“ヴィタミーナ”な生活

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HAPPY BIRTHDAY TO ME

2011年02月08日 | 雑記
○○年前の雪の朝に生まれた赤ちゃんもこんなに大きくなりました。

この歳になると誕生日など「あ、今日だっけ?」程度なのですが、忘れられない誕生日が私にはあります。
18歳の誕生日です。

私の18歳の誕生日は高校三年生の2月。
私は東京の西のほうの私鉄沿線にある都立高校に通っていました。
進学校ではないその高校では、男子生徒は皆4年制大学を目指していましたが、女生徒はほとんどが年が明ける前に短大や専門学校への進学を推薦で決めており、この時期に受験するのは、クラスで2~3人だったと思います。
授業は12月一杯で終わり、1月から卒業式までは週に1回の登校日がありました。
登校は強制ではなかったので、数少ない女子の受験生であった私は、家で受験勉強に専念していました。

ようやく進学先が決まったのが2月下旬。
3月の最初の登校日に2ヶ月ぶりに学校へ行きました。
教室に入ると誰かの「あ、ひめちゃんが来た。」の声とともに、女子が私の周りに集まってきました。
「どうだった?」と聞かれたので「うん、とりあえず決まったよ」というと、「やった~!!」「すご~い!!」「おめでとう~!!」「もうっ、心配させやがって~!!」の声が上がり、私の目の前にリボンのかかった箱が差し出されました。
きょとんとしていると、「せ~のっ、お誕生日、おめでとう~」
箱を開けてみると、可愛いお人形が入っていました。
「ひめちゃん、お店の前を通るたんびに、これ可愛いね~、って言ってたじゃない。」

あとから聞いた話では、プレゼントは私が学校には来ない(来れない)ことを承知で誕生日に間に合うように用意して毎週持参し「今日もひめちゃん来なかったね。大丈夫かな~。頑張っているかな~。」という会話が毎回あったそうです。
お祝いは誕生日から1ヶ月も後だったけれど、この日のことはいつまでも忘れない。
プレゼントは今でも大事に持っています。


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