予定通り終わったはずなのに「ウルトラマンネクサス」よりもすごい打ち切り最終回。どうしてこうなったのかと責めるのは簡単だが、急なプロデューサー変更などの話を聞くにつけ、責める意欲も無くなっていく。
1話での私のコメントを借りるなら、「大リーグボールを投げようとしたがモーション中にキャッチャーのサインがただのストレートに変わって、フォームを崩した。」というところかな。
前半のまま大リーグボールを投げおおせれば、それはそれでよかっただろうし、逆にただのストレートを投げるなら最初の段階から投げていれば問題は無かっただろう。どちらの路線が正しいとか間違っているとかではなく、両立させようというところに無理があったのだろう。
平成ライダーにはシリーズ構成が不可欠ではないかと今回も強く思った。文芸面を販促面から独立して見渡せる人材がいれば、このような無理は起こらなかったのではないか。次回からの「仮面ライダーカブト」にはこのようなことが起こらないことを祈るばかりである。