誰か幸せにしてくれないかな~」
「誰かって誰だよ」
「自分だよ」
「自分って誰だよ」
「自分だよ」
「だから誰だって言ってるんだよ」
「私だよ」
「何でそういうこと言うわけ?」
「私、普通の人と付き合いたいな~」
「そうだよな。お前普通じゃないもんな~」
「私、普通の人と付き合いたいな~」
「………」
「………」
「結局お前は金なんだよ。金持ちの男が好きなんだろ」
「そうよ。お金を持っている男が好き。」
「………」
「どこかにお金を持っている普通の人いないかな~」
「………」
「………」
「お前とはもうバイバイだな」
「何よバイバイって。意味分からない。ハッキリ言ってよ」
「今は言わねーよ。電車を降りたら言ってやるよ」
今月はそこそこ仕事が詰まっている。終電に間に合うように、帰宅する日が続きそうだ。そんな僕が遭遇した電車内同レベルバカカポー。電車に乗り込んだ時すでに口喧嘩が始まっていた。当人たちは声のトーンを落として話をしているつもりのようだが、男の声の通りが良いんだこりゃまた。そんなのが隣にいられた日にゃムカつきボルテージ臨界点突破。本を読もうと思ったけど集中できず。早く終われとばかりにエミネムのカーテンコールを聞く。
話を聞いている感じだとどっちもまだ惚れあっている感じ。女は愚痴を言いながら男の肩に頬を寄せたり、男は小怒りしながら女のパイオツをつっついたり。破廉恥100%。で、カーテンコール越しに聞こえた「今は言わねーよ。電車を降りたら言ってやるよ」。しかし僕の最寄り駅に到着してしまった。チクショー。お前らの口喧嘩痴話喧嘩なんてまったく聞きたくないが、最後の一言だけ聞かせてくれ!
と思いつつホームに出たのだが、なんとバカカポーも降りやがった。ヒャホー!早く言え。俺の心に溜まったイライラを吹き飛ばしてくれ!と思ったが、普通に手をつないでホームを歩いてやがるの。腹立たしい。という日でしたよ。今日は。ぷんスカ。鬱憤溜まりまくり。明日すっぽん鍋を食べる予定がなかったらぶちきれているところだぜ。ギャン!
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「うるせぇんだよ。お前はよ。黙ってられないのかよ」
「だって私があそこで言わなきゃ分からなかったでしょう?」
「そんなのはどっちでも良いんだよ。あんな酔っ払いの言うこと聞くんじゃねぇ」
「でもさ…」
「うるさいんだよ。俺はアイツの調子の良い所が嫌いなんだよ」
「そうだよね。だから出世できないんだよね」
「………」
「………」
「ねぇ、キリちゃんと仲直りして良い?」
「なんでそうなるんだよ。オレがどれだけ我慢してるか知ってるのかよ。この間だって飲み会の席で隣になったけど一線ひいてたんだぞ」
「へぇ隣の席になったんだ。そんなの聞いてないよ」
「飲み会の席をくじ引きで決めて、たまたま隣になっただけだ。けど他のヤツとずっと話してたよ」
「けど隣の席になったこと言ってくれなかったよね」
「………」
「………」
「今年、私どうなるんだろう。幸せになりたいな~。誰か幸せにしてくれないかな~」
「誰かって誰だよ」
「自分だよ」
「自分って誰だよ」
「自分だよ」
「だから誰だって言ってるんだよ」
「私だよ」
「何でそういうこと言うわけ?」
「私、普通の人と付き合いたいな~」
「そうだよな。お前普通じゃないもんな~」
「私、普通の人と付き合いたいな~」
「………」
「………」
「結局お前は金なんだよ。金持ちの男が好きなんだろ」
「そうよ。お金を持っている男が好き。」
「………」
「どこかにお金を持っている普通の人いないかな~」
「………」
「………」
「お前とはもうバイバイだな」
「何よバイバイって。意味分からない。ハッキリ言ってよ」
「今は言わねーよ。電車を降りたら言ってやるよ」
今月はそこそこ仕事が詰まっている。終電に間に合うように、帰宅する日が続きそうだ。そんな僕が遭遇した電車内同レベルバカカポー。電車に乗り込んだ時すでに口喧嘩が始まっていた。当人たちは声のトーンを落として話をしているつもりのようだが、男の声の通りが良いんだこりゃまた。そんなのが隣にいられた日にゃムカつきボルテージ臨界点突破。本を読もうと思ったけど集中できず。早く終われとばかりにエミネムのカーテンコールを聞く。
話を聞いている感じだとどっちもまだ惚れあっている感じ。女は愚痴を言いながら男の肩に頬を寄せたり、男は小怒りしながら女のパイオツをつっついたり。破廉恥100%。で、カーテンコール越しに聞こえた「今は言わねーよ。電車を降りたら言ってやるよ」。しかし僕の最寄り駅に到着してしまった。チクショー。お前らの口喧嘩痴話喧嘩なんてまったく聞きたくないが、最後の一言だけ聞かせてくれ!
と思いつつホームに出たのだが、なんとバカカポーも降りやがった。ヒャホー!早く言え。俺の心に溜まったイライラを吹き飛ばしてくれ!と思ったが、普通に手をつないでホームを歩いてやがるの。腹立たしい。という日でしたよ。今日は。ぷんスカ。鬱憤溜まりまくり。明日すっぽん鍋を食べる予定がなかったらぶちきれているところだぜ。ギャン!
ギヴミースッポン
年の頃は幾つくらいでした?
なんでこんな奴らに恋人がいて
私にできないのか、不思議でたまらないんですが。
え?別に不思議じゃない?
だよねー。
バカだけど恋人ってことが羨ましい。
おいらに春はくるのか?
年は両方とも25以上30未満というところでした。
チャッキーさんなら直ぐにでも恋人できると思いますよ。昔、うちで飼っていたセキセイインコにも恋人がいました。ファイトです!
>takさん
世の中はうまいことできています。みんなに疎まれるバカ男には、お似合いのバカ女がひっつきます。
takさんなら直ぐにでも恋人できると思いますよ。昔、うちで飼っていたエンゼルフィッシュにも恋人がいました。ファイトです!
マジすか。
10代の会話かと。