朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

景気は悪くなるのでしょうか?

2008-12-16 15:57:31 | 21世紀
景気の波2008/12/16
 テレビでは、日銀短観の(ー21)の発表を受けて、「不景気」の大合唱です。
 この短観とは、アンケートの集計で、気分の数値化というものです。
① 3ヶ月前と現在を比べて良くなったと思いますか?・・・・・A人
② 3ヶ月前と現在を比べて悪くなったと思いますか?・・・・・B人
と質問してその回答人数のA-Bの数字をー21と表しているものです。
 
 全員が景気が悪くなったと感じればー100です。
 -21とは、景気が悪いと思う人が60.5人、景気が良いと思う人が39.5人という意味です。
 金科玉条の如く景気の悪さを証明する数字ではないと感じます。

 世の中には景気に左右されない人も沢山居ます。
1公務員 2、マスコミ 3、学校の先生 4、学生 5、公共交通機関 6、農業・漁業 7、大企業の社員 8、自衛隊 9、ボランティア 10、年金生活者
 景気に左右される職業には、
    1小売店 2、中小製造業・下請け製造業 3、中小土建業 ・不動産業 4、フリーター・契約社員・派遣社員 5、タクシー 6、飲み屋・飲食店 
などがあります。
 景気に左右されない人が、日本では60%、景気に左右される人が40%と私は想像しています。
 みのもんたや古舘伊知郎などキャスターは、自分は高見の見物で、景気の影響を受けている人たちを見世物として楽しんでいるとも思えます。
 この景気の変動から守られながら、景気の対策をする努力を認めないのが、麻生総理の無策をいいつのる態度だと嫌悪感を覚えます。

 アメリカやヨーロッパは、レバレッジされたデリバティヴ商品で余裕資金を使い果たした。それで銀行の貸し出す資金がなくなり政府が資金注入する事態だそうです。
 アメリカではビッグ・スリーが倒産の危機とも言われます。
 そのため日本からの輸出が減少し不景気が予測されるとテレビは言います。
 
 ものの考え方ですけれど、もし何らかの被害を受け、資産を失くしたとします。当面は節約し不用品は買わないでしょう。しかし失くした資産を取り戻すべく、以前に倍する活動をするのではないでしょうか?
 外国がそんな活動を始めた時必要なのは、日本製の部品でしょう。
 そうすれば、まず日本の景気が良くなると考える方が順当と思いますがどうでしょう!

 乗用車やテレビ・電気製品の消費財は輸出が振るわないと感じますが、非消費財は増えることはあっても減ることはないでしょう。

 大体失くした資産とは、もともと余剰のもので、使いみちの無かったお金なのですから、金融機関は困っても一般市民は生活に困るなどの状態にはならぬ気がします。

 今、振り込め詐欺が多いと警察やマスコミが心配しています。
 頭のいい人が、貯金を沢山持っているお年寄りのお金を巻き上げているのですが、それで困ったお年寄り、家を土地を処分せねばならないお年寄りなどのニュースは聞きません。

 振り込め詐欺で自殺者が出ていないように、アメリカ・ヨーロッパの損害でも自殺者などのニュースは聞きません。余剰のお金が無くなっただけで未だ赤字のマイナスにはなっていないと考えるべきではないでしょうか?

 景気はいい時もあれば、悪い時もあります。上がれば下がり、下がれば上がります。
 常に景気の良い天国のような国はありません。また、いつも景気の悪い地獄のような国もありません。
 「人間、万事 塞翁が馬」
 「禍福は糾える縄のごとし」です。

 2008年の今、悪いところばかり見て国民を脅すのは止めましょう。
 2009年には、新たな産業も興り、新たな生産も始り、新たな生活が始まるでしょう。何の根拠もありませんが、頭のいい人が色々考えています。
 NHKのサイエンスゼロなどの科学番組を見ていますと、すごい! こんな研究してる人がいるのか! ノーベル賞は来年もまた複数人だ! と明るくうれしくなります。
 「景気が悪化する」「麻生総理では乗り切れない」のテレビは棄てましょう。


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