観測にまつわる問題

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旧軍の公娼問題と世界記憶遺産(歴史戦)

2018-03-24 17:08:54 | 日記
中々決定的な打開策が無かった慰安婦問題ですが、こういうアイディアはどうですか?

日本は慰安婦(Comfort women)なる訳の分からない用語を使うのは止め、公娼(licensed prostitute)に呼び変える訳です。慰安婦は日本語の用語で別に資料から用語を抹殺しようという意図はないですし、慰安婦合意を書き換える意図は全くないのですが、1970年以降に従軍慰安婦という言葉が創られていますし、何よりComfort womenなる言葉が何か日本が特殊なことをしたかのようなイメージがあってよろしくない訳です。

旧軍のlicensed prostitute問題があると認めれば説明は非常に潔いものになります。これは実際にあるんですから。そしてそれ(licensed prostitute)はアメリカでは嫌われているようです。あるものを否定したかのような印象を持たれないようにするにはこれしかないんじゃないでしょうか?アメリカ人皆に慰安婦問題の専門家になってもらう訳にはいきません。韓国は変わらないでしょうが、国際的な問題にならなければ、日本としてはまぁそれでいい訳です。

慰安婦(ウィキペディア)を見ると、日本に公娼制度廃止の流れが無かった訳ではないようですし、事実は淡々と認めた方がいいはずです。

慰安婦合意で話は終わるかと思いきや、彼の国はエンドレスで続けるつもりのようです。ですから、sex slaveガーって海外で広めまくっているところに日本人や日系人が出向いていって、Comfort womenは日本語の直訳で要するにlicensed prostituteで明快な史料をもってこれこれこういう状況で反省してますしもうやってませんと一々説明して回ればいいと思うんですよね。そうすると、逆に彼の国の人々の方がいや強制連行ガーと20万人ガーと嘘の説明を説明する立場・日本の主張を否定する立場・歴史修正主義の立場に追い込まれる訳です。licensed prostituteがsex slaveというならそう言われるのも仕方ありませんねで、そこはやっきになって否定せず、あくまで日本の立場としてはlicensed prostituteだと説明する訳です。

こういったことは慰安婦合意に反しません。日本の立場を説明しているだけですから。

研究も史料に基づくまともな研究だったらお金をだしてもいいと思います。それは事実をただ説明することの助けになるはずです。何ならlicensed prostituteに関する国際的な研究を支援してもいい訳です。それで日本の制度がどうなのか客観的に見てもらえるでしょう?

日本は歴史を否定したいのではなく、歴史においては事実をありのままみてほしいという立場がいいはずです。事実に基づくストーリーはこれはもうどうしようもありませんが、それでもフェイクニュースを流されるよりは大分マシだと考えます。

ユネスコ世界記録遺産の登録の問題ですが、参考4 ユネスコ記憶遺産事業ガイドライン(抄録)(文部科学省)を見ると・・・

>1.基準1:年代
>絶対的な年代それ自体によって文書が重要なものになるわけではないが、全ての文書はその時代の産物である。いくつかの文書は、特にその時代(それは危機であったり、社会的な又は文化的な重要な変化であったかもしれない)を想起させる力を持つ。文書は、新たな発見を表現していたり、あるいは「その種のもので最初のもの」でなければならない。

Comfort womenは日本の言葉を直訳したものですから、最初というか唯一のものだと言い張られるでしょうが、要するにlicensed prostituteですし、フランスが近代公娼制の起源のようですから、この基準だとフランスになるはずです。私娼は人間の歴史と共に始まると思いますし、公娼も古代中国(周)でも古代ギリシアでもあったようですから、人間の歴史と共に始まったと言えると思いますが、性病対策と軍隊慰安で近代公娼制を確立したのはフランスで、そもそもが軍隊での性の問題を解消するために創られたのですから、多分ですが、戦地にも連れて行っているのではないかと思います。戦場でレイプを防ぐためです(そんなことがあったら現地の統治が難しくなります)。

不思議なのは南京大虐殺です。虐殺の起源が日本で南京なはずはありません。有り得ない話なんで、取り消してもらえないんですかね?

>4.2.6 最後に、以下の事項もまた考慮されることになる。
>希少性:当該文書の内容や物理的性質が、その類型や時代の希少で残存する例であるか?。
>完全性:自然物理的に媒体が残っている限りで、当該文書は完全なものか、あるいは部分的なものか?。当該文書は改変されているか、損傷されているか?。
>脅威:当該文書の存続は危機にあるか?。仮に安全だとしても、それを維持するために警戒が必要か?。
>管理計画:保存と公開の適切な方針を伴った、文書遺産の重要性に鑑みた計画が存在するか?。(脚注:良い計画とは、文書遺産の重要性の表明を含み、公開と保存に関する方針と手続きを挙げ、保存のための予算を定め、保管に必要な高度な専門的知識・技能と施設をリストアップするとともにそれらの維持方法を説明し、当該材質の物理的環境(例えば、空調、温度、湿度、棚への置き方、安全)への詳細な配慮を記載し、自然災害への対処方針を含むものである。)

希少性はないと思います。幾らでもlicensed prostituteに関する史料はあるのですから。これは近代公娼制に限っても同じだと思います。

脅威は全くありません。日本も記録を抹消しませんし、韓国も当然記録を抹消しないはずです。多分。連中が改ざんの誘惑に負けなければ。まさか自分で改ざんしておいて、存続の危機にあるとか主張することはできないんですよね?ともあれ、改ざんを見抜くテクニックはこれから必要になる可能性はあると思います。

偽書(ウィキペディア)は筆者の子供時代は特に書店に置いてあったり(勿論極一部ですが)、時折話題になっていたように思います(ホルホルしているそこのあなた!あなたの祖国も同じです)。今でも偽書説の話はたまにありますし、やっぱり警戒はしてしまいますね。資料で言えば、写真の摩り替えもよく指摘されます。日本が「歴史修正主義」の立場に立たず、積極的に事実を認める立場を明らかにすれば、仕事も捗りやすいんじゃないだろうかと思います。

ウィキペディアの記述で知ったのですが、偽書は英語でforgeryといい、贋作も含むようです。美術品には価値がありますから、どうしても偽物を創ろうという奴が現れるんですよね。漫画で言えばギャラリーフェイク(細野不二彦 小学館)が有名ですが、筆者が昔(一時期)読んでいたのはゼロ(愛英史 (著), 里見桂 (イラスト) 集英社)です。共に古いんで本屋にはないと思います(ギャラリーフェイクは2012年に東日本大震災に絡めて発表された特別編を収録した33巻が2016年に出ており、これのみわりとあると思います)。滅茶苦茶長いんで、全巻一気読みはお勧めしませんが、暇な人は時間潰しにどうでしょうか?

南京大虐殺も同様に希少性はないと思いますし、脅威もないと思います。日本は事実なら幾らでも協力する姿勢を貫いた方が局面を打開できると考えます。これが筆者なりの歴史戦の戦い方の結論ですね。


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