日々是雑感

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ミュークルドリーミー キャラクター紹介第7回 「ぺこ」

2021-03-20 14:30:00 | アニメ

【相方、そしてルーニーのあるべき姿】
TRPG的な感覚でぺこくんを見ていると、本当に周りがよく見えている。見えているからこそ、他人のボケや周りの状況にツッコミを入れたり、乗っかったりできる。

ぺこくんはそうやって状況を積極的に転がしていって、ネタを拡大したり物語をけん引したりしている。だからこそ特別な力を持たずとも話の中心にいられる。

これはそうそう簡単にできる事じゃない。ごく稀にさむいダジャレで本当に相手を凍らせることがあるのはそのご褒美なんじゃないかとまで思うくらいだ。

そして周りが見えているからこそ、シリアスに行くべきところの見極めもできる。それがなければ28話があそこまでのものにはならなかっただろう。

状況を把握することでボケ、ツッコミを使い分けて物語を主導し、シリアスに決めるべきところではきっちりと決めてくる。ぺこくんのそんな姿に「ルーニー」というプレイスタイルの理想形を見てしまうのだ。

れいくんが合流するまで自分の性別を意識してなかった節があり、「女子トーク」などと言って「あなた男の子でしょ」ってツッコまれたのはまだしも、まいらちゃんのお尻の上に乗っかったり、「もう大丈夫やろ」とか言って女子更衣室に何の遠慮もなく出てきたのはもし擬人化したら炎上は必至。

それに最初に出てきた時から「わいのまいら」とか言ったり、まいらちゃんがぬいぐるみを「これイケメンやなぁ」と言った時に「イケメンやと」とにらみを利かせたりと、こいつ絶対彼氏気取りだぞ。

夢の中とはいえ母親から「まいらのことお願いね」って頼まれて、毎晩同衾してるだけって・・・、普通に鉄板カップルだわこの二人。