朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

聴くことの大切さ

2011-06-22 09:16:45 | 21世紀
聴く技術
2011/06/22
 ダン・S・ケネディは、聴くことの大切さを、次のように書いています。
 数年前に、ある興味深い記事を読んだことがある。プロの売春婦にインタビューしたものだった。
 彼女達の多くは、常連客はセックスの為にお金を払うわけではないと証言していた。セックスをしない場合さえあると。お客たちはだれかに話を聞いてもらうためにお金を払っていたのだ。

 つい最近観たワイドショーには、課金ダイアル(ダイアルQ2)を利用した「テレフォンセックス」ビジネスでオペレーターをしている女性たちが出演していた。彼女達も同じことを言っていた。多くの得意客はあからさまなセックストークをしたがるわけでなく、その日にあったことや、仕事や家庭での悩みについて話したがると言う。彼らはだれかに話を聞いてもらうためにお金を払っているのだ。
 これは一つの例だが、心から親身になって相手の話を聴くことは稀であり、だからこそ貴重で、市場価値があるのだと私は確信した。

 日本のスナックバーでも、話を聴くのが上手なママさんの店が流行ります。
 そんな時聴いた話を他人に漏らさない人が、口が堅いと誉められもします。
 お客を立て、真剣に話の内容を理解し、相槌を打って聴くことが、スナック繁栄のコツのようです。

 私たち一般人も、他人の話を真剣に聴くことが、人間の大きさと見られます。
 テレビで観る政治家・評論家は人の話を遮り、自分の話を始めます。あの姿は人間の未成熟を表していると解釈しましょう。

 どんな人からも学ぶことがある。それを学ぼうと決めて、他人から情報を得るのだと真剣に聴けば、頭に入ることも、連想される事も多くあり、会話が楽しく有意義になると考えています。
 歳取ってくると、良い話を聴いても、忘れることも多く、記憶に残そうというのも、私が毎日作文している理由の一つです。
 本を読んでも、いつか内容は忘れてしまいます。全部覚えていたら神経衰弱になりそうですが、潜在意識のどこかに痕跡を残し、類似の経験をするとき、その記憶が湧き上がってくるようなことを理想と考えています。

 集中して話を聴く人間になれば、あらゆる場面で集中することも上手二出来、自動車や機械の運転、あるいは人付き合いで、事故など起こらないでしょう。

孔子の言う「七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」はこれかな?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