うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 タイの水害

2011-11-12 06:20:52 | 新聞記事から
           タイの水害の復習であります

 前にタイの水害について、何ゆえに青空の下延々と続くのか、収束の気配のないことに疑問を呈したのですが、昨日の朝刊記事で少しばかり納得出来ましたので書いてみます。読売の朝刊であります。
 「ニュースどれどれ」なる肩書きで、「タイ洪水青空なのになぜ?」とあります。どうやら多くの読者が疑問に思い、投書したようでありまして、それに対する解説記事と見ました。その口調は子供相手のようでもありいささか滅入りますが、分かりやすいのがなによりでありました。
 タイには雨季(6~10月頃)と、乾期(11~5月頃)があって、今は乾期に入ったから雨は降っていないんだ。とこんな調子であります。なので調子を変えます。大洪水はタイを南北に貫くチャオプラヤ川が各地で氾濫、この川は流域面積は利根川の10倍というから驚きです。そして雨季の間に上流で平年の5割増しの雨が降り、それは過去60年で最多であったそうであります。
 10月に入って複数のダムに決壊の恐れが出て、ダムから大量の水を放水しました。この話は日本でもよく聞く話でありますが、ここからが日本と違うのですね。国土が狭く、川の流れが速い日本と異なり、タイは平地が多くチャオプラヤ川の面積も広いため水はゆっくりと南に進んできて、放水から何日も日を置いて、10月下旬になってようやくバンコクに到達したということです。
 雨季に降った雨が青空の広がるバンコクを水浸ししているといった奇妙な現象は、こういう理由だよ。と締めます。なるほどなるほど納得であります。