うん、全体に良くまとまっているんじゃないか?尻切れトンボにはならなかったし。最初の時はここまで来るとは思わなかった。きちんと化けたな。
前にロボットアニメには反動主義型リアルロボットアニメというムーブメントができているのではないかと語ったことがあった。だが、この「ゼーガペイン」を見て感じたのは、現在それとは別にもうひとつのムーブメントがあるのではないかということだ。
「セカイ系ロボットアニメ」こう名付ければいいのだろうか。世界のあり方やその中における自己の存在という一種哲学的なテーマをロボットアニメ的フォーマットに載せた作品。こういった作品の祖は「新世紀エヴァンゲリオン」に求められよう。こういった部類の作品はどうしても哲学的な論議とロボットアニメとしての爽快さの両立が難しく、尻切れトンボや論議の堂々巡り、ロボット戦闘の質の低下などが良く起こる。
翻って「ゼーガペイン」はどうか。序盤はロボット戦闘の軽さや切れの悪さに加え、展開自体にもぎこちなさがあった。だが、主人公が陽性である事で議論が必要以上に堂々巡りに陥らなかった。そしてロボット戦闘も軽さは残ったが、演出などによって格段にキレが良くなった。そのおかげで過不足無く最後を迎えられたと思う。
私はこの作品に「セカイ系ロボットアニメの理想的フォーマット作品」の称号を与えたいと思う。
前にロボットアニメには反動主義型リアルロボットアニメというムーブメントができているのではないかと語ったことがあった。だが、この「ゼーガペイン」を見て感じたのは、現在それとは別にもうひとつのムーブメントがあるのではないかということだ。
「セカイ系ロボットアニメ」こう名付ければいいのだろうか。世界のあり方やその中における自己の存在という一種哲学的なテーマをロボットアニメ的フォーマットに載せた作品。こういった作品の祖は「新世紀エヴァンゲリオン」に求められよう。こういった部類の作品はどうしても哲学的な論議とロボットアニメとしての爽快さの両立が難しく、尻切れトンボや論議の堂々巡り、ロボット戦闘の質の低下などが良く起こる。
翻って「ゼーガペイン」はどうか。序盤はロボット戦闘の軽さや切れの悪さに加え、展開自体にもぎこちなさがあった。だが、主人公が陽性である事で議論が必要以上に堂々巡りに陥らなかった。そしてロボット戦闘も軽さは残ったが、演出などによって格段にキレが良くなった。そのおかげで過不足無く最後を迎えられたと思う。
私はこの作品に「セカイ系ロボットアニメの理想的フォーマット作品」の称号を与えたいと思う。