“ヴィタミーナ”な生活

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大人の発表会

2007年08月02日 | 音楽
7月29日(日)に参加した「大人の発表会」。
大人のピアノだったりバイオリンだったり、フルートや歌(クラシックの歌です)、サックスなどなど。
子供に混じるよりは浮かず気楽に演奏できるだろう、と考えてエレクトーンフェスティバルを取りやめてこちらにしたのですが、思っていたより実りが多く、楽しめました。

演奏時間3分半。
この3分半のために朝早く起きて文京シビックへ行き、リハで緊張し、本番で緊張し、1時過ぎに終了。
(本番は午前中と書きましたが、結局12時半頃でした。)
帰りは車だったのですが、出てすぐに土砂降りの雨が降り出し、高島平付近で遭難しかけました。
たったこれだけのことだけれど、くたびれました。
本番は、エレクトーンがいつも使っているものと違っていたのか(外見は同じでも中味が多少違う、ということがあるのだそうです)、演奏者の脇に客席をむいておいてある大きいスピーカーのせいか、音が違って聴こえてびっくり。
エレクトーンは楽器ですが機械でもあり、「弾く」以外のことにも神経を使います。
セッティング間違えたかな? メモリー間違えたかな?と、ものすごく緊張しているのに冷静に確認(もちろん弾きながら)。
結局、何も間違っていなかったのですが、あせりました。

演奏者はもちろん大人ばかり、一番若くて大学生です。
ずっとピアノが弾きたかった、楽器をやることにあこがれていました、という方が半分。
今は大人の初心者向けの有名な曲(たとえばリストの愛の夢など)の簡単版があって、そういう憧れの曲を一生懸命練習されて発表会に臨んだという印象です。
音もしっかりとしているし、フレーズもちゃんとしている。
緊張の中にも、演奏の喜びがあふれていてました。
そして残りの半分は、子供のころから楽器に親しみ大人になってからも続けている方々。
この方たちの演奏は、聴き応えがありました。
下手な演奏家は靴を脱いで逃げ出しちゃうかも・・・
ほとんどがピアノでした。
ベートーベンのソナタ、シューマンの子供の情景、リストのラ・カンパネラ、ショパンのワルツ、幻想即興曲・・・
私たちのすぐ後の方の弾いたモーツァルトのイ短調のソナタ(K.310)。
モーツァルトは高校生の頃に散々弾かされ難しくて大嫌い!!(今でもキライ、もう弾かない、あのときに一生分弾いた)ですが、この曲だけは別で一生懸命練習した思い出があります。
ああ、ピアノ、弾きたくなってきました。
あの頃のようには弾けなくても、好きな曲をポロポロと弾けたら、きっと楽しいですよね。