日々是雑感

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ミュークルドリーミー キャラクター紹介第5回 「南川朝陽」

2021-03-02 20:07:00 | アニメ


【これまで】
ゆめちゃんとは生まれた時からずっと一緒に遊んで、たくさんけんかもして同じ時を歩んできた。人はそれを「幼なじみ」と呼んだ。

中学に入学しても同じように幼なじみの時間は続くはず、そう思っていた。静かだったその周りが騒がしく動き始めたのは何となく入ったテニス部でいきなり試合に抜擢されたときからだ。

そこから先輩に目をかけてもらえるようになり、女子からガチの告白を受けるなど怒涛の日々が始まった。その中で自身のゆめちゃんに対する意識の変化が表れ始めていた。その変化は二人の関係の歯車を狂わせ、ぎくしゃくしたものへとなっていた。そんな時にれいくんが空の上から落ちてきたのだ。

そのれいくんのおかげで再びゆめちゃんと「幼なじみ」へと戻れた。そして秘密を共有する事でさらに強い絆で結ばれ、その周りにはたくさんの女の子たちもいる。だが自身と周りがどう変わろうがやるべきことは昔と変わらない。ゆめちゃんと共に歩み、その想いに寄り添い続けるだけだ。

クマとだって戦う覚悟で、女装さえもいとわずに。

【令和の時代に現れた昭和ラブコメ感満載の幼なじみ】
スマホの時代にあって玩具の弓矢で所在を確認した上の窓越しでの直接会話、秘密の会話と称して糸電話ってお前らの間だけ何でそんなに昭和なんだ。

「少女マンガ的な王子様」としての全体的な能力値の高さはまんべんなく活躍の場を与え、その上で唯一の男の子というアドバンテージが彼をメインステージに押し上げる。とはいっても頭脳面ではことこ先輩には及ばず、体力面でもおそらくときわちゃんには及ばない。

唯一の男の子といってもゆめちゃんとの距離が近すぎるせいか、ゆめちゃんの周りの女子からは男扱いされてない(注)ような感じさえ受ける。そこら辺がいわゆる「大きなおともだち」からのヘイトを集めにくい(注2)ところなのかもしれない。恋愛ゲームの企画として通るだろう(注3)レベルなのに。

継続が決まった以上、このシリーズでゆめちゃんとの仲がこれ以上の進展する可能性は低いと見ている。次のシリーズでどのような顛末を迎えるのか?注視していきたいと思う。





注:その周りにいない女子からは恋愛対象として見られる可能性があるわけで、【これまで】で取り上げた森村さんの一件はその象徴といえる。

注2:ゆめちゃんに一途な所やラッキースケベとか言われるような描写をしないところもその理由として挙げられるだろう。

注3:「リルリルフェアリル~魔法の鏡~」の初回コメントの時、「ギャルゲーの主人公じみてきた」なんてことを書いたが、今の朝陽君を見ると甘かったと認めざるを得ないな。