観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「多重下請」「保険」「相続」「農業」「医者の給与」「解雇規制」「国民年金」を考察する予定。

3月23日読売新聞・産経新聞チェック(経済)

2018-03-24 12:55:04 | メディア
続いて同じく3月23日付け読売新聞・産経新聞から経済について気になったことを言及。

FRB3か月ぶり利上げ(読売新聞3面・11面)。FRBのパウエル議長によると、物価の低迷は携帯電話など一時的な要因によるものだそうです。最近、自動運転車が気になって「「自動運転」が拓く巨大市場」(日本総合研究所 井熊均著 日刊工業)を買ったのですが、82p~90pに「相対的な魅力の低下」という一節があります。都心回帰の流れ・携帯電話の伸張に車は負けたという指摘ですが、86pに「携帯電話を含むネットワーク技術が他の技術にとって罪なのは、携帯電話だけで10兆円もの市場を奪っておきながら、こうしたニーズを受けて他の市場の製品やサービスを買い叩く手段を提供したことだ」とあります。巨大な携帯電話市場(だけでなくPCのサービスの伸張も影響しているかもしれません)が、もっとも安い商品を選ばせて競争を激化させていることもデフレの主要な要因のひとつかもしれませんね。これは消費者にとってプラスですから、流れを止められないと考えると、それを前提に各種対策をせざるを得ないんでしょう。価格を含めたもっとも質の高い商品が売れる流れが一巡したら、この傾向は止まるのかもしれませんが、この傾向に逆らうような投資(質の低い商品・サービスを売ろうとするような動き)は全く無駄に終わるんだろうと思います。米景気自体は大型減税で押し上げられるとの見方が多いそうです。そうだとしたら(ただし利上げは米株価を押し下げる要因のようです)、アメリカに投資した人が勝ち組でしょう。利上げが進むと通常ドル高になりますので、必然的に円安になります。今後どうなるかは知りませんけれども。

電動三輪車インド疾走(読売新聞8面)。インドでEリキシャなるものが急速に伸びているようです。日本でこれを販売するのはテラモーターズ - Terra Motorsテラモーターズ - Wikipedia>によると、テラモーターズ (Terra Motors) は、日本の電気自動車製造会社で、二輪・三輪車などの製造・販売を行っている。正式商号はTerra Motors株式会社。本社は東京都渋谷区に置かれ、バングラデシュ、ベトナム、フィリピン、インド、ネパールにも支社が置かれている。売上の9割以上が海外での売上を占め、従業員比率も外国人比率が9割を超えている。日本では珍しいグローバル完全競争下で事業を行うベンチャー企業。2016年には別会社としてテラドローン(株)を設立。・・・グローバル企業は外国人ばかりが早道なのかも?電気自動車は注目されますが、実は今までのところはそれほど伸びてはいません。既存のインフラはガソリン車なので、そのインフラを使えるハイブリッド車がエコカーとして一番強いのが現状です。インドでは自動車普及率も伸びていますが、多分インフラが未発達なので、新しい技術が伸び易い環境にあるとも考えられます。所得水準や環境の問題もあって、電動三輪車が伸びていると考えられます(元々軽自動車(タタやスズキ)が強い国柄です)。必要は発明の母という奴で、必要が技術を急速に発達させるところもありますから(技術先行も強い時は強いと思いますが)、インドで発達した独特の技術が世界に普及する可能性すらあるかもしれません。気になるのは、電動車で環境を本当に改善するなら、発電所の環境改善に取り組まねばならないことです。

積水ハウス監査役増員(読売新聞 10面)。気になって検索しましたが、最近東京では地面師なる昔の犯罪が横行しているようですね。空き家が増えていることに注目したのかもしれません。土地の価値が高い東京で行われていますが、対策がとられれば地方に波及する可能性もあると思います。今は技術の発達で書類やハンコの偽造も簡単になっているようです。プリンタには紙幣偽造防止機能がありますが、免許証など身分証明書を偽造されない仕組みも必要かもしれませんね(参考:独立行政法人 国立印刷局 - 偽造防止技術を必要とする製品)。後、3Dプリンタでハンコを偽造されないようにするのも必要でしょう(話題の3Dプリンターでの実印偽造は可能か? 実印のおすすめ情報と人気ランキング)。欧米はサインの文化ですから(欧米では印鑑ではなく、サインの習慣がありま・・・ yshoo知恵袋)、3Dプリンタでハンコの偽造は想定していないと思いますが、3Dプリンタで危険なものを造れるという話はずっとあって(銃だけじゃない 3Dプリンターでつくると逮捕されるモノ10 2014年05月13日13時00分)(よく言われるのは銃ですが、樹脂製で強度は?死ぬの?という話ですし、弾薬の問題もあるようです)、やはりこうした技術の動向には目を光らせておく必要があるんだろうと思います。そこにあるいはビジネスチャンスもあるかもしれません。短期的には(抜本的対策がとられない、あるいは存在しないなら、ずっと)監査役のプロがいて地面師に強い不動産業者が人気になる可能性もあると思います。特に不動産取引が活発で甘みのあるところは要注意でしょう。

エア花見(読売新聞 16面)。偽モノでいいの?という残念な気持ちもありますが、花粉症や場所取りが嫌なんでしょうね。何とも現代的な気がします。広まったら、混雑緩和していいんですかね?

仏国鉄が大規模スト(産経新聞 7面)。マクロン政権が試練に直面しているようです。国鉄の赤字体質を改善しようと改革したら、大規模ストをやられたようです。フランス政治はよく分かりませんけれども、マクロン氏は旧来左派とあまり関係ないようです(共和国前進 ウィキペディア)。日本は国鉄民営化の経験がありますし、改革が成功したらフランス経済は強くなるような気はしますね。最近JRで負け組みのjr四国が四国電力や日本郵便四国支社といったインフラ系会社と協力するというニュースがありました(鉄道・電力・郵便で協力 JR四国など、商品開発や情報発信 日経新聞 2018/3/14 22:01)が、赤字が垂れ流されるのを分かっていて放置はないかなという気はしますよね。最近国際ニュース:AFPBB Newsを見るようになって、結構面白いというのもありますし、自分の中でフランスの注目度は高いですね。

徳島の急傾斜地農耕世界農業遺産に認定(産経新聞(愛媛)26面)。世界農業遺産・日本農業遺産:農林水産省ってあるんですね。コト消費の流れでアグリツーリズムの最終兵器になるかも?


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