朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

村上ファンドとシンドラー・エレベータ

2006-06-12 14:05:37 | Weblog
村上ファンドとシンドラー・エレベータ2006/06/12
  先週には村上さんが逮捕され、テレビからいつものような吊るし上げをされています。
  1ヶ月前 読売の渡邉会長が「村上に阪神タイガースを経営させない」と言っていましたが、その通りになりました。
  堀エモンのときと同じです。
  日本では、新規参入者はつぶされるのは伝統なのです。既存大企業は、談合で、新人を自分たちの縄張りに入れないようにし、その談合が悪いと批判を受けても、担当部長の首をきり、トカゲの尻尾切で本体は生き残り、恥じることもありません。
  お役所もそれを認め、防衛庁でも会計検査院でも、談合・随意契約をくりかえしています。

  シンドラー社が、エレベータ事故を起こしこれも袋叩きです。
  お役所だけが、このエレベータを使っていると非難をうけますが、談合に加わらず 安値入札して新規参入を果たしたのです。
  この事故で、もう指名にいれて貰えなくなり、大手エレベータ会社の支配する談合が普通のことになるのでしょう。
  
  自転車に乗ったまま後ろ向きに動くなんて、高校生も幼稚園生なみです。
  何があるかわからない世の中です。常に臨機応変対応出来る姿勢と動作を心がけるべきです。
  機械に対する信頼もいいけれど、思うように動かないとき全部他人任せでは、寂しい気がします。
  私たちの工場にも沢山の機械がありますが、1度段取りしたら、その通り機械が動いて良品ばかり出来てはいません。定期的なチェックと異常音・異常熱などに神経を研ぎ澄ますことから、ようやっと仕事になっていると言っても過言ではありません。

  日本舞踊をみたことがあります。どの体勢でも、重心が腰にあり、どの姿勢でも人形になりそうです。隙がないのです。何時でも次の動作に入れるような緊張感はすばらしいと、そのとき思いました。

  剣道の形や空手の形の練習も目的は、その隙の無さだと思います。
  社交ダンスだって、先生やプロの演技には、隙がないし、お茶やお花その他花嫁修業も目的はそこだ。集中して何かをするのはいいと、自動車の運転練習やパソコンの練習のとき、自分でも思いました。

  自転車に乗り後ろ向きに動くなど、隙だらけで、普通なら簡単に逃げられる状況を自分で捨てているとも感じます。

  今日の教訓
  機械を信頼するな。
  隙のない動作・緊張感のある生活をしよう。
  既存の組織は新人を排除する。
  老人・権力者を巻き込んで新しい仕事を始めよう。