ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

ニットか、それともネットか

2011-12-11 | weblog

あなた変わりはないですか
日ごと寒さがつのります
着てはもらえぬセーターを
涙こらえて編んでます~

 

なぁんて口ずさみたくなる季節になりましたね。
朝起きて、用事を済ませないうちに編みたくてたまらなくなります。
夜は夜で、一段落したらパソコンをちょっと覗くという習慣が減り、寝る時間まで編みものをすることが多くなりました。
ネットか、それともニットか、
どっちにしようかな、の日々ですが、それでなくても忙しい12月に、毛糸で遊んでいていいんでしょうかね、私。


約一年前に、認知症が進行しないように、と、母に編み物を勧めました。
目の調子がイマイチで、とか、気力がない、とか言いながらも、人が編んでいるのを見ると編みたくなるようで、編み物作戦は成功。
全部メリヤスで編むガーター編みで簡単なミニマフラーが仕上がりました。

 

母は20年前まではセーターなどいくつも編んでいたので、残り毛糸は沢山持っていたし、私なんかと違って手つきはこ慣れたものです。色々なことが急速に出来なくなってきているるなかで、忘れていないことを発見することほど嬉しいことはありません。
二枚目の模様編みのマフラー(下)を残り毛糸で編み終えたのは今年の春先でした。

 

 

 

 

 

編み物で認知症は予防できるか?
隣りの棟の方が母宅に遊びに来たとき、彼女が、「編み物の〇〇先生がすっかりボケてきちゃって、教えるのをやめたのよ。」と、私と母の前で話しだした。内心ギクッとしたけど、手を使うことがその原因になるとは考えにくい。食べ物を含むj生活習慣や好奇心の有無などなど、様々な要因があると思うし、今後さらに研究されて、進行を抑えるだけでなく、萎縮した脳を元通りにする治療法が見つかるかもしれない。乞う期待だけど、私たちの時代では無理だろうな。
さて、母は編み図が理解できなくなり、本に書いてあることを理解し、記憶するのがもはや困難になっています。それで、「表3、裏2、、、」などと私が声高に言うのを聞きながら、毎日少しずつ進めていました。最初は私も何か編みながら、と思ったけど、双方が混乱してしまったので、終わるまでかかりっきり。大変でした。

 左は最近、母が仕上げたマフラーです。

カギ針に初挑戦!
編み棒を持つのは母だけでなく、私だって久し振りで、以前ブログに載せたフリルマフラーから、再び編む楽しさに目覚めたのです。昔は何故かカギ針編みは野暮ったい、と思い込んでいて、専ら棒針ばかりでしたが、母から残り毛糸をもらってカギ針に初挑戦することにしました。

カギ針初心者の私は、本を見ながらモチーフなどを編み初め、苦労して仕上げる度に歓声をあげ、まるで子供のように、人に見せたくてたまらなくなるのです。
友人などに見てもらうと大抵、「懐かしい~、昔よく編んだものだわ~。」と言われ、上手くなってから、もっと大作が出来てから見てもらえばよかった~、と後悔しきり、というか、恥かしくなりました。下のがその恥かしいモチーフ群です。
よ~く見ると、角がカドになっていないですね。マイ編み物の先生は「手持ちの本」なので、
わからないところは全くいい加減にやっているからです。

少し慣れてくると、おしゃれな手芸屋さんを覗いて見たくなります。
図書館から編み物の本を借りると、どうしてもそれと同じ毛糸が欲しくなるのです。
上手く編めないのは、同じ毛糸を使っていないからだ、とか思ったリし、少しずつ毛糸が増えていきました。根気がないからすぐ結果の出る小物ばかりなので、ま、いいか、と思いましたが、これが次第に増えていき、使いたくなるようなものを一つも編めないのに、糸代ばかりかさんで来ちゃって・・・。

春ごろから編み始めたので夏糸がこんなに増えました。それも一玉ずつとかの中途半端な数なので、いったい何を作りたいのか自問自答する結果に。
最近はこれに冬毛糸が加わっているので部屋のなかが大変なことになっています。

前に新宿に行ったのはこのベルトに使うワックスコードを探すためでした。

頭が入らない!
帽子を編めば赤ちゃん用?にしか見えない小ささになってしまい、別の編み方で試して見ても、それも頭が入らない!同じ号数の針なのに、どうしてなの?
もう、帽子はイヤっ!懲り懲りだわ。とは思ってもふしぎと又挑戦したくなる。
パイナップル柄の夏糸マフラーも、編み方が固すぎ!こんなんでは包帯だ~!
つまり、編み方が締まりすぎなんですね。慣れないと硬く、慣れた手だと柔らかく、って、なんのこと?と言いたくなるけど(笑)性格とかも表われるのかしら。

