朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

TPPを止めよう

2015-10-04 19:55:26 | 21世紀
TPPを止めよう
2015/10/05
 TPPは「経済連携」や「パートナーシップ協定」という名前が示す通り、単なる貿易協定ではない。人、モノ、お金などの移動を自由にして、経済を活発化さ せようという協定だ。だから取り決めは輸入品の関税だけでなく、知的財産権(著作権の保護期間など)や金融などのサービス、一時入国の取り扱い、政府や企 業との間で国際紛争が起きたときの解決方法など、様々な分野に及ぶ。
 8月現在、ニュージーランドが、乳製品の貿易拡大を求め、大幅な関税引き下げを主張し、閣僚レベルの大筋合意が出来ず、交渉は中断している。
 TPPは、グローバル経済を進める協定です。グローバル経済が理想的と考えるのは、アメリカですが、アメリカ国内でも、全員賛成というものでもなさそうです。
 アメリカは、牛肉・穀物・医薬品・工業製品などで圧倒的力を持っています。彼等には貿易しやすく大賛成と感じますが、現状変更には抵抗があるのです。
 日本は、牛肉・乳製品・穀物・飼料の買い手です。国内の生産者の保護のため高率の関税を掛けています。
 20年掛けて、関税をゼロにしようとするTPPですが、悲観した畜産業者は、規模を縮小し、国内ではバター・乳製品の不足が起こっています。
 消費者のためには、安い乳製品や牛肉は、望ましいことかもしれませんが、生産業者は淘汰され、20年後には、輸入物のみの市場になるでしょう?
 中国の海洋進出・ロシアのウクライナ国境問題で、「力による現状変更に反対する」と、安倍首相は啖呵を切り、集団的自衛権の行使を計画していますが、TPPこそ、力による現状変更そのものです。明治時代に関税ゼロの条約を改正しようと苦労した歴史があります。日本が求めて関税ゼロにするTPPは、この際、白紙撤回しましょうよ。
 インフラ輸出は、日本の将来の大きな要素になると思いすが、現在、上手く進まないのは、賄賂・裏金の要求です。日本でもロッキードから、首相が5億円受け取る事件がありました。開発途上国で大型案件があれば、それに群がる、官僚・政治家は多いのです。それらの社会環境が整わないのに、高級なTTPは、絵に描いた餅でしょう?
 現在、中国はじめ、開発途上国を動かしているのは、賄賂攻勢です。中国の爆買いも、賄賂資金のお流れです。
 これを放置しながら、理想の貿易システムなど、お笑いです。
 強い生産者のみが、繁栄し、弱小生産者が淘汰されるグローバル・システムは、東南アジアをアメリカの新植民地にするシステムです。
 ニュージーランドの反対に感謝して、TPPが成立しないことを、望むべきです。
 国営企業や民族資本は、その国で大事に育てられるべきです。既に力を蓄えたグローバル企業と差別なく戦わせるのは、その国のためにはなりません。
 グローバル・システムは、近代的だと、日本のマスコミは、批判しません。安倍首相を批判するより、その根底の強い者勝ちシステムを批判してください。日本の発展は、ジワジワ進めましょう。急激な変革は、問題を起こします。
 強い者 応援するのが TPP 賄賂放置 強い者のみ 仕事出来


最新の画像もっと見る

コメントを投稿