観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「北方領土」「農業」を考察する予定(未定)。

沖縄での海自の主導的役割に期待したい

2018-07-08 23:30:15 | 政策関連メモ
陸自や空自は勿論ですが、特に海自に沖縄で頑張ってほしいんですよね。前にも離島奪還の話で書きましたが。

陸自は最大規模の人員を抱えますし、国際貢献の要でもあり、本土防衛・災害対応の主軸でもあると思います。海洋国家といえど人間は陸の生き物です。

空自は航空機が強い現代で宇宙関連の話も絡んできます。最新鋭兵器がらみは空自多いですよね。

海自は潜水艦は重要ですが国情で打撃力がなく、艦隊戦は元々滅多に起こらず、ミサイル迎撃は陸上からの方がコスト面で有利でしょう。イージス艦は重要だと思いますが、前線に出て強力なレーダーを使うとか、電磁波の放出に配慮するとかいう使い方になるんだろうと思います。正直今ひとつパッとしない感じが、代表を国会議員に送ることに繋がっていないのかもしれません。

まぁ米国と戦った主軸が海軍だったというのはあるかもしれませんが。アメリカが気にしているとか、海自が気にしているとかあるんでしょうか?

米軍ではアジアにおいてもっとも前面に出ているのは海軍だと思います。アメリカインド太平洋軍には代々海軍大将が就いているというじゃないですか。南シナ海にも出張りますよね。米大陸の国が太平洋を渡って活躍しようとなれば、海軍になるのでしょうが、太平洋には島も多く、陸上に実際に上がって戦争までは中々考えにくいところもあろうかと思います。逆も然りが少しややこしいですが、日本の立場でも太平洋関連は海自が本来やるべきでしょうし、旧軍(海軍)は島嶼部も含めてやはり太平洋での戦いを担当していました(東南アジアは陸軍)。

沖縄は陸軍だったかもしれませんが、太平洋方面を東に向かう可能性は考えられない今、沖縄を海自がやらずしてどんな仕事があるのかとは思いますね。南シナ海も出張ってきている勢力が核武装勢力なので、日本が何処まで主戦力でやれるかビジョンが見えません。陸軍は沖縄戦で正直良いイメージもありません。佐藤議員も最初は離島防衛に懸念を示していたような記憶があります。離島に立て籠もり、鉄壁で撃退は中々難しいでしょうし(そこまで行ったら航空優勢がとられています)、やっぱり海は渡っての作戦主体だと思います。揚陸艦は重要で陸自に需要は大きいでしょうが、潜水艦を考えずに揚陸艦は使えません。潜水艦はヘリでも対応できるかもしれませんが、やはり餅屋は餅でプロは海自になります。海自も陸上兵力や航空機は持てます。

空自の航空優勢は極めて重要でしょうが、あまり陸上の作戦を含んで空軍主体は聞きません。専門に特化のイメージがあります。

アメリカでは離島奪還は海兵隊で海兵隊が鍛えたのが陸自らしく、どうもややこしい感じがありますが、やっぱり海を渡っての作戦の中心は海軍関連じゃないでしょうか?特に島嶼関連ではです。東南アジアは小さな島嶼部も多いですが、日本本土もそうですが、それなりの大きさの島が結構あって、陸上部隊は極めて重要です。沖縄本島はそれなりの大きさの島ですが、まさか沖縄本島に立て籠もって戦うことを想定している訳じゃないと思います。

米軍は米軍でバランスはとれているんでしょうが、日本は三軍がいい感じにしのぎを削っているように見えません。バランスがとれてこその統合運用で、上手く行ってないのだとしたら、海自に焦りもあるのかもしれません。自分のところに手一杯で余裕がなければ、協力しようと中々ならないのではないでしょうか?

海自は海保の影に隠れているようにも見えるんですよね。実際の戦力は比較にならないでしょうが、活躍の場、露出度が違うような気がします。

陸自は現実的な話として半島有事も考えるべきかもしれません(米朝対話はありますが、備えをしない訳にはいきません)。国民の命を守る上でミサイル関係も重要です(大陸間弾道弾は空軍かもしれませんが、それはまずありません)。天災が多い日本で本来の任務外ですが、露出も多い。幾らでも仕事はあるんじゃないでしょうか。


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