そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

大碓と小碓(12 景行天皇-2)

2014年06月09日 |  / 古事記・古代史

2014/06/09

「天皇は奇麗な姉妹いると聞き大碓遣わせ召しあげこいと
(二孃子フタヲトメ:兄比売弟比売[三野の国造の祖で大根の王の娘])」

「大碓は己れ気に入り婚マグはいて父天皇へは身代りたてる()」

「天皇は違う娘と気づけれど婚はいもせず彼女ら悩む()」

「大碓は二孃子フタヲトメらと娶ミアひては各々比売に子を成せり
(1 兄比売と娶ミアひて
・押黒の兄日子の王:三野の宇泥須和気
,2 弟比売と娶ミアひて
・押黒の弟日子の王:牟宜都の君等の祖
・田部を定めた
・東の淡の水門を定めた
・膳カシワデの大伴部を定め
・倭の屯家を定め
・坂手の池を作り
・その池の土手に竹を植えた
)」

「天皇は小碓を召して大碓が顔を見せるよう教え諭せと()」

「五日後もなお顔出さぬので小碓呼び事の次第を尋ねたり()」

「小碓呼びもう言ったかと聞きたれば既に言ったと答えたり
(1 ではどう言ったかと尋ねた:
,2 朝明けに厠に入りしを待ち受けて殴って四肢をちぎり殺すと:薦コモにくるんで投げ捨てました
,3 天皇は小碓の建き荒々し心を恐れ距離を取りたり:
)」

「景行は身体大きな人なれど心はは割りと優しき人か
(1 佐本比売を愛しいんで攻撃を二の次にした:
,2 大碓に好き勝手されたが咎めなかった:
,3 小碓を恐れて遠ざけた:
)」

「言いようによれば景行いくじなしまつろわぬ人各地にありし(自分で行かす小碓に征伐させた)」

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