朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

予想と計画は別物です

2011-06-13 09:16:26 | 21世紀
予想は外れる
2011/06/10
 津波の高さも予想を超えました。地震の強さも想定外とのことです。
 自然現象でも、社会情勢でも、想定は、過去の実績と希望的観測からの推定であり、まして第三者にその想定の根拠を示す説明するとなると、実績と過去のトレンドから離れない想定になってしまいます。
 想定外の現象が起これば、対応しきれず、何が起ころうと相手任せになり、自分には当事者能力はなくなります。

 株価の予想なども素人では、必ず外れます。
 森永卓郎さんや海江田万里さんは、日経平均30,000円を予想していました。
 外国を旅行しても、買うものが無い。日本の製品は世界で引っ張りだこだ。必ず上がる。日本を信頼して日本株を買おう。こんな話でしたが当時日経平均12,000円位でしたが、そんなに下がる要素もないだろうと買ったのです。

 9,000円まで下がり、資金繰りに困り、損切になってしまいました。
 評論家は涼しい顔で、海江田さんは菅さんの後の総理大臣を狙うようです。
 何を言っても、予想が外れても、恥ずかしいも責任を取るもありません。
 評論家はいい商売で、一度すれば辞められないでしょう。

 商売も、予想が外れることも多いです。
 オーナー社長で資金も十分あれば、冒険も出来て、損しても想定内でああ面白かったと言えるでしょうが、サラリーマン社長では、予想は現状から離れられないでしょう。それで結局、新規投資は押さえて、発展しないのが安全と考えているのではないでしょうか? 
 日本の大企業が成長しない、法人税の税収は減少する、デフレが何時までも続く根幹は、そこにあるように感じます。
 国内で仮に損しても、そのお金は日本人誰かの仕事代金として使われているのですから、社会福祉・失業対策の効果もあります。新事業・新投資は、国の成長を支える大切なことだとの評価を一般的に広めましょう。

 明治維新の政策のように、官営工場を作り、商売にして民間に売却しましょう。海洋温度差発電所・バイオ発電所・活性炭活用の大規模蓄電施設・温泉からのリチウム採取工場など、民間では荷の重い開発計画を、上原前佐賀大学学長を沢山持っておられます。

 これらの官営工場を作って失敗しても社会福祉と考え、進めるのが21世紀と思います。予測は外れるのです。外れてもその効果があれば、あの西洋のお城のような世界遺産として大切にされるでしょう。


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