朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

無から有を生み出す

2011-01-15 08:33:20 | 21世紀
無から有を生み出す
2011/01/14
「永久運動機関はありえない。詐欺だ」とエネルギー保存の法則などと一緒に習いました。無から有を生み出す事は出来ない。手品には種があるのは常識とされています。
 三菱電機のヒートポンプは、-20℃の空気から+20℃の風を作りだすそうです。
 ヒートポンプとは、空気を圧縮すると気圧に比例して温度が上がることを利用し熱を取り出す仕組みです。我が家もエコキュートと呼ばれる給湯機器を付けていますが快調です。
 熱を取り出した高圧空気を膨張させますと冷たい空気が出来ます。これが空調のクーラーです。
 三菱の新型ヒートポンプは、コンプレッサーを2段階に使う高性能なものだそうですが、使った電気エネルギーより、取り出す熱エネルギーの方が多いそうで、無から有を生ずる夢の機械です。
 全く無から有を出すのではなく、気化熱・凝縮熱なども熱源になっているのでしょうが、外部から加えるエネルギーより放出するエネルギーの量の方が多いとは、素晴らしいことです。
 我が家では、火災予防の意味も込め、IHクッキングとエコキュート湯沸かしを付けました。以前ガス代10,000円・電気代20,000計30,000円の光熱費は、ガス代850円電気代20,000円計20,850円で済んでいます。
 機器工事料は、950,000円でしたので90カ月で元が取れることになります。
 7年半後は、風呂のエネルギー代はいらないことになり、無から有を生じることになります。
 CO2削減だ。省エネだと、強く言われますが、ヒートポンプの活用が家庭の省エネとして補助金対象になってもいいと感じます。
 
 我が工場では、天井の水銀灯をエネブライトに交換しようと計画しています。
 これは磁石を回転させるモーターのローターの周りに磁力で発光する物質の膜を張りまわした機械的なものです。水銀灯より明るく光の質も太陽光により近く電気代も3分の一です。一灯当たり、100,000円と高価ですが、LED電灯より明るいそうで、踏切ました。
 頭の良い人は沢山おられます。私たちがその方方を応援するのは、貧者の一灯と言われるかもしれませんが、その製品を使うことと思います。
 日本の進歩は我々の新製品採用に掛かっているようにも感じます。