観測にまつわる問題

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棚上げはずっと以前に中国自身が放棄している

2013-01-27 00:47:16 | 日記
尖閣棚上げ支援を 米紙、オバマ政権に促す(MSN産経ニュース 2013.1.26 17:27)

>同紙(※ワシントンポスト)は領有権の主張を「数十年間棚上げしてきた」中国が、昨年の日本政府による尖閣国有化で「扇動行為の口実を得た」と経緯を説明。

全然違う。中国は尖閣体当たり事件の時も滅茶苦茶扇動したし、そもそも近年日本の実効支配地域への侵入を増やし挑発を繰り返してきている。これは中国の経済軍事の伸張が背景にあって、アメリカが西太平洋から撤退し、中国と太平洋を分け合う気でないならば、日本との協力はそもそも必須なのであって、アメリカが日本のためにボランティアでやっているとかそういう類の問題ではない。取材ぐらいちゃんとした上で、正論を言ってほしい。大体が国有化しなければ、都知事が購入することになったのであって、そうするば、もっと中国は騒いでいたに違いない。国有化で口実を得たなんて意味の無い見方に過ぎないのであって、国有化しなければ良かったというなら、今からでも上陸常駐するので、アメリカにも協力してほしいということだ。そもそもワシントンポスト紙のような見方が存在するから、中国はアメリカや日本が引くのではないかと期待して調子にのるのであって、本当はさっさと実効支配を強化してしまった方が、中長期的に見れば、日中関係は安定するに決まっている。ハッキリ言って控えて欲しい。

>有事に至れば、オバマ大統領は日本を軍事支援するかどうかの「選択を迫られかねない」と警鐘を鳴らした。

日米は安全保障条約を結んでいる。アメリカは基本日本を軍事支援するはずであって、しないのであれば、さっさと日本から撤退するしかない。詐欺行為に当たるので、速やかにお金も返還しなければならないだろう。台湾あたりなら、軍事支援するかどうか「選択をせまられる」のかもしれない(実際はかつて支援した)が、日本の場合、それはないだろう。

棚上げにするとか言ったところで、安倍政権にできることはない。全く無い。喧嘩を売ってきたのは間違いなく中国なのであって、侵入してきた側が撤退する他、緊張緩和する道は全然ないのである。中国が挑発を止めることが棚上げ状態ということなのであって、何時までも中国が挑発を止めないなら、アメリカも協力してさっさと実効支配を鉄壁にして中国の望みを断った方が良い。でなければ、何時までも続くだろう。

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