白と黒のコースターは娘からのリクエスト!?海を渡って行きました。

細い糸で編んだシュシュはまずまずの出来。

ガーリーなブレスレッドもブローチも、すぐに出来るから楽しいけど、自分が使うのではなく、ただ次々とひたすら編みたくなるだけ。もしかしたら没頭できるという快感と出来上がる満足感を味わいたいのかもしれません。
当然、まだ編み図を見て出来そうなものしか編めないから、わからない点を学ばないと本当に作りたいものは出来ないんですね。ほどいて編みなおしもしょっちゅうで、時々、時間が勿体なくてたまらなくなります。私の人生、四分の一は編みなおししていました、なんてなりそうだもの。

サイズがおかしい!
借りた本で水玉模様のマットを見つけ、色違いで編んでみたのですが、なぜか長方形に。
なんでだろう?理解に苦しみます。

先日はじめて駅前の手芸屋さんでのワンコイン講習に参加してみました。そこで、とっくに
知っていると思っていたことでもコツを知らないことが多いんだと気づかされました。
しかし、マットのことでは先生も、なんでだろう~と首をかしげるばかり。本がまちがっていたりとか、あるのかしら。



そして現在、
編んで、いるのは母の残り糸でのグレーのマフラー。息子に使って貰おうと思っていますが、使ってくれるかしら~。これは「編みものこもの」という本の中から見つけた三國 万里子さんデザインのコピーです。全部コピー!最初に編み方を作り出した人って尽々、すごいな~と、尊敬してしまいます。(右は手芸屋さんでもらった編み図を見ながらとっくに編み終えました)
この本の中に掲載されているマフラーがそれぞれ編んでみたくなるようなものだったので、その中で簡単そうなのを母に編んでもらおうと、からし色の毛糸で始めているところです。以前よりさらに頭が混乱してきているので仕上がるかどうかわかりません。

そんなに編みたいならあなたが自分で編んだらいいじゃない

と言われながらも健気に母にお願いしている状況です。(笑)

こういう地味な色ばかりを編んでいると無性に明るい色が編みたくなるんですね。
並行してカギ針での初めてのベストに挑戦中(難航中)です。

でも・・・先日銀座に行ったとき、デパートのマフラー売場を見て思ったのですが、どれもこれもとってもお洒落~なのでショックでした!コースターなんかワンコインショップに置いてあるし、
私が多くの時間を費やして編んだ毛糸のマフラーがやたら素朴に(カッペ風に)見えてきました。
気を取り直し、これからは素朴なものに身を包もう、と決めました。って、それって今までの私そのものでしたよね!


◆布箱のこと
すっかりブログupが遅くなりましたが、カメリア日記で教えて頂いた布箱作家の作品を注文したらこんなに素敵なものが届いたんですよ~。ふっくらと、とても柔らかいのです。
使うのが勿体なくて・・・まだ空っぽのままなんです。何を入れようかしら。

ドキドキして開けた中も本当に美しい!

一日講習、いつか受けて見たいな。

 

おまけの画像は、ウン十年近く前、学生時代に編んだ手袋です。
捨てずに取ってあるってすごいでしょう?おまけをやめておこうとも思ったのですが・・・

私が初めて、友達に教わりながら編みものをしたのが確かこの毛糸だったと思います。
マフラーを編んで、憧れの先輩に贈ったのです。初めて編んだのを人に贈るだなんて今なら考えられないですね。学生ホールですれ違ったとき、首に巻いてくれていた姿をチラッと見て「やった~!」、と思いましたが、フリンジの部分がカッコよく編み変えられていたんです!もしかして彼女の仕業か?ま、どうだって構わなかったんですけどね。永遠のプラトニックでよかったから。へへ・・・ 

で、その残りの毛糸で自分用の手袋を編んだってことなんです。
毛羽立たず、いい状態ですが、これもぴっちりな編み方でしたね。亡き父が、それを見て
「ゲロ吐いたような色じゃないか」と言っていた言葉が昨日のように思い出されます。
これは種から育てた千日紅がいっぱい咲いた秋に撮ったもので、編みものの話題も、夏糸で作っていたころにブログ投稿するはずでした。

何日もかかってやっと一つのブログ記事の終わりです。あっちもこっちも老化が進み、思うように捗りませんでした。きょうはニットはパスしてネットオンリーの日。下手な編みものを沢山お見せしちゃってすみませんでした。懲りずにまた宜しくお願します。