観測にまつわる問題

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空のバイオ燃料SAF

2023-09-14 13:58:13 | 資源エネルギー・環境
日本航空 次世代航空燃料「SAF」使用で運航へ NY定期便で1週間(NHK 2023年9月14日)

植物などを原料とする次世代の航空燃料と言いますと、森を切り開いて農業をやったりしたら、逆に環境破壊になるのでは?と思ってしまいますが(バイオ燃料に関する議論)、LC(ライフサイクル)での排出量が85%以上削減されるとも言われます(サプライチェーン全体での カーボンフットプリントの算定・検証等に関する背景と課題 経済産業省 2022年9⽉22⽇)。SAFの原料は廃用油、第1世代バイオエタノール(コーン、さとうきび等)、⾮可⾷原料(ポンガミア、微細藻類、第2世代エタノール(古紙等)等)、ごみ(廃プラ等)、CO2、⽔素と各種類型があって、85%削減の数字は目安に過ぎないとは思いますが、それは兎も角、環境に配慮したエネルギーに一定の目途が立っているのも確かなのでしょう。

バイオ燃料は自動車の分野では、石油業界等が推すETBE配合バイオガソリンと、環境省等が推すE3の2種類の導入が進められているようです。

トヨタはバイオ燃料で走る小型ハイブリッド車をブラジルで生産するとも。

日本では自動車分野のバイオ燃料の導入は遅れているような印象はあります。トヨタが全方位で環境対応するのはいいと思うのですが、日本国も全方位で環境対応するべきなのかもしれません(選択と集中等と言って、水素に期待し過ぎている?)。先端分野は何が成功するか事前に分かりませんから(それが分かっているなら、研究する必要は無い訳です)。航空で導入が進むなら、思ったより自動車(や船)もいけるんじゃないでしょうか。

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