朝礼の話題

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TPPの行方

2016-08-21 23:03:35 | 21世紀
TPPの行方
2016/08/22
アメリカ大統領候補のトランプもヒラリーさんも、TPP反対を言っています。
TPPは、各国の主権を制限し、協定により、貿易その他の国際関係を同一にし、共通の社会にしようとするものです。EUのようなグローバル社会をアメリカーアジアで作ろうとするものです。 今回、イギリスは共通グローバル社会EUから離脱することを、国民投票で決めました。
 これでTPPの必要性も、疑問を持たれ、各国とも批准しないのではないか? と考えられます。
 グローバル社会は、文明の進化のような気持で見ていましたが、EU委員会が各国の状況差を無視し一律に法律を適用することに、各国とも反対が大きく、イギリスは離脱を選択しました。イギリスの中でも、スコットランドは、EUに残りたいと言い、イギリスからの分裂をまた国民投票しそうです。
 組織が大きくなりグローバルになれば、その意志決定機関は末端の意見と食い違うことも多いでしょう?
 三橋貴明さんは、現在のEUを「ドイツ第四帝国」と呼んでいます。関税なしでEUの国どこにでも輸出出来ますので、製造技術の高いドイツは他国の地場産業を壊滅させ、植民地のような扱いだそうです。ギリシャにも自動車製造会社がありましたが、ドイツ車に押され消滅だそうです。
 メルケル首相はドイツの過去の人種差別から、移民の無制限受け入れを表明し、これをEU全体の意志としようとしていますが、賛同を得られず、今回のイギリスの離脱になりました。
 ポーランド・チェコスロバキアなど旧東欧諸国も難民排斥に動いています。これらの国もイギリスに見習い離脱になるでしょう?
 グローバル社会は、強いもの勝ちの世界であり、弱者はギリシャのように、存在できないシステムです。 TPPも発効すれば、アメリカの大企業にのみ有利なシステムのようです。
 TPPの内容が理解されるとともに、EUの矛盾を取り込むことの危険が理解できます。 唯一の受益者アメリカが反対していることを喜び、日本もTPP反対の意志を固めましょう。
 反グローバルの国は、ロシア、カナダ、ニュージーランドなど挙げられると思います。
 グローバル賛成の国は、アメリカ、中国、ドイツです。日本では大企業はグローバル社会賛成、一般市民は移民反対から、反グローバル社会賛成のようです。
 中国人・韓国人が自由に入ってくるのは嫌ですね。