朝礼の話題

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デフレ脱却して新たな発展を

2011-06-20 09:10:38 | 21世紀
デフレ脱却
2011/06/17
 「何があっても日本経済は破綻しない本当の理由」三橋貴明著アスコム刊
は、読めば明るくなる本です。

 「デフレ状況にある現在の日本で、菅政権は増税を叫び、あろうことか復興税の名を借り、消費税の引き上げを図ろうとしている。これは間違いだ」
 はっきりとこう言われると気持良くなります。
 基本的に、現在の経済学と言うものは、インフレ対策として発展してきた。
 デフレに対しては、あまり研究がなされてこなかったのだ。

 インフレ対策は沢山ある。デフレ対策は必要なかったから、殆どない。
 原則的に言えば、インフレ対策のまったく逆のことを行うことがデフレ対策になる。
 日本経済が復興するために、国家が出来ることは、
 1・復興予算を策定する。
 2・日銀が金融緩和を拡大する。
 3・公共事業を拡大する
だけである。そもそも、公共事業は基本的にすべて赤字である。赤字事業は無駄というなら、公共事業はすべて無駄ということになる。

 いまは非常事態だ。政府の負債が増えても良いとハッキリ宣言し必要な予算をしっかり支出しよう。お金が回り始めた結果、やがて税収が増えるのだから、今増税にこだわる必要など、どこにもない。節約でなく、成長の方向に頭を切り替えるべきだ。
 増税にこだわれば、復興する以前に景気は失速する。ますますデフレが進む。
 復興した後、被災地から再び提供される付加価値を受け取ってくれる人が少なくなるだけだ。こんな簡単なことが、マスコミに登場する人たちに解らないのだろうか?早く目を覚ましてほしい。

 需要を国内で賄い切れなくなれば、日本はやがて経常収支が赤字に転落し、ギリシャの道を歩き始めることになる。
 供給能力を高めるために、政府はインフラを整備しなければいけない。

 デフレの今、心配しなければならないのは、供給能力が最終的に削られてしまうこと、日本の虎の子の生産資産を失うことだ。これは将来の破滅への入り口だ。

 この震災を契機として、実業を見る目が変り、金融・娯楽・教育のありかたが変り、非生産的な職業人を自衛隊に転身させることが出来るといいですね


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