暇つぶし日記

思いつくままに記してみよう

モロッコの旅 (4)タジンとクスクスを何回か喰った

2014年06月19日 04時23分53秒 | 日常

 

初めての夕食から出来るだけ現地のものを喰いたいと思っていたから早速マラケッシュに着いたその晩からジャマ・エル・フナ広場 を見下すレストランの涼しいバルコニーで家人はタジン、自分はクスクスを喰った。 第一印象は普段家人も自分も作っているものと比べると想像していたほどスパイスが効いてはおらず少々拍子抜けがした。 これは一つ二つの例外を除いてそこそこのレストランで試してそうなのだから平均的なモロッコの味だといえそうで、だからそう判断するのだ。 どちらかというとバリエーションが少なくあまり印象に残るものが少なかった。 

我々はどこへ行っても大抵別々のものを注文し互いに途中で交換して味見をするからこうなるので、その後殆ど外食をすることになる旅行中には体調を壊したときには家人はホテルの部屋でヨーグルトとティー、インスタント味噌汁とパンだけということもあったけれど自分は一人であちこちのレストランに出かけて地元の料理を試した。 初めはタジンにクスクスのバリエーションをいろいろ試したけれどホテルのバルコニーで気持ちのいいフランス・モロッコ風朝食以外は昼、夜とレストランだからさすがにこれにも飽きてきて時には単純なパスタ、スパゲティー、ピザという情けなくも普通のものを喰いたくもなり、それを注文しても殆どが裏切られる結果となっていた。 スパゲティーに関しては腰などなく細いふやけたウドンなのだ。 だからそう思って我慢した。 一度昼飯に日本食もあるマラケッシュのビジネス街にある「桂」というところに行って仕出し弁当のような容器に入ったものを喰ったがそれにいたく失望してそのレストランを選んだ自分の間違いを反省した。 モロッコ、フランス、ベトナム、中国と混ざった妙なものでどこにでもある中国人が経営する平均以下の寿司の写真があったからそれを避けて仕出し弁当の白米を期待したのだがそれも無残なものだった。

写真は最終日の昼食としてジャマ・エル・フナ広場 を見下す別のレストラン、Le Marrakchi で摂った「王様のクスクス」。 これが一番旨かった。 鶏、牛肉、子羊の肉が串焼き、煮込み、蒸され、大根、人参、ズッキーニ、じゃが芋、豆、がクスクスの上に三角錐状に並べられ串の下には玉葱のチャツネが潜んでいた。 これが高価で1800円程度、その辺のレストランの3倍ほどする。