高橋充子に会いたくて

　季節が君だけを変える。秋になりました。不思議なものでgooブログのテンプレートには、春夏冬があって秋がありません。「春夏秋と駆け抜け、離ればなれの冬が来る」みたいですね。ぜんぜん違いますね。

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　郵便局から一通の手紙が届いた。

「君の家に高橋充子っているの？君の家が村尾だっていうのは分かっているんだけど、高橋充子っている？君の家の住所で高橋充子宛に郵便物が届いているからオレッちに教えてくれよ。なぁ頼むぜ。9月7日まで待ってやるからさ」

　という文章が堅苦しく書いてあった。そしてこの女の名前。心当たりがある。この間まで一緒に住んでいた蛾に、充子って名前をつけたっけ。つけねぇよ。ノリツッコミ大成功。とりあえず郵便物の内容が非常に気になるのだが、たぶんそれをやると軽犯罪になりそうな気がするので止めておいてやる。それにしても誰なんだろう。僕がこのアパートに住んで2年と9ヶ月くらい経過する。その前に住んでいた人だろうか。

　あ、なんかこれって小説の題材になりそうじゃない？これでひとつ短編書けるよ。面白いかどうかは別だがな！