うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その373

2011-11-06 06:14:58 | 日記

11月6日       いくらか昨日の酒が残りました

 思えば随分と酒量も減り、弱くなりました。もっともこの齢で酒量が増えてきたりしたら化け物です。いちにち万遍だらりと過ごしました。テレビが点いていても、見るで無し聞くで無し、しかしこのことなかなか、気分的にはよろしいようでして何となく心が癒されていくようでありました。
 まあこれも一つの生き方、なにかと殺伐とした世の中を斜めで見ながら、われ関せずとうそぶき、手枕で横になっているのもそう悪くはありません。おまけに一日かみさん頼みで過ごします。朝食におじやを作って貰い、昼には買い物に出たついでにカステラを頼み食します。
 夜は夜で作夜はうどんの煮込みです。まるで病人食でしてこれは付いていると申してよろしいようであります。孫たちの帰りが遅く、二人でフーフー熱いうどんをすするのも悪くはありません。「お肉はどうも」てなことを言い、つまんでかみさんの丼に入れ、お返しに葱が返って来たりします。
 まあこれも長年付き合ってきた呼吸でありましょう。食事を済ませて二階に上がり、早々と床に入ります。うとうとしている耳に階下で娘や孫の声が聞こえてきます。かみさんが何か呟きながら部屋を出て行きました。