朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

報道される側の権利は?

2005-05-26 21:13:20 | マスコミ批判
 いつも誉められているNHKの「プロジェクトX」が叩かれています。
荒れた学校を建て直す大阪での話です。関係者から「そんなに荒れていなかった。大袈裟だ」と抗議がでているそうです。毎日新聞の記事にありました。

 愛知万博に江戸時代の和時計を復元し出品する話が、1ヶ月前 プロジェクトXでありました。私の尊敬する知人が画面にでてインタビューされ答えています。「おかしい? なぜこんな風に言わせるのか? なにか意図して貶めているのではないか?」「NHKの製作方針に、いままでのプロジェクトXにあった企業立国・技術立国の応援の姿勢が薄れている。それが真面目に見ているファンの神経を逆なでするのだ」「第三者的見方をし、出演企業・出演者を貶め、誤解されるような報道をしてはいけない」 と感じました。

 和時計の動力源たる真鍮板バネの復元に関して、三宝伸銅K.K の堀山部長が出てきました。あれあれと見ていましたら、「その板バネをそのままの材質で少量造るのは難しい」と言う意味のことを言わせて製造を断らせるのです。
 そして別の企業に、バネ巻きの治具を作らせ、真鍮バネを完成させるのです。
 NHKに三宝伸銅があまり協力的でなかったのかも知れませんが、三宝で出来ない訳がない、変な話だと思いました。

 バネを復元した人達に「こう云う所が難しかった」と言わせればすむことを、別の会社にいき「難しい」と言わせ、それをその会社の技術では無理だ」と思わせる表現でした。

 噂話では、小さな事を大きく言って面白がらせますが、天下のNHKがそんな低次元では困ります。まして取材と称して訪問し、その映像を恣意的に編集し、相手を貶める印象を視聴者に与える権利(報道の自由)などありません。

 政治家の批判を受け、民間団体の戦争裁判の番組をカットしたと朝日新聞から書かれ、朝日新聞とNHKの喧嘩があっていますが、それ以前に報道の姿勢、何の価値観を伝えようとするかを明確にする記者教育が必要と感じます。

 大阪の荒れた学園の番組でも、針小棒大の報道姿勢が、取材を受けた関係者の社会的生命を脅かすような批判をまわりの人々に起こし、その原因たるNHKに抗議しても無視されるので、新聞社に助けを求めた結果の新聞報道だろうと、私は感じました。

 週刊誌・民放テレビは、NHKよりまだひどく、視聴率が上がるよう、売れるように報道しますから、報道される対象者は、その記事・番組に満足する人は一人もいないでしょう。

 私たちテレビを見る方も、話半分に聞き、100と言ったら50を想像しましょう。そして白髪三千丈の中華人民共和国の言うことは、100と言ったら1を想像しましょう。南京虐殺300,000人は何人想像したらいいのでしょう? 渡部昇一さんの説では、100人ぐらいのようです。

 今やテレビは、国民教育の1番の手段であり、子供に影響を与える1番大きな原因です。テレビ記者さん 次世代の日本は貴方の行動のままです。 頼りにしています。 松下政経塾の出身者を記者に採用しましょう。
 松下政経塾の方々、民主党政治家・民主党地方議員になるより、次世代の良い日本を作るには、マスコミのほうが効果的と感じますが、どうでしょう。20年後のNHK会長は松下政経塾OBになってもらいたいな!

 松下政経塾 第一期生の林英臣(はやし ひでおみ)さんが会長になるときが待ちどうしいなあ!

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