ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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某日某所その1.日本民藝館へ

2010-11-24 | art/exhibit/museum

昨日23日で終わった河井寛次郎~生誕120年記念展~に行ってきたのはいつだったかな。娘が滞在中の一週間の間は予定をフリーにしておきたかったので、確かその数日前だったと思います。

久し振りの日本民藝館、そしてかなり好きな陶芸家、河井寛次郎の沢山の作品に囲まれて、気持ちいい時間を過しました。この建物にいるとなぜこんなに落ち着くんだろう。知らずと求めているものが凝縮されている場所だからかも知れません。

最初に彼の作品を見たのは遠い昔でしたがほぼ時を同じくして、京都の記念館を訪れ、彼の生活様式にシビれました。どんなすぐれた作品でも、ガラス越しに見るだけじゃ全然面白くもなんともないですよね。使ってくれ~~と言っている声が、器から聞こえてくるような作品が好き。下手なお料理もお皿一枚で美味しそうに見えちゃうでしょうね。だから、好き!

日本民藝館内は撮影禁止なのですが、来月の催しのパンフがまだ出来上がっていなかったのでそのポスターだけ、知らん振りして撮っちゃいました。

建物前の白い花が、紅葉の時期とは無関係な顔をして健気に咲いていたのが印象的でした。蕎麦の花に似ていますがどうでしょう?



親の代が他界したり高齢になると、親戚が一堂に揃う機会も少なくなります。
この近くに住んでいた叔父も亡くなってだいぶ経ち、叔母ともめっきり会わなくなりました。盆暮れ時に母とお互いお礼を言い交わすぐらいなので入院していたことなどは元気に回復してから知る次第で、叔母もきっと寂しく思っているかもしれない、と、自宅マンションの前で(笑)電話をしてみました。母と同い年なのにほぼ毎日出歩く方だから、きっとお留守かも、と思っていたらいつもの元気な声が受話器の向こうから聞こえてきました。ラッキ~なこと!ちょうど渋谷へ出かける寸前だったようで、一緒に路線バスで渋谷に向かいました。井の頭線なら120円ですが、叔母は都から配給される都バスのフリーパスを持っているのです。(ちなみにわが街では無料とはいかず、年間5千円の回数券が
配給されますが。)

東急プラザ前で下車し、プラザ入口で何かのチラシを受け取りました。関係ない、と思ったけどそれが偶然叔母と入ったカフェで通用したのです。カフェ注文でケーキかサンドイッチが半額(だったか200円だったか?)のチケットでした!叔母のおごりでしたから関係ないといえば関係ないけど、でも、なぜか得した気分になりました。

久し振りの叔母とのお喋りで印象に残ったのは、叔父の優しさを幾度も口にしていたことでした。
食事をするとき
に「いただきます」と唱え、「これは誰に対して言っているかわかるか?」と聞かれたそうです。叔母が考えていたら、「それはあなたに対して言っているんだよ」と、にこやかに答えたそうです。すてきなエピソードとともに、いつまでも元気な叔母でいてほいしい、と思いました。叔母に電話してよかった!