日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

カラオケについて思うこと・・・

2009-01-12 15:16:23 | 雑感
ちょっと気になった記事があるので、その話題でも。

最も不快な発明品は「カラオケ」…携帯電話などを抑え 英紙報道
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090109/erp0901090940002-n1.htm

私はカラオケを「不快な発明品」だとは思わないが、この記事で書かれている事は理解できる。場の空気を読み、雰囲気に合っていて、みんなが理解できる曲。かつ他の人とはと被らない。こんなことで悩みながら歌うのは正直苦痛以外の何物でもない。ただ私は歌える曲の範囲が極めて狭いが故に、あまり場の空気を読まずに選曲する。それで場の空気を冷やしたのは1度や2度の事じゃない。



ビールを飲みながら会話を楽しむパブにカラオケが設置されているケースが目立つ。

「楽しいのは歌っている人だけ。周りの人にとっては苦痛」
記事からの引用だが、これと似たようなケースにぶち当たったこともある。ある時、わが兄十字路の関東時代の知り合いで、私もずいぶんと世話になった方が、TRPGコンベンションのマスターとして、北海道の方にわざわざいらしたという事があった。

そのコンベンション自体に私は仕事の都合で参加しなかったけれど、その後の親睦会には私も参加させていただいた。(いつもの如く、十字路を送る為に飲酒はご法度だったが)

つつがなく1次会が終わって、2次会ということになり、カラオケボックスに行く事になった。そのときの話が「カラオケボックスでもどこでもいいから、色々語り合える場所にしよう」というもののはずだった。

ところが誰かが歌い始めると堰を切ったように、私を含めた皆が曲を入れ始め、語るどころの騒ぎではなくなってしまった。その方もこの状態なら語り合えないので帰る、とホテルへ戻ってしまった。私は「カラオケ」という話題を聞くたびに、この事を思い出して自己を悔いるのである。


これらの出来事から、私はカラオケに対する以下の教訓を得た。





・カラオケは趣味の合う人間、少なくともお互いの趣味を理解できる人間と行くべきである
つまりカラオケとはお互いが仲良くなる為のツールではなく、すでに仲良くなったもの同士が一緒に盛り上がる為のツールであるということだ。

だから仕事仲間だとか、(私には全く縁の無い事だが)合コンだとかでカラオケというのは私は全く推奨しない。

・カラオケとは魔性の機械である
前述のようにお互い趣味を理解しているのなら盛り上がることもできるが、記事にある通り基本的に楽しいのは歌っている人だけだ。周りの人にとって特にお互い色々語り合おうとしている人にとっては騒音以外の何物でもない。

だが歌っている人自身にとっては楽しいので、つい何曲も何曲も歌ってしまう。その度に周りの人間に苦痛を撒き散らしていることを考えもせずに。

仕事仲間でストレス発散の為に行く、というのはむしろストレスをお互いに押し付けあっているだけなのではないか。








こう考えていくとカラオケというのは難しいツールだな、と思う。大声で歌ってストレスを発散するという行為は理解できる。だが、それは結局ストレスを周りの人間に撒き散らすだけではないか。「みんなで歌って仲良くなろう」と言うが、聴きたくも無い歌を聴かされるのは逆に仲をこじれさせる原因にもなりかねない。

ストレス発散なら一人でやってくれ、すなわち「ヒトカラ」(一人でカラオケ)というのはそういうことなのかもしれない。

皆さんもこの機会にカラオケというツールの適正な使い方というのを考えてみてはいかがでしょう?