11月9日 どうってことなき一日
考えようによっては、こんな一日を送れることは喜ぶべきでして、平穏無事に平々凡々が加味されて、これ日々好日と神仏に感謝せねばなりますまい。昨日は娘夫婦は仕事で帰りが遅く、上の孫は勤めの保育所で勉強会。そして下の孫は誕生日でどうやら友だち達に祝ってもらうらしく、夕食は結局二人だけであります。
孫も大きくなると何かと仕事とか友達付き合いなどがあったりして、一緒に夕食をとるといった回数が少なくなってきました。下の孫も就職も決まり、来年は社会人。ますます、孤立とまでは言いませんが、二人だけの生活が一つ屋根の下で、じわじわと進んで行くような気がしないではありません。
こう言っては何ですが、孫も小学生あたりが一番いいようで、まして二人とも女の子ともなると、なかなか友好的な接点は減って行くようであります。しかしこれも孫たちが成長していくことでして、素直に喜ぶのが年寄りの生き方、取るべき態度と考えたりします。
まあそんな愚痴めいた気分は捨てて、かみさんと夕食の買い物に出かけました。昨日は立冬、文字通り朝晩はめっきり寒さを感じるようになりました。となれば自ずとメニューは決まりであります。湯豆腐にしようと、鱈と牡蠣そして長葱を買い求め、お惣菜はこれで十分。久方ぶりに晩酌といきます。焼酎のお湯割り。心も体も十二分に温まりました。
言うことは何もありません。そんな一日でした。