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果糖の取りすぎ

2016-08-27 22:27:38 | 21世紀
果糖の取りすぎ
2016/08/28
 尊敬する白澤卓二先生の投稿文です。取りすぎは何でも副作用があるのですね。
果糖(フルクトース)は蜂蜜や果実、メロンやある種の根菜に含まれる単糖である。
 グルコースに比べ血糖を上げる作用が弱いので健康的な糖質との評価もあったが、一方では中性脂肪の値を上昇させる効果があり心臓病の発症要因になると警鐘も鳴らされていた。
 現代人の果糖供給源の多くは、コーンスターチから生成される安価な甘味料である果糖ブドウ糖液糖(別名異性化糖)で炭酸飲料、スポーツドリンク、ゼリー、アイスクリーム、シリアルなどの商品に広く使われる。心臓病だけでなくアルツハイマー病や注意欠陥多動性障害などの神経精神疾患との関連性も示唆されている。
 米カリフォルニア大ロサンゼルス校のフェルナンド・ゴメツピニラ博士らの研究チームはラットを使った実験で、果糖が直接的に脳の神経細胞に作用し遺伝子発現を変容させている可能性を検討した。研究チームはアルツハイマー病や注意欠陥多動性障害などの脳疾患で発症に重要な役割を果たしている海馬と視床下部に注目。 人に換算すると1日1リットルの炭酸飲料に相当する量の果糖溶液をラットに6週間摂取させた後に迷路試験をした。その結果果糖を摂取したラット群は記憶力が低下し迷路を解くのに通常の2倍の時間を要した。
 さらに、視床下部で700以上、海馬で200以上の遺伝子が異常な発現パターンを示し、その中には代謝や細胞間のコミュニケーション、炎症の調整に関わる遺伝子が多数存在した。
 一方、果糖とオメガ脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)の両方を摂取した群では、記憶力の低下や遺伝子発現異常は観察されなかった。DHAが果糖による脳障害の特効薬になる可能性があるとゴメツピニラ博士は示唆する。脳の為には果糖を減らし青魚の摂取を増やすのが良さそうだ。(白澤卓二・元順天堂大大学院教授)(毎日新聞夕刊6/9)
糖尿病予防には砂糖を廃し果糖を摂取すべきと、私は考えていましたが、果糖には重大な副作用があることを知りました。元居た会社の従業員のお子さんに注意欠陥多動性障害が起こり、学校にも行けず苦労されている人がいました。恐らく炭酸飲料の飲みすぎからだろうと推測します。果糖は、腸内細菌善玉菌の栄養だと、推薦されていますが、取りすぎは悪い結果があるようです。この意味からもジャンクフードは敬遠しましょう。



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