そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

林隆三さん逝く

2014年06月15日 | 挽歌もどき

2014/06/15

「林さん腎不全にて亡くなれり六月はじめの不幸であった(享年70才)」

「俳優として色々な役こなし渋く自然な演技をしたり()」

「年などもあまり変わらぬと思えどももう70才になっていたのだ()」

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うなぎ

2014年06月15日 | 日めくり帖

2014/06/15

「その道に『裂きは三年、蒸し八年、焼きは一生』鰻屋は言う()」

「鰻屋が頭かかえる仕入れかな天然養殖とにかく高い(稚魚の豊漁で今年は値下がりしそう、との噂も)」

「渡る世間は丁目半目、善いと悪いは一つ置き(世の中は丁目半目があざなえる善いと悪いは一つ置きかな)」

「蠅取り紙吊るさるる店に夕日さし鰻は桶のまるみにそえり(藤本則子)」

「寿司飯に乗れる鰻はみすぼらしまむしと呼ばれるる鰻重が欲し()」

「東西で鰻のさばき異なれり東は背中で西は腹から(切腹をきらう東と腹を割って打ち解ける西)」

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安野さんの本

2014年06月15日 | 日めくり帖

2014/06/15

「なまなかな感性だけでできぬこと百人一首の上句を改作()」

「シンデレラ魔法の恋と知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな(安野光雅)」

「安野さん新しき本を出されたり皇后様の歌の本なり(『皇后美智子さまのうた』という。折々の133首に安野さんが文章と絵を添える)」

「ブブゼラの音も懐かしかの国に笛鳴る毎にたたかひ果てて(皇后陛下)」

「ブブゼラの音聞きしときベクレルも除染も知らずわれらはありし()」

「草むらに白き十字の花咲きて罪なく人の死にし春逝く(皇后陛下)」

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