観測にまつわる問題

政策中心の政治ブログ。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」を考察予定。

ジャニーズ問題

2023-09-14 06:42:05 | メディア
ほんこん氏が「ジャニーズ問題」に関して、何故その時に言わなかったの?と言っているようです(ほんこん、ジャニーズ問題めぐる“後出し”に不快感「なんでその時に声出さへんかったの?」 yahooニュース スポニチ 9/13(水))。

皆(証拠がないだけで)薄々知っていたと思いますが、言い出すきっかけとかなかったですよね。不同意性交罪と不同意わいせつ罪の施行でジャニー喜多川氏の行為がこれからは犯罪となったのは、一つのきっかけでしょう。

ジャニー喜多川氏の性加害は問題だったと思いますが、必ずしも違法と言えないことは注意されていいんだろうと思います。問題は何故立法が遅れたかですが、タレントが被害者でもあり、ジャニー氏にプロデュースされる受益者でもあったことも一因でしょう。

気になるのは、ジャニー喜多川氏の生前に性加害で反旗を翻すタレントが出てこなかったことです。これはタレントとしての将来性が無くなることを恐れてのことでしょう。それだけジャニーズ事務所の力が強かったということで、この問題はこの業界の権力構造にメスを入れないと終わりません。

事務所がタレントを不当に搾取したなら、タレントは事務所を移って対抗できるべきなんですね。ただ事務所もただ搾取していた訳ではありません。若手を抱き合わせ販売(バーター)とかで育成していました。これがタレントが事務所に逆らえない一因ですが、抱き合わせ販売自体が違法でもあります。

これからの日本は若手の育成のためであっても、違法な手法は採るべきではないのではないかと思います。番組制作の責任者が事務所の都合でタレントを選ばされるのではなく、番組のクオリティを上げるため、自由にタレントを選べばいいはずです。

あるいはそれで、計算できない若手のチャンスは減る可能性もあります。しかし、若手タレントには若いという動かしようもない価値もあります。そもそも若い内は学業という本業もあって、食いっぱぐれもありませんし、元々違法のバーターを取り締まることに問題はないんじゃないでしょうか。

「雉も鳴かずば撃たれまいに」ほんこんさんが所属する吉本も絶大な力を持ち、バーターで有名ですよね?芸人さんの後輩イジリは果たして視聴者が見たかったものでしょうか?視聴者が望んでいるなら、問題はないでしょうけど、人気芸人とのバーターでやっているだけなら、終わっていいと思います。

視聴率のとれる人気芸人は変わらずテレビに出るでしょうが、事務所等の意向で後輩芸人が出ることはないのかもしれません。もっと(人気芸人が出演する)もっと面白い企画があるかもしれませんよね。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
立法がない中、ジャニー喜多川氏を追及しにくい空気 (管理人)
2023-09-19 03:44:24
爆笑問題太田氏が「生きているときは罪をおかしていたのに契約していて、認めてやり直そうとなったら打ち切り始めるあべこべ、日本社会による私刑」とスポンサー企業を批判しているようですが、私は素直に頷けません。元々犯罪ではないですからね。被害者は(ジャニー喜多川氏によって売り込まれる)共犯者でもあって、ジャニー喜多川氏はテレビもある意味支配していたので、生前に追及する気運もありませんでした。今からでも再発防止に動くことは間違いではないのでは?その過程でタレントのイメージが悪くなるのは(受益者でもあったので)止むを得ないでしょう。

ジャニー喜多川氏を追及する動きが生前にあったら良かったんでしょうけど、文春だけでは弱過ぎると思います。最大の問題は、事実を告発する被害者を干す事務所と事務所に逆らえないテレビ局でしょう。つまりジャニー喜多川氏の性加害を容認できないタレントが事務所を移ってもチャンスがあれば、追及する気運も生まれた可能性があると思います(芸能界自体に枕営業の疑惑はあって、自浄作用を働かせるのは中々厳しかったと思いますが、裁く法も出来ましたし、これから浄化していくべきでしょう)。

(日本がLGBTに厳しいという)国際的な勘違いがあると思いますが、日本は元々BLに寛容な文化があって、ジャニー喜多川氏の犯罪も半ば商品になっていたような気はします(良く分かりませんが、苦痛に歪む美少年を想像できて嬉しいのような?)。今でも事務所を擁護するファンは少なくないでしょう?そんな中、政治がジャニー喜多川氏(や悪徳テレビマン)を裁くための立法に動くのは厳しい状況があったようには思います。

若い内は苦労をしろ、丁稚奉公、血と汗と涙の甲子園の類の文化は日本をある意味支配していて、若者の給与が低いのもその流れがあるでしょう。それも高齢者が少ない社会では機能したのかもしれませんが、医学の進歩で今となっては持続可能ではないことは明らかになってきているとは言えます。守るべきは(罪の無い)日本の若者であって、悪徳中高年ではないはずであり、若者が悪徳文化に染まる前にどうにかするべきです。
返信する
アンタッチャブルなカリスマ (管理人)
2023-09-25 08:41:03
【一刀両断】上沼恵美子、ジャニーズ問題で「歯向かうことはできない」「仕事なくなるもん」(ライブドアニュースhttps://news.livedoor.com/article/detail/25045550/ 2023年9月24日)

アンタッチャブルなカリスマでしたしね。法律でズドンと行くか、逮捕が嫌なら不法行為を止めろと警告するしかなかったのかもしれません。地位を利用した性交の「強要」を止めるのは新法が必要だったにせよ、児童福祉法等の違反は何とか出来た可能性はありますね。衆院で質問があったようですが、見事に黙殺された格好です(私も衆院で質問があったこと自体、知りませんでした)。警察/検察が逮捕しなかった理由は分かりませんが、テレビ業界と敵対するのが怖かったのでしょうか?政治も献金等なく癒着はしていないと思いますが、安易にテレビ業界と敵対するのは憚られたと思います。
返信する
なんちゃって中小企業の事業承継 (管理人)
2023-09-26 22:21:57
《ジャニーズ性加害問題》ジュリー氏「代表取締役残留」は相続税支払い免除のためだった 国税庁関係者は「被害者やファンを馬鹿にした話」(https://bunshun.jp/articles/-/65873?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink 文春オンライン 2023/09/20)ジャニーズ事務所が事業承継しているのも不正を承継しているのかと思いますが、中小企業(資本金1000万円)なのも、事業所承継税制の適用を受けるためであり、中小企業としての優遇を受けるためかなと思いますね。なんちゃって中小企業を優遇して、資産を無駄に貯めこませて日本経済に何のプラスがあるんですかね?大体、サービス業の場合、従業員数が100人以下が中小企業のはずです。ジャニーズ事務所の従業員数は100人を超えていると思われ、どういう操作で中小企業認定されているのか不思議に思っています。
返信する
公然の秘密であったジャニー喜多川氏の性加害の何が問題か (管理人)
2023-10-09 09:02:20
元Jr.が証言「噂レベルなんてことは絶対あり得ません」ジャニー氏の性加害が広がった背景を検証【報道特集】(ライブドアニュース 2023年10月7日 https://news.livedoor.com/article/detail/25127825/

まぁ社長が広範囲に社員に対して性加害すれば、知らない社員はいないでしょうね。東山社長は少なくとも知っていて黙認したということです。

セカンドレイプがどうこうではなく、東山氏本人に性加害があったかも重要な情報だと思います。本人にあったら、知っていたということですから。無かったというなら、何故自分には無かったか考えることでしょう。ジャニー喜多川氏の目には魅力的でなかったからでしょうか?東山氏が対象年齢にあった時、まだ性加害を行っていなかった可能性も考えられますが、ジャニー喜多川氏が児童に対してだけ、性加害をしていたのかも疑問があります。売れたらしないんでしょうか、売れた後もしていたんでしょうか。タレントの方々も将来がありますから、洗いざらい喋れと言いませんが、犠牲者への補償は必要ですし、関与していた(社長単独犯のはずがありません)社員は補償会社に残って、新会社で「セカンドレイプ」をすることを防ぐ必要はあるでしょう(手引きした社員が反省もせずタレントと接すること自体、タレントにとって精神的圧力になり、性加害の体質を引き摺ることになります。ただ、ジャニー喜多川氏は高齢で亡くなっています。何時までやっていたかの疑問が無いとは言えず、全盛期に手引きした社員が今、どの程度残っているかは分からないところはあります(社員も性加害をしたとの情報もあって、有り得る話です)。

後はメディア工作(揉み消し)です。不祥事を揉み消した社員をそのままにする訳にはいきません。新会社がまた不祥事を起こし、揉み消すかもしれませんから。また事実を無かったことにされた犠牲者の怒りも小さくないと思います。これもまた存在そのものがセカンドレイプと言えると思われ、反省しない等ありえません。

児童性加害を広く行ったジャニー喜多川氏をヒトラーに例えると、アイヒマンやゲッペルスがいるだろうということですね。それだけ広範囲に継続的にやっていたとされます。この問題は単なる一企業の不祥事に止まらず、大量で継続的で組織的な法令違反が明るみに出た事件と言えるはずです。

これだけ広範囲に継続的に性加害を行ったとなると、「公然の秘密」であることは勿論、「掘られて一人前」で社長の性加害を許容する文化があったろうと思います。同意しているならいいのかということですが、権力の不当な行使や男性への性加害は犯罪になりましたし、児童への性加害は当時も犯罪でした。
返信する

コメントを投稿